昼前に輝くんが来てくれて、一緒に綾部駅に鍋先生ご夫妻を迎えに行った。鍋先生はテイケイの高花会長の紹介で知り合い、いつも僕のことや綾部のことを気にかけて下さっている。4年前にも来綾され、そのときに一人新聞を勧められ、「源太郎新聞」として発行することになった。
どういう方なのか、何度か説明を聞いてもなかなか理解できないのだが、早稲田の商学部で大学教授をしながら、30年ほど前に「鍋ゼミ」という志ある若者のための塾を開かれた。紀伊国屋書店の創業者や本田宗一郎氏らの援助によって始まったらしい。
そのゼミからは財界、政界、マスコミなどに数々の人材が輩出されており、変わったところでは宮本亜門や叶姉妹という人たちもいるということだった。今回は小浜の商議所青年部の招きで講演に赴かれる途中で、綾部に立ち寄っていただいた。
駅から、京都新聞綾部支局に行き、支局長さんと話をした。前任の半田さんから新しい後藤さんという方に代わっておられた。鍋先生は地元の新聞社などから、講演する土地の情報収集をされる。
その後、ホテル綾部に行き、町井社長と歓談。町井さんのJR時代の部下と鍋先生が面識があるそうで、「よろしく!」という伝言を伝えに行かれた。
夜は丹州社主催で、「青年リーダー養成講座」ということで、ざっくばらんに組織論についてみんなで語り合い、学問的考察を加えていただいた。
組織があって魅力あるリーダーが生まれるのではなく、魅力のあるリーダーがいて、組織ができるそうだ。組織を作ることや組織を直すことよりも、自分自身にいかに魅力をつけるか、それが重要だとおっしゃっていた。楽しく意見交換ができ、綾部のこれからについてもいろいろと議論を深めることができた。