バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

♪目と目で通じあ、うぅ…

2010年12月19日 18時54分33秒 | バス運転士

お昼ちょっと前、某駅の待機場所にバスを止めて休憩していた(ただボォ~ッとしていた)。私は長椅子に座り、壁面にもたれて、大きな窓ガラスの外を眺めていた。

すると、歩道を歩いていた若い女性が、真っ直ぐこちらへ向かって来たのである。私は「たまたまロータリーを横切ろうとしているだけなのかな? それともバスについて何か聞きたいことがあるのかな?」と思いながら彼女を見ていた。

彼女はジッとこちらを見つめたまま、何やら嬉しそうな恥ずかしそうな… そんな表情を浮かべながら、とうとう窓ガラスのすぐ外までやって来た。私は「まさかの知り合い? 以前、お見合いパーティーで一緒だったとか!?」などと考えながら軽く会釈をした。

が、が、が、彼女は前髪をチョイチョイッといじっただけで行ってしまった… なんだぁ~! カーテンの代わりにフィルムが貼ってある窓ガラスを、鏡として使いたかっただけなのか… そして、たまたまその視線の先に、よく勘違いするオッサンがいただけということか… なぁ~!