月に一度の運転士ミーティングでは、バスの事故や運行ミスなどのドライブレコーダー映像を見せてもらっているのだが… とてもショッキングである。近年は“衝撃映像”と名の付いたテレビ番組や、インターネットの動画サイトなどで見ることもあるのだが… やはり身近な映像は衝撃度が違うような気がする。
それは、これまでに自分が何度も走ってきた&今後も走り続ける道路… 見慣れた風景の中で起こっているので、本当に“他人事とは思えない”“明日は我が身”と感じるからかもしれない。また、それが自転車や歩行者の絡んだ事故となると… 言葉も出ない。
そして、それらの映像を見ながら“どうしたら防げたか?(たまに防げない事故もあるけれど…)”“どういう点に注意して運転したら良いか?”“どんなに美しい女性が歩いていても、わき見運転をしてはいけない(?)”などを確認しているのである。
後になってみれば、誰もが“あんなことしなければ”“こうしていれば”と言えるのだが、その時は… なかなか… ねぇ… みんなはそれを分かっているので、比較的軽度の事故映像を見ながら「あぁ、分かる分かる!」「そうそう! やっちゃうよねぇ…」と声があがることもある。
しかし… あの私の後退接触事故は… みんな「アホか!」と思ったに違いない。後退しながら、後ろではなく、女の人を見ていたんだから… ある上司から「男の性だな」と冗談っぽく言われたけれど、違いますからね! その女の人が好みのタイプだったとか、そういうんじゃありませんから!
どっちへ向かって歩いて行くのか分からない… その妙な動きに気を取られたんだからね! だから、あれが男性でも同じことに… って、言えば言うほど「だったら止まっとけよ!」って、後になって思うんだよねぇ… あぁ、思い出し笑ぃ… 否、反省!