ロンドンの中心部ウェストミンスターWestminsterにある英王室の教会。
2022年9月にエリザベス女王の国葬、2023年5月にチャールズ国王の戴冠式が行われた。英国教会の首長は、ヘンリー8世の時代にローマカトリック教皇から分離し、国王。(理由は、イングランド国王の離婚をローマ教皇が認めなかったこと。王権と教皇権の争いの結果)。
王冠は神の代理として、教会の中で主教から戴冠される。
11世紀にエドワード懺悔王が建設し、戴冠した。以降、歴代国王はここで戴冠式を行い、結婚式を挙げ、永遠の眠りにつく。王室関係者以外にも、政治家チャーチル、探検家リビングストン、科学者ニュートンなどイギリス史の主要な人物が埋葬(墓地としては満杯)され、記念碑がある。7世紀初めに創建、増改築が行われたゴチック建築は、世界遺産(文化遺産)に登録された。
ツアー客は、南西の入口(矢印)から、セキュリティチェックを受け、入場。
大回廊の中庭。隣のウェストミンスター宮殿のヴィクトリア・タワーが見える。
回廊の床の御影石には、名前と生年月日、死亡年月日が刻まれている。お墓だ。
回廊の床の御影石には、名前と生年月日、死亡年月日が刻まれている。お墓だ。
お墓がぎっしりの回廊。
西入口から東へ続く身廊(しんろう:入口から主祭壇に向かう中央通路)
西入口から東へ続く身廊(しんろう:入口から主祭壇に向かう中央通路)
戴冠式の椅子(1308年以降、歴代王が即位式で座る、樫の木製)
入口にある英国無名戦士(第一次大戦でフランスで戦死した身元不明の兵士)の墓
身廊には、ニュートンの近くにホーキング博士(1942-2018)。
身廊には、ニュートンの近くにホーキング博士(1942-2018)。
聖歌隊席。
ここでエリザベス女王の国葬が行われた(写真2点はロイターより)
南北の回廊とクロスするところに、主祭壇がある。
定時になったら、観光客にも黙祷を呼びかけるアナウンス。
南翼廊(POET'S CORNER:詩人のコーナー)
ヘンリ7世聖母礼拝堂(主祭壇の東側)
北翼廊 (北入口)
南翼廊には、詩人のコーナーと呼ばれ、多くの文学者達の墓や記念碑がある。
ルイス・キャロル(1832-98)「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」。
シェイクスピアの記念碑もあった。
チャールズ・ディケンズ(1812-1870)「クリスマスキャロル」
キップリング(1865-1936)「ジャングルブック」
長い歴史を持つ英国民にとって、大切な場所だと理解した。
長い歴史を持つ英国民にとって、大切な場所だと理解した。
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