8日㈭、夕方から綾部市を健康長寿の町にするためのプロジェクトについて、関係者の方々と協議。
9日㈮、9時30分から綾部高校の入学式にPTA会長として出席し、祝辞を述べた。
春爛漫の今日の佳き日に綾部高校にご入学された皆さん、誠におめでとうございます。
また、保護者の皆様におかれましても、お子さんと共に受験を乗り越えられ、今日のご入学を迎えられましたこと、心からお祝いを申し上げます。私も昨年、息子が入学いたしましたが、受験が迫ってもいっこうに勉強しないことに夫婦で悩まされ、自分の受験より、やきもきいたしました。皆様のご心労とお喜びも、お察し申し上げます。おつかれさまでございました。
さて、綾部高校は明治二十六年四月十四日に開校した一二八年の歴史を持つ学校です。最初は今の由良川キャンパスのところに学校が建てられました。
京都の府立高校では洛北高校、鴨沂高校、須知高校に次いで四番目に古く、京都府北部では最初に誕生した高校です。
開校当初は「高等養蚕伝習所」といって、蚕を育てて「絹糸」を作る技術者を育てるための学校でした。それゆえ、綾部高校の校章は蚕が食べる「桑の葉」をかたどったものになっています。初代校長はグンゼの創業者・波多野鶴吉であり、波多野校長は開校の三年後、一期生が卒業を迎えた明治二十九年に、その卒業生の就職先として「郡是製糸株式会社」を創業されました。
現在では、糸は石油などから作る化学繊維が世界でも七割以上を占め、「絹糸」はほとんど使われなくなってしまいましたが、明治の日本が一番外貨を稼いだ最大の輸出品目は「絹糸」でした。
戦後は「自動車」や「電化製品」が日本の輸出の花形に変わり、トヨタや日産、パナソニックやソニーが日本を代表する企業となりましたが、戦前はそれがグンゼでありました。このグンゼの礎を築いた綾部高校の卒業生には、近代日本の発展に大きく貢献したという誇りと気概がありました。
一方で、歴史は日々変わり、私たちは変化し、成長していかなければなりません。毎年毎年、こうして新しく入学してくる皆さん方こそが綾部高校の主役であり、皆さん方の活躍によって、新しい綾部高校の歴史が紡がれ、伝統となります。
最近、BSテレビで「THE名門校 日本全国すごい学校名鑑」という番組を観ました。その日は、群馬県立高崎高校の特集でした。高崎高校は、綾部高校創立の四年後、明治三十年に開校し、福田赳夫、中曽根康弘という二人の総理大臣も輩出している群馬県随一の名門校です。綾部高校は「アヤコー」と呼ばれていますが、高崎高校は「タカコー」ではなく、「タカタカ」と呼ばれています。ライバルの県立前橋高校は「マエタカ」と呼ばれ、群馬県では「タカタカ」と「マエタカ」が競い合って良い成績を挙げています。
この番組を観てから、私は綾部高校のことを「アヤコー」ではなく、「アヤタカ」と呼ぶようにしています。そう呼ぶだけでも、学校が新しくなった気がします。綾部高校は立ち止まっていてはいけません、常に進化を求めて変化していかなければなりません。
新入生の皆さんには、綾部高校一二八年の伝統を打ち破り、アヤタカ生の、アヤタカ生による、アヤタカ生のための新しい綾部高校を創造していただくことを期待しています。
私も三十年前に綾部高校で学んだ卒業生の一人ですが、綾部高校は昔から、良く言えば「生徒の自主性に任せる」、悪く言うと「自分から動かなければ、何もしてくれない」という校風があります。私たちの時代とは違って、今は先生方も手厚くフォローされるとは思いますが、自由がある代わりに、受け身では何もしてもらえない学校です。多少の行き過ぎは若さの特権であり、自らの意思でどんどん動いてください。PTAはどんなときにも皆さんの最大の理解者であり、応援団であります。私たちも皆さんと共に高校生活を楽しみ、皆さんの夢の実現をバックアップいたします。
新入生の皆さんの今後ますますのご活躍を祈念し、入学式にあたってのお祝いの言葉とさせていただきます。
令和三年四月九日
綾部高校PTA会長 四方源太郎
新入生の皆さんが充実した高校生活を送れるように、PTAとして精一杯バックアップしたいと思っています。
入学式終了後、PTA入会式で挨拶し、学級委員の選び方について説明した後、すぐに京都に向かった。
12時半から議員団会議に出席。コロナ感染予防についての京都府からのメッセージの出し方について、議員団会議で発言した。
時短要請が亀岡以北の京都府北中部には出ていないが、知事の自粛の呼びかけは全ての地域に同様に影響しており、北中部の飲食店はお客さんが激減している。地域を区分けして呼びかけできないのなら、府内全域で時短要請してもらって協力金をもらった方がマシだ、という声が増えている。府は呼びかけを区分けするか、全域に協力金支給をするのか、ハッキリさせてほしい、と府の担当部局に強く要請した。
また、先日、福知山市内で個人的に飲食したということで、府職員の行動が新聞に掲載されたが、私的な行動の内容や陰性だった職員の情報まで発表するのはやりすぎではないか、厚労省等で問題になっているのは法に基づいた時短要請が出ている地域であるからで、そうでない地域でのことを京都府が発表したことについては、それでいいのか今後検討してほしいとも要請した。
13時15分から農商工労働常任委員会の正副委員長会を開催。13時半から全員協議会に出席し、現在のコロナの感染状況と100億円超の専決予算について古川副知事、野本総務部長から説明を受けた。
終了後、農商工労働常任委員会を開催し、専決予算の内容について質疑。
夕方、綾部に戻り、17時から20時頃まで来客あり。
再開してお送りしたげんたろう新聞・第147号の内容についての質問や様々な地域課題について意見交換した。げんたろう新聞への応援寄付をいただき、新聞配達も町内で引き受ける方がなければやっても良いと嬉しいお申し出もいただいた。