定年後の田舎暮らし

 定年後、神奈川県から北海道のニセコへ移住し、田舎暮らしを始めました。

羊蹄山登山2)避難小屋から下山

2018-07-03 08:38:32 | 登山

 避難小屋にたどり着いたのは13時5分。小屋の中から男性が現れて私達を迎えて下さいました。ここの避難小屋の小屋番とガイドなどの仕事をされ、テレビでも何回も見かけた「近藤さん」でした。

      

     避難小屋は前回登った時より小さく建て替えられていました。40人ほど収容が出来るようで、1泊1000円、寝袋や毛布などは200円で借りることが出来ますが、水は持参しなければなりません。

    かなりくたびれていましたが、近藤さんが写真を撮って下さいましたので、にっこりと記念撮影です。小屋の中に入って持ってきたお稲荷を食べて、トイレを貸していただきました。トイレと休憩は300円の協力金が必要です。トイレはし尿の分解能力や環境への配慮から、自ら使用したトイレットペーパーやサニタリー用品は全て持ち帰りとなります。

     小屋には宿泊者も含め、他に6人ほどいましたが、私達が後期高齢者と聞くと、皆、驚いていらっしゃいました。良く頑張ったものです。

     昼食を済ませた頃には山頂付近はかなりガスがかかってしまい、視界が悪く、後40分ほど上ると山頂に着くはずですが、帰りが遅くなりたくないので、ここで折り返すことにしました。

    

         

            

     

           

               

    近藤さんに高山植物の写真を撮りたいので、たくさん咲いている場所はどこか?尋ねると、「分岐点から9合目まで行き、山頂に向かう辺りに花がたくさん咲いていますよ。」と、教えてもらい、少し登ってみました。

    赤紫の「ハクサンチドリ」、「ミヤマセンキュウ」白い小さな花「タカネグンバイ」黄色い「ウコンウツギ」や「サンカヨウ」も見つけることができました。登山道のあちこちで見られたのはナナカマド「ウラジロナナカマド)の白い花で、我が家周辺のナナカマドの花に比べると、一つ一つの花が大きいように思えました。

    薄毛に囲まれた「イワブクロ」の花が小屋に貼ってあり、私達も探しましたが、見つけられませんでした(ーー;)。

       

                

     写真を撮り終えて9合目から下り始めたのは14時過ぎで、登山口に向かって一気に下り始めようとしましたが、難コースが多く、数日前からの雨で道は滑りやすく、なかなか足が進みません。

     途中ダケカンバの幹にたくさんの茸のコブのようなものがついているのを見つけました。よく見ると、人形のような形にも見えます。

     私は、高い山からの下山で、いつも親指の爪を痛めることが多く、今回も歩き方が良くないのか?靴が合わないのか?両足の親指の爪が悲鳴を上げてしまいました。仕方なく、横ばい気味で下りました。やっとの思いで夫が待ってくれている登山口に到着したのが17時40分でした。Tさんとは、学生時代以来の登山でしたが、噂以上に足が強くて、スタスタと歩いてとてもお元気でした。

      

    真狩の登山口近くは広いキャンプ場になっており、土曜日ということもあり、テント村が出来ていました。帰宅途中、ニセコ駅前の温泉「綺羅の湯」に入り、痛めた筋肉をほぐして疲れを取り、帰宅しました。

    羊蹄山に登ったのは4回目になります。厳しい山なので、いつも、もう最後にしようと思っていましたが、今回も何とか登れて高山植物にも会えて、よい思い出になりました。

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羊蹄山登山1)お花畑

2018-07-02 16:14:26 | 登山

 6月30日、思いがけなく天気が回復してきましたので、少し時間が遅くなりましたが、夫に車で送ってもらい8時15分に真狩の羊蹄山自然公園奥の登山口に到着しました。

    

           

    羊蹄山(1898m)へ登るルートは4か所ありますが、今回はまだ一度も登っていなかった「真狩コース」を選びました。ここは一番なだらかなコースになっていますが、ルートは長いため同じように時間はかかってしまいます。

    ガイドブックのコースタイムは,上り4時間40分、下り3時間30分となっていますが、後期高齢者の私達がはたしてどのくらいで登れるか?山頂まで到達できるのか?疑問です。

   

   しばらくは林の中の見通しが悪い登り道が続き、30分ほどで南コブへの分岐点に着きました。すると、夫から電話が入り、「今、羊蹄山の山頂まで綺麗に見えているから、頑張って登って!」と、励まされました。

   4合目付近から道が険しく急になり、昨日まで雨が降っていたために、足元が柔らかくて滑りそうな感じです。

   登りり始めた頃に「ゴゼンタチバナ」の白い花があちこちに見えてきました。今回の登山をこの時期にしたのは、山頂付近の高山植物を見たいと言う思いからです。

     

         

    岩がゴロゴロしている中で、大きなダケカンバの倒木が2か所ほどありました。根こそぎ倒れており、倒れて横たわった大きな白い木の肌がなんだか艶めかしく感じられます。

    

         

     5合目付近を喘ぎながら歩いていると急に目の前が開けて、明るくなり、眼下に町が見えてきました。遠く黄色いニセコ大橋が見えていましたので、ニセコ町近辺だと思われます。羊蹄山を上る途中で、眼下に広がるこれらの景色を見ることが出来るとは思っても居ませんでしたので、とてもうれしくなりました。

     山頂付近から下りてくる人達に視界はどうでしたか?と聞くと、今日はとても運が良い!素晴らしい景色でしたよ!と言っていました。朝5時ごろから登り始めた人や、避難小屋で宿泊して下山している人達です。その声に励まされて、1歩ずつ登ります。

     しかし、7合目付近にたどり着いたころから、下の方から雲が湧いてきて、少しずつ視界が悪くなり始めました。その頃、私の左足のももが少しツルようになり筋肉痛になり始めました。この分では登りきれないと思い、休憩中に特効薬を飲むことにしました。これは登山経験が豊富なNさんから教えてもらった薬で、5分もすると幸いに痛みが無くなってきました。

    7合目を過ぎた12時ごろ、登りが続いていた道が標高1600m付近で少し平らになり、ガレ場を横切っていくと、道の両側に高山植物次々に現れるようになりました。

  

     

         

              

    上から、薄い黄色の花の「ウコンウツギ」我が家の近くでも見られる「チシマフウロ」と「シラネアオイ」 キラキラする黄色い「ミヤマキンバイ」が群生していました。

    9合目手前の分岐点にやっと着いて、ともかく避難小屋まで先に行くことにしました。小屋までの道の両サイドにお花がたくさん咲いていました。

     

         

            

               

    黄色の「イワベンケイ」「濃いピンクのかわいらしい「エゾノツガザクラ」は、疲れを癒してくれました。さらに石楠花の群落が広がっており、よく見ると倶知安町の「町の花」として親しまれている「キバナシャクナゲ」がこれからちょうど満開になる時期でした。

        

    石ころが多いがれ場を歩いて小屋に近づくにつれ、川の流れのような水音がしてきました。山頂の方向を見上げると雪渓が広がっていました。今年は積雪量が多かったために、かなりの雪渓が残っていたのです。

    下界の方からガスが上昇しているため、景色は良くありませんでしたが、やっと目の前に避難小屋が見えてきました。

     

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登山仲間の来訪2)羊蹄山に登る

2017-09-26 07:45:42 | 登山

 9月23日の4時に起きて、関東から来られた登山仲間6人は、我が家を4時半に出発し、比羅夫コースから登ると言って車で出かけて行きました。

 羊蹄山には避難小屋があるため、午後から登る人達も多いのですが、水や食料を全部持ち込まなければならないため、ほとんどの人達が早朝に出発します。気になるのはお天気で、数日前までは晴れマークがあったのですが、当日の予報では、曇りで15時から雨と雷の予報になっていたのです。

 私は最近体力が落ちているし、夕食のバーベキューの準備をするため、留守番でした。

 後から聞いたのですが、先日の台風の通過で、半月湖周辺は倒木が多くて、1合目までは倒木を何本もまたいだり、倒木を避けてジャングル状態の藪の中を登ったりしなければならず、元のルートに戻るのが大変だったようでした。登山口の駐車場までも車で行くことが出来なかったそうです。

 5時間ほどで9合目まで登ったそうですが、強風で視界も悪いため、ここで登山を中止して下りたようでした。このコースは下りもかなり急斜面が多いため、結構疲れます。皆は倶知安温泉に入って疲れを癒してから、戻ってきました。

  

     

           

    寒さを覚悟して皆上着を着込んで、「北海道らしいバーベキューだ!」と、ホタテ、牛ステーキ、鶏手羽先、カボチャ、ジンギスカン、玉葱、イカ、トウモロコシなどを食べ、ほとんど完食しました。蒸かしたジャガイモをアルミ箔に包んでもう一度温めて、塩・バターにイカの塩辛をつけたのも好評でした。

    最後に炭火で焼いた秋刀魚の塩焼きを食べる頃には、雨と雷がゴロゴロとなって、さすがに寒くなりました。家の中に入っても話が続き、八洲秀章が好きなSさんを中心に「山の煙」や「あざみの歌」などの歌まで始まって、和やかなひと時でした。

     

          

             

    翌日、朝食を食べた後、ガイドのKさんが「山葡萄」を採りたいというので、咋年採った場所に行ってみましたが、葡萄の葉は紅葉しているものの、今年はほとんど山葡萄がぶら下がっていません(ーー;)。

   どうやら今年は6月ごろに雨が続いて、実がほとんど付かなかったようでした・・・

    それでも皆で10房ほど見つけて、満足できたようで、果実酒に氷砂糖と一緒に漬け込む人や、砂糖をまぶしてチンしてジャム状のものを食べてみると言って持ち帰っていました。

           

    いつもの花園牧場から羊蹄山が見えていましたが、残念ながら山頂は雲がかかっていました・・・・  夕方の飛行機の時間までゆっくりできると言うので、この後は車で「神仙沼」に向かいました。

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登山仲間の来訪1)

2017-09-23 08:35:18 | 登山

 昨日、大学の山岳部後輩のKさんが山の仲間5人と共に、我が家に来訪されました。Kさんとは学生時代には一緒に山登りはしたことも無い私よりはずっと若い後輩ですが、山岳ガイドをしていらっしゃいます。

    

             

  咋年も羊蹄山に登るため来られましたが、今年も70歳前後のお元気な女性4人と男性1人を誘って6人が集まり、賑やかな夕食のひと時となりました。

  昨日は新千歳空港で集合してレンタカーに乗って、途中の樽前山のハイキングコースを往復し、温泉に入ってから5時半頃我が家へ。

  あちこちの旅行や山登りの話から、政治経済、介護の問題など話題が広がりましたが、とても介護には程遠い人達ばかりです。

         

   夕食のメニューはいつものスープカレー、カボチャの煮物、ポテトサラダと大根とハム・ツナのサラダ、自家製のラッキョウ漬けなどでしたが、鶏の骨付きもも肉が入ったスープカレーは日頃食べたことが無いとかで、好評でした。

   比羅夫コースから羊蹄山に登ると言うことで、今朝は4時半に車で出発されました。気になるのはお天気で、午後から雨が降りそうな気配です・・・・雨が降ると下山路は滑りやすいので、心配です。

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鹿島槍ケ岳の油絵

2015-03-06 06:28:20 | 登山

 神戸の友人I夫妻から、大きな油絵(130cm×130cm)が届きました。先日我が家に逗留されていたのですが、お父様が登山家で、「我が家に鹿島槍ケ岳の大きな油絵があるが、マンションに転居したので、飾る場所も無くなってしまった。もし欲しいということでしたら、お送りします。」と、言って下さったのです。

   

 額は「福島 清」作の「群青鹿島槍ケ岳」というタイトルがついていて、鹿島槍ケ岳を五竜岳の方から捕えて描かれたものです。手前の月明かりに鹿島槍が岳が聳え、上部の安曇野平野と空が群青色に染まり、左上にはオリオン座が輝いています。

 福島 清は1948年生まれの画家で、造形家、登山家でもあり、あちこちの山を単独登攀されており、この絵は1989年(平成元年)に書かれたものです。

 鹿島槍ケ岳は後立山連峰の中央に聳えており、後立山の盟主とされています。山頂は南峰(標高2,889 m)と北峰(標高2,842 m)からなる双耳峰であり、吊尾根と呼ばれるなだらかな稜線で繋がっています。

  Iさんのお父様は著名な登山家で、ヒマラヤ遠征の前に厳冬期の鹿島槍が岳にアタックして登頂された思い入れのある山だったようです。と、Iさんは語っていらっしゃいます。

 夫は学生時代の3月に画面左側の東尾根から雪山の鹿島槍ケ岳に登頂して、長野県側に下りたことがあり、私も大学2年の夏に後立山連峰の縦走をしたことがあります。吊尾根近辺は登山道がとても狭くて、こわごわ通り過ぎたことが思い出されます。

  

 この大きな額をどこに架けるかが問題で、結局大きなタペストリーの横に架けることにし、夫と二人で半日がかりで何とかこの場所に収めました。天井が高いので、良く似合っているようです。

 きっと我が家を訪れる友人達がこの絵を眺めて感嘆してくださることでしょう。

  

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夜中のニセコアンヌプリ登山

2014-09-30 06:43:29 | 登山

 9月27日は天気予報によると、倶知安近辺は快晴のようで、久しぶりに夫と星空の撮影に出かけることになりました。

 夜中の1時に出発して車で五色温泉近くの登山口まででかけ、1時35分からヘッドランプを頼りにゆっくりとニセコアンヌプリの山頂を目指して歩き出しました。数年前、2回ほど夜中に登ったことがあります。

 山頂までの距離は2500mで、1000m程歩くと倶知安町の山田付近からニセコ町の街の灯りが見えて、キラキラと光っていました。真っ暗な中をモクモクと歩きながら空を見上げると、無数の星が輝いてとても美しい光景です。山頂近くからは岩内方面が見えて、日本海もはっきりと見えました。

 あと500mの案内板を見る頃は、冷たい風が体にぶつかって寒くなってきました。山頂の真上付近にはオリオン座が見え、スバル、カシオペア、北斗七星と良く知っている星座が広がっていました。

 

 1時間55分かかって3時半に山頂に到着、取りあえず避難小屋に入って体を温め、撮影の準備に取り掛かりました。私達の他は誰も居ません。羊蹄山の左側から倶知安町、右側方向にニセコ町の街灯りが輝いていました。

 

 風が強くて三脚が倒れそうで、低めに構えることにしました。そのうちに日の出の方向から強烈な赤と黄色の光が伸びてきました。

 

 広角レンズで覗くと、羊蹄山が小さく見えます。星空を撮る予定でしたが、山際付近は雲がかかって何も見えなくなりました。

 

 強風で体が冷えてきました。そのうちに4,5名ほど若者が登ってきましたが、写真撮影は早々に諦めたようです。

 

 

 そのうちに強風と共に靄が流れ込んできて、またたく間に羊蹄山を覆い隠してしまいました。

 

 丁度日の出の時間でしたが、前方はほとんど見えなくなり、早々に引き揚げてしまいました。

 下りは視界が明るくなっていましたので、1時間5分で駐車場まで下りました。実は登りの途中で防寒服を脱いだ時に、うっかり赤いマフラーを落としていたことを山頂で気がついたのです。

 友人から頂いたもので、軽いネット編みになっていてとても重宝していたマフラーだったのです。落とした場所の少し上の方で、下から登ってきた男性に「赤いマフラーが落ちていませんでしたか?」と尋ねてみると、「ありましたよ!」という返事。嬉しくなって急いでその場に近づくと、地面に落ちたままになっており、とても嬉しい気分になりました(*^_^*)。

 後日、昨日になりますが、私達が住んでいる近くに熊が出たと、広報車が廻って知らせていたというのを知りました。真っ暗な中を山に登ったばかりでしたので、もしも熊に出会ったら?と思うとぞっとしました。これからは山ぶどう狩りも茸採りも注意しなければ・・・・・

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伊達紋別岳登山2) 山頂へ

2014-08-05 06:46:33 | 登山

  

 前紋別岳からは伊達市街が見え、その向こうに噴火湾が・・・・

 

 紋別岳に向かって容赦なく照りつける日差しを受けながら、歩きます。

 

 ルートを左に曲がってその先に紋別岳の標識が見えていましたが、なかなかたどりつきません。シラネアオイの丘と呼ばれている付近には「シラネアオイ」の群生がありましたが、花は6月が見ごろだとかで、何にも咲いていないのは残念。もう一度6月初めの頃来てみたいと思いました。その代わりに楽しませてくれたのが、青い「ツリガネニンジン」の群生で、涼しげな花が心を和ませてくれます。

 

 頂上近くになると、「ヨツバヒヨドリ」に群がるモンシロチョウやシジミチョウ、アゲハチョウなどが飛びまわっており、近づくと私達を先導してくれます。

 

 

 最後の急な登りを上がっていくと、360度の展望が開けて、紋別岳(714m)山頂です。伊達紋別の市街が見えました。

  

  遠くに洞爺湖が横たわっていました。

  

  

  その向こうにうっすらと羊蹄山が・・・・白い雲が見える付近が頂上です。もう少し晴れているとくっきりと見えたはずですが、残念です。 

 

 昨年登った徳舜別岳やホロホロ山、オロフレ山も見えるはずですが・・・

 

 先着の若者3人に記念写真を撮って貰いました。1時間ほど頂上で写真撮影をして休み、下りは一気に1時間で登山口まで戻りました。また親指の爪が痛くなってしまい、困りました・・・・

 

 伊達から帰途のコースは洞爺湖湖畔を通ることにしました。洞爺湖の展望台からの静かな眺めです。

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伊達紋別岳登山1)登山口~前紋別岳

2014-08-04 05:54:17 | 登山

 このところ、景色のいい写真が撮れていません。毎朝、空にカスミがかかり山々もくっきりと見えない日が続いていました。8月2日、9時を過ぎる頃次第に晴れ間が見えてきたので、急遽、山登りに出かけることにしました。

 目的は「伊達紋別岳」登山です。10時15分に家を出て、 車で一路伊達市に向かって出発です。伊達市内の太陽の園の傍の駐車場に到着し、12時から歩き始めました。

 

 直ぐ左側に登山口入口があり、林の中に入って少し急な道を登り始めると、登山届ポストがあり、記名して歩き始めました。林の中の比較的広い登山道は木陰になっていて、歩きやすく、下を見ると真っ赤なへび苺の実が目にとまりました。

 

 背が高いトドマツの林の中をひたすら登っていくと3合目の標識があり、35分で「一望台」へ到着。目の前に有珠山や白茶けた昭和新山が見え、右の方には洞爺湖も目に入りました。ここで、昼食をとることにして、途中、道の駅で買い求めた、ホタテ入りの焼きおにぎりとコロッケを頬ばりました。

  

  

  

 3合目からも尾根道が続きますが、あちこちに白い「シロバナシナガワハギ」、黄色の「キンシミズヒキ」や紫の「ギボウシ」などが目にとまります。ここは「シラネアオイ」の群生で有名な所ですが、既に花の時期は終わって、葉っぱだけで、緑の種がついていました。

  

  7合目のいっぷく広場の標識まで来ると、視界が一気に広がり、登山道の両サイドが熊笹に覆われたコースが左手の方に広がっていました。

  前方に起伏のある稜線が続き、木陰が全く無いカンカン照りの尾根道が続きます。

  

  それでも、あちこちに花が咲いていて、暑さと疲れを忘れてしまいます。これはヨツバヒヨドリでシジミチョウが飛びまわっていました。

  

 紫陽花の花に似た「ノリウツギ」の近くを通るといい香りがしていました。

  

  ウツボグサ、

  

 エゾフウロソウ、

  

 エゾカワラナデシコなどの花が咲いていました。

  

  アップダウンがかなり急で、途中ザイルがついている個所もあります。きっと雨が降るとつるつると滑りやすいのでしょう。

  

 急な登りを過ぎると、やっと前紋別岳(715m)に到着しました。本峰の紋別岳よりは1m近く高いようです。

  

 

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