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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

バスが言うのよ、バスが… 「もう辞めたい」って…

2012年12月02日 16時50分50秒 | バス運転士

昨日の午後、この半年で数えるほどしか担当したことがない路線を「久しぶりだなぁ~」と思いながらA駅へ向かって走っていた。そして、次は終点の2つ手前のB駅となった時に降車ブザーが「ピィーッ」と鳴り、私は「次、とまります」と答えて上り坂をブ~ンと… その時! 突然「ピー、ピー、ピー、ピー…」と何かの警告音が鳴り始めた。

私は「えっ、えっ、えっ、えっ…」とプチパニックに陥りながら、運転席周りのランプ類を目で追った。すると“スロープ板”という文字の上にある赤ランプが点灯していたのである。私はすぐに左ミラーを見たが、車椅子用スロープが収納部から飛び出している様子はなかった。

「ひょっとして… スロープ板収納部の蓋が開いてしまったのか? もしもそうだとしても、ちょっとやそっとじゃスロープは飛び出さない!」と私は自信を持って… とはいえ、左ミラーをチラチラ見ながら次のB駅停まで走った。なぜ“自信を持って”そう思えたのかというと、私が午前中にスロープを出す時に“苦労”したからである。そして手袋が真っ黒になってしまっていたからである。

B駅停で降車扱いを済ませてから運転席を立ち、中扉の下にあるスロープ板収納部の蓋を確認… 案の定、開いていた。私はそれを「パタンッ」と閉めて「今朝10時過ぎに車椅子の人を乗降させる時に使ったけれど… 閉めた後に手で蓋を軽く引っ張って確認したんだけどなぁ… しかも今頃になって開くとは…」と半信半疑のまま運転席に戻った。幸い、その後は何もなかった。これに関しては…

約2時間後、日が暮れてすっかり暗くなった某所で休憩時間を迎えた私はバスを降りて… その時! バスの後ろが赤々と燃えて… 否、尾灯が点いているのに気が付いた。私は「あぁ、ひょっとして駐車灯かも… 営業所へ戻ったらスイッチの位置を聞いてみよう」と思った。

それから約2時間後、営業所で先輩運転士に聞いてみたところ「これってブレーキランプじゃないの?」という話になり… 整備の人に来てもらったのだが、簡単に直せる状態じゃなかったようで… 「明日、改めて修理します」と言われ、さらに「バスに駐車灯なんてありませんよぉ~」とも言われてしまった。

いつからブレーキランプが点灯したままになったのか分からないが、とにかく事故につながらなくて良かった… ホント、それだけは…。。。最後に、整備の人が「以前ならば廃車にしていたようなバスを使わなければいけないから、今後もいろいろと出てくるかも…」と言っていた。あらら… そうだよなぁ… バスも運転士も年を取るとガタが出てくるからなぁ~ あ、私は元々ガタガタでしたね。ハハハ…