夕方、営業所を出発して某駅へ向かっていた。あるバス停を通過しようかと思った時… バス停の前に立っているビルの玄関から、一人のおばさんが飛び出してきた。私がやや強めのブレーキでバス停に止まって扉を開けると、おばさんは乗ってきてカードを通した。
さて、私が扉を閉めて発車しようかと思った時… おばさんが出てきた玄関よりも、さらにバス停から離れた位置(もしもおばさんがいなかったら、私は自信を持って通過していた位置)に立っていた女の子4人がダラダラと歩いてきたのである。私が「まさか…」と思いつつ再び扉を開けると、なんだかんだ喋りながら乗ってきた。そして一人目の子が千円札を持って「おつりを…」と言ったので、私は千円札投入口を示しながら「ここへ入れて下さい」と言った。釣り銭は800円なり…
すると二人目の子が「子供なんですけどぉ~」と言ったのである。私は「先に言わんかぁ~!」と思ったけれど、「すいませんね」と言いながらマイ財布から100円玉を取り出した。そして、二人目も千円札を持っていたので、「このボタンを押してから入れて…」と教えてあげた。三人目と四人目は“子供用の土日切符”を購入した。
考えてみれば… 一人目の子は「おつりをもらわなきゃいけない」ことばかり考えていて、「子供です」と言うのを忘れてしまったのだろう。きっと私と同じで、一つのことを考えていると、他のことに頭が回らない単細… あ、失礼。それは私だけですね。ハハハ…