朝から雨。なぜか、大学の講義の日は、昨年から雨が多い。
今日は「グンゼ創業者・波多野鶴吉」についての講義をした。
大学を卒業して社会人になったばかりの頃、伯父が市民新聞に連載した『宥座の器』の取材の手伝いで、グンゼの教育訓練課や昔の工女さん、丹陽教会、綾部史談会の皆さん、波多野家の方々などにお話を聞いて回った。
詳しく調べていくにつれ、グンゼの創業理念、鶴吉翁の経営思想は、綾部の素晴らしい“宝”になると実感した。
綾部に鶴吉翁の思想を研究するセンターを置けば、世界から多くの方々が綾部を訪ねて来られるのではないだろうか?
夫人のはなさんをモデルにした連続テレビ小説をNHKに作ってもらえないだろうかとも思っている。
キーワードは、“郡是” “一株株主” “学校” “正量取引” であり、『至誠』を貫かれた鶴吉翁の経営思想が、綾部から世界に羽ばたく大企業を生み出し、いまだにその地位を保持しているのだと思う。
このキーワードは、NPOの運営においても大いに参考にできる。
夜は、雨で消防の指導員訓練が中止になった。おかげで、最近時間がとれていなかった情報交換の場を持つことができた。