バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

いつものバスじゃない

2010年12月17日 20時43分39秒 | バス運転士
たまに「バスが変わってる…」と、ガッカリしたような運転士の声が聞こえる。時には「バスが変わっとるがやぁ~!」と、怒っているような時もある。普段から何も考えていない私は「バスなんて何でもいいじゃん」と思っていたのだが… 最近、その考えがちょっとだけ変わった。


一つは、乗り心地の悪いバス(古いバス?)に長時間乗っていると、腰がドヨォ~ンと痛くなることが増えたからである。だから、いつもは新しいバスに乗れる勤務なのに、何らかの理由(修理など)で古いバスに変わっていると… その気持ちが分かるようになった。が、私以外の運転士には、もっと高度な理由があるような…


もう一つは、台数が少なく滅多に乗ることがない“3枚扉(前が乗り、中と後ろが降り)のバス”に乗る場合に、「扉の操作を間違えるから嫌だな」と思うようになったことである。


ほとんどのバスが2枚扉(前が乗り、中が降り)なので、バス停到着時に右手を伸ばして2本の“扉開閉レバー”に触れれば、ボケな私は「1本は前扉(実際は中扉)、もう1本は中扉(実際は後ろ扉)だな」と思ってしまうのである。


そして私の「お待たせ…」と同時に中扉が「ピィー!」と鳴き、前扉の外に立っている乗客は「どうした?」と変な顔をして… そこで私も慌てないように心掛けているけれど、「突然、私の“あたふたスイッチ”が入ってしまうかも!?」という不安を抱えていることに変わりはない。