雨の日、バスはいつも以上に遅れることが多い。昨日の朝も例外ではなく、途中で10分以上も遅れてしまい… 「申し訳ございません」と「ご迷惑様でした」の繰り返しであった。
ほとんどの乗客は、いつもと変わらぬ表情だった(と思う)けれど、中には「何でこんなに遅れてくるの!?」とでも言いたそうな“明らかに怒りの表情”を見せる人もいた。が、実際には何か言うどころか、私の方を見ることもなかった。
つまりそれは… バスが遅れて来たことに対して怒っているけれど、運転士に文句を言ったところで何も解決しない… だから、その怒りを何処へぶつけていいのか分からずイライラして… と思われる。このようなお客様の気持ちを放っておいて「お客様満足」なんて言ってられない!
そこで私は「ピコッ」と閃いた。そのような場合… バラエティー番組などで使われる“ピコピコハンマー”を運賃箱の横にぶら下げておいて、帽子の代わりにヘルメットをかぶった運転士の頭を思いっきり「ピコッ!」「ピコッ!」「パコンッ!」と…
いや、待てよ… ここはひとつ、いつもは“お客様と接していない”人たちがヘルメットをかぶって、特に遅れる路線のバスに同乗して「ピコッ!」「ピコッ!」「バキッ!」と“お客さまの愛のハンマー”を受けて… もしもヘルメット部隊の人数が足りなければモニターたちも…
これでお客様も少しはスッキリ! それを見ている運転士もスッキリ!? すべて丸く収まるのでありました。なぁ~んて、酔っ払いの戯言みたいになってしまいましたが… 名案でしょ? ハハハ…