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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

適性診断の進歩!?

2011年05月28日 18時41分00秒 | バス運転士
先日、「何年かに一度、適性診断を受けなければならない」ということで、何年か振りに行ってきたのだが… 前回までとは少し“進歩(?)”していて驚いた。受付で申し込みをすると、バーコード付きのカードを手渡された。待合室で待つこと数分… 診断開始予定時刻になり、同じ時刻に予約していたと思われる7~8名が別室に案内された。


左右が見えないように仕切りを付けられた席に着き、パソコンの画面と向かい合った(そういえば、某結婚情報サービス会社で女性のデータを検索する席もこんな感じだったなぁ…)。そして、カードのバーコードを読み取らせてヘッドホンを装着、あとはマウスを使って画面の指示に従ってクリック、クリック、クリック…(様々な年齢の人が診断を受けるので、まずは“クリック”の説明から始まった…)


前回までと同じ方法の検査もあったけれど、変わっていたのは… 「画面の左から右へ一つの数字が変化しながら動いていくのを見て、その数字がどう変化したか順に答える(例えば4→7→2というように…)」動体視力や、「画面の中心に一つの数字が一瞬だけ現れると同時に、周囲8方向の内の2方向に円形が現れる(その円形が中心から離れている場合もある)ので、それらをすべて答える」周辺視野など…


また、CGを使ったゲームのようなものもあった。「交通ルールを守りながらバスを走らせて、危険を回避できればいいもの」だと思うのだが、これが意外と難しかった。まず最初に練習があり、車幅感覚の目安も教えてくれるのだが… いざ走り出しても、そればかり気になって前を見ていない私は… 制限速度を超過するし、左折レーンから直進しそうになるし、赤信号を無視しそうになるし…


検査が始まっても私の運転はぎこちないままで、バスは左右に細かくフラフラするし、車線変更でウインカーを出し忘れるし(言い訳=ウインカーのスイッチがハンドルの裏側に付いていて、そういうのに慣れていないから…)、ブレーキの感覚が分からずに停止線のかなり手前で止まってしまったり…(この検査の前に「CG画面で具合が悪くなる人のために“他の検査方法”もある」と出ていたのだが… 痛恨の選択ミス… 次回はそちらにしよう!)


すべての検査項目が終了すると、パソコンの画面が最初に戻り… 席を立ってカードを受付に返却した。すると「◎◎バスさんは… 検査結果を会社の方へお送りするので、今日はこれで終了です。お疲れ様でした」と言われた。その事務所にいた1時間とちょっとの間、人との会話は受付時と終了時の二言三言だけ… 前回までと比べて“人の香り”がほとんどなくなっていて… 時代の流れを感じてしまった。