バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

目と目があったその時に…

2013年12月07日 15時59分36秒 | バス運転士

完全弊社のバスは“運賃後払い”だったので、乗客と目が合うことは少なかった記憶がある。運賃精算時には、せいぜい横顔を… 前扉から降りていく時には、背中とお尻を…(ゴホン、ゴホン!) が、半弊社のバスは“運賃前払い”なので、乗客は正面を向いて乗って来るので、自然と顔を合わせてることになる。昼間のお年寄りの大半は、私の方を見て「お願いします」と言ってくれる。

しかし、通勤通学客の(あくまでも個人的な感覚ですが…)95%は、運転士の方なんて見ていない。私が「ありがとうございます」と言っていても、運転席に人間が座っていると思っていなかったりして… しかしまぁ、それは会社や学校へ行くために“仕方なく乗っている?”のだから仕方がないことかもしれない。

また、残り5%のうちの3%くらいの乗客は私の方を見て「お願いします」「おはようございます」などと言ってくれる。あるいは、言葉は発しないけれど“軽く会釈”してくれる。そんな時、私はとても嬉しくなる。砂漠のオアシス、掃き溜めに鶴、松井にも良心…???

さて、残りの2%は… 私の方を見て「・・・・」、見て「・・・・」、ただそれだけ… ではない! そういう人の目付きは、なぜか鋭いのである。途中のバス停の場合、私も「バスが2~3分遅れているから、怒っているのかな?」と思ったりもしたのだが… 始発地点のバス停でも同様の人がいるので、決してバスの遅れが原因ではないようだ。

私を睨み付ける理由は、まったく分からないのだが…(あっちこっちで恨まれるようなことをやってるんじゃないのかぁ~???) その鋭い視線は、小心者の私のハートに突き刺さり、今にも砕けそう…(それは刺さってるんじゃなくて、自分の心臓から生えている毛じゃないのかぁ~??? そうそう、レントゲンを撮った病院の先生が「体内にハリセンボンが!? と思ったら心臓だった」と言ってたぞぉ~ ハハハ…)