先日、ある転回場で「男はいくつになっても…」という話になり、「誰々さんは、スーパーのレジに並ぶ時、若い女性店員さんの方を選ぶってよ」と聞いたのだが、私は「そこで長々と喋れるわけじゃないから、まったく気にしませんよ。ただ、この休憩所のように、10分でも20分でも一緒にいて喋れる状況になるならば… コンビニでスイーツでも何でも買って来て、話のキッカケを作ろうとしますよ。ハハハ…」と答えた。
休日、某コンビニ店へ行くと、客は一人もおらず… 若い女性店員と上司っぽい男性の二人がレジに立っていた。私が、お茶と冷凍えだまめ等を買ってレジへ行くと、後から来たお爺さんがサッサと商品を持って、若い女性店員のレジで精算をしているところで… もう一人の男性は不在だった。
が、すぐに男性がお店の外から戻ってきて「こちらへどうぞ!」と言いながら、もう一台のレジへ導いた。私は「残念だなぁ~ レジには女性店員のみ… 他に客がいないのだから、誰にも迷惑を掛けることなく、お喋りできたのになぁ~」と思いながら、仕方なく男性のレジへ行った。ウソ、二人きりだったとしても、話し掛ける勇気はない!
男性が「ピッ… ピッ…」とレジの操作をしている間、私は財布の中の小銭を確認… 「505円になります」と言われたのだが、小銭がなかったので千円札をレジの横に置いた。男性が商品を袋に詰めて… それを受け取った私は左手で持った。続いて、男性は釣り銭の495円を「チャ、チャ、チャ~」と用意して… 私が右手を差し出すと、まずは千円札を載せて、その上に495円を載せたのである。
私は「えっ…」と驚き、右手を差し出したまま「千円… 千円…」と小声で訴えた。数秒後… 男性は「あ、これと間違えました」と照れ笑いを浮かべながら、千円札をレシートと取り換えた。私も軽ぅ~く微笑み返しをしながら店を出たのだった… もしも、その時のレジが男性ではなくて女性だったら… それこそ「♪もしかしてだけどぉ~」俺に気があるんじゃないかと思っちゃったかもね。ハハハ…