一昨日、バスレーンくねくね路線を走っていた。途中の信号待ちで、お婆さんが「○○停には行くのかねぇ?」と言ったので、私は「はい、行きますよ」と答えた。するとお婆さんは「ミキティ(仮称)へ行きたいんだけど…」と言ったので、私は「ミキティ!? ちょっと分からないんですが…」と答えながらも、「何処かにあったなぁ… 何処かで見たよなぁ…」と思っていた。
お婆さんは「(○○停よりも二つ手前の)△△停は行くのかねぇ?」と言ったので、私は「はい、行きますよ」と答えながら、まだ「ミキティ… 何処に… ついさっき見たような…」と思いだそうと必死だった。その間にもバスは走り続け… 私は「あっ! そうだ。さっき、逆方向へ走っていた時、○○停付近の信号待ちで“ミキティ”を見たような… 最初、お婆さんは○○停と言っていたんだから、多分そうだろう」と考えていたのだが…
結局、私はお婆さんに声を掛けられず、△△停で降りるお婆さんを見送ったのであった… 私は不親切な運転士だろうか… しかし、確信が持てなかったので言えなかったのだ… そう自問自答しながら、その後、再び○○停付近を通ったところ… ありました! 私が見たと思った看板が… そこには“シルビア(仮称)”と書いてあった。「おいおい、全然違うじゃん… ミキティとシルビア… 一文字も一致していないのに… どこでどう間違えたら同じだと思えるのか…」と、自分のバカさ加減に呆れながらも「声を掛けなくて良かったぁ~!」とホッとした私であった…
追伸 その後… かなり経ってから“ミキティ”を思い出した。そして、地図で調べたところ、○○停よりも△△停の方が100mほど近かったのである。めでたしめでたし…