バスレーンくねくね路線の市内中心部、終点の一つ手前で… 3~4人目に降りた男性がカードを提示した。しかし、それは紺色のような黒っぽいカードで、何処かのクラブの会員カードのようにも見えた。
私は「財布から間違えて出してしまったのだろう」と思って、車外スピーカーを通して「お客さぁ~ん」と呼んだ。が、私の声が聞こえないのか、男性は振り向かなかったので、もう一度「お客さぁ~ん、カードが違いますよぉ~」と大きな声で呼んだ。
すると、その男以外の人たちが一斉に振り向いたにもかかわらず、肝心の男だけはまったく反応することなく地下へ消えて行った… その男が“耳栓”をしていたわけではない。明らかに私の呼び掛けを無視して行ったのである。私はバスと乗客を放置して追いかけるわけにもいかず…
今後は、不審なカードを見た瞬間にサッと取り上げようか!? いや… それでは、単純に“うっかり”だった場合に申し訳ないし… これは、運賃後払い制の宿命であると諦めるしかないのだろうか…(終点だったら追いかけますよ!)