四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

地方分金

2012年03月27日 | 京都府議会

 研修2日目。午前中、墨田区にある《墨田区総合体育館》を見学した。

 約90億円をかけて、2年ほど前に新築されたそうだ。屋内温水プールやトレーニング設備の利用料金は、綾部市の水夢とほぼ同じか安いくらいの金額だった。

 こちらは敷地が国有地で、国から無償貸与を受けているそうだ。
Dscf4345 Dscf4350 Dscf4352 Dscf4354 Dscf4357  次に、六本木ヒルズに行き、地下六階にある発電システムを見学した。
 森ビルと東京ガスで会社設立し、自らガス発電して電気を供給しているとのことだった。

 首都直下型地震の際でも、最低3日間は電気を送ることができるシステムがあった。

 「六本木ヒルズは、人が逃げ出すところではなく、人が逃げ込む街」だと担当者がおっしゃっていた。
Dscf4369  最後に屋上の“田んぼ”を見せていただいた。

 通常は見られないらしい。

 港区唯一の“田んぼ”だそうだ。
Dscf4379 Dscf4384 Dscf4385  2日間の視察を通して、東京都区内の自治体は、地方から想像ができないくらい豊かだということを再認識した。

 東京23区は所得制限なしで、子どもは中学3年まで医療費が無料、千代田区は高校3年生まで拡大し、他も追随しているらしい。

 幼稚園、保育園の保育料も様々な優遇策がある。

 こういうことは資金が潤沢にあるからできることであって、何か不公平感が拭えなかった。

 地方を豊かにする財源は、中央にいっぱいある。

 それを再分配することが、日本人をどれだけ豊かにすることなのか、これをこれからもしっかり訴えていきたい。

 「地方分権」は甘い。「地方分金」だ、もっと分け前を地方によこせ!と強く感じた。


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