朝9時から、ユニセフ全国事務局長会議の二日目。今日は意見交換やディスカッションが中心だった。
14時に終わって、品川駅に向かうと、駅前に従業員解雇による労働争議で有名になった京品ホテルあり、東京ユニオンとノボリを掲げて、街頭演説とビラまきをしておられた。
毎日やっておられるようだが、ビラ配りの方々は元気がなさそうだった。
帰りの新幹線で、ずいぶん前に長岡さんに借りていた『フューチャリスト宣言』(梅田望夫、茂木健一郎共著、ちくま新書)を読んだ。
アップルやグーグル、ユーチューブの出現は、人類が“言葉”を手にしたのと同じくらいの意味を持つと書いてあった。
インターネットは、現実の地球に加えて、仮想の地球を作り出した。人類の可能性を2倍以上に広げたことになる。
“ギャップイヤー”(空白の年月)という考え方も面白かった。日本人は経歴の空白を嫌うが、欧米ではむしろ数年間の空白期間が重視されているそうだ。
ダーウィンはビーグル号に5年ほど乗り、ヘミングウェイも10年ほどヨーロッパを放浪したそうだ。
ダイアナ妃の息子のウィリアム王子も、“ギャップイヤー”を南米でボランティア活動をして過ごしたそうだ。
引きこもりの若者たちもある意味、“ギャップイヤー”を過ごしていると言える。
知識よりも考え方を養うことによって、ビジョンを生み出す人になれる。そういう力のほうがこれからは求められる時代になるそうだ。
そう考えたら、ポジティブな考えを持てる。ネガティブな考え方は何もプラスにならない。シリコンバレーでは、みんながポジティブな思考をして、新しい発想を生み出しているそうだ。
東京での二日間は、またいろいろなことが勉強になった。リラックスしながら、脳を動かすことができて、リフレッシュしてきた感じがした。