7日間の治療後、8日目に退院しました。
こんなに長い間入院したのは生まれて初めての経験です。お産などで入院したことはありましたが・・・・
病棟は耳鼻科、消火器内科、小児科、婦人科、泌尿器科などが入った混合病棟で、時々元気な赤ん坊の泣き声が聞こえてきます。感心したのは看護師さん達がとても優しく親切なことでした。
点滴を受けたのは初めてでしたが、年を取っているためなのか?血管が細めで、1時間の予定が途中でほとんど止まったりして、中間から生理食塩水で押し出してもらったりして2時間近くかかることもあり、腫れてくると別の血管に刺し直したりで、困りました。結局、毎日1回の頻度で刺されてしまいました(ーー;)。
点滴以外は手足は自由に動くことが出来るため、後半は歩き回ったり階段の上り下りをしたり、筋力の低下を減らそうと努力。ステロイドの影響も37度の微熱が1度出た程度で、ムーンフェイスにもならなくて済みそうです。
入院で一番の楽しみは食事。ここの病院はごはんがとても美味しく炊けていて、おかずも3種類はあり、デザートや牛乳など、期待以上に美味でした。一番嬉しかったのはある日のお昼の「春野菜たっぷり弁当」で、月に1度くらい、行事などの時にこのようなお弁当が出るそうでした。
タケノコご飯に、タラの芽や野菜のてんぷら、煮物。アスパラなどに、苺のババロアと牛乳・・・少し落ち込んでいましたので、嬉しくなりました。
退屈することだろうと、家から持ち込んだのは、本3冊「EOS5D MarkⅡ完全ガイド、人間というもの(司馬遼太郎)、れんげ荘(群ようこ)」 スマホ、miniのiPads、音楽曲をたくさん入れたウォークマン、編み物道具など・・・・特に点滴を受けながらウォークマンの音楽をいつも聴いていました。
右目が乾燥するためか、涙がかなり出ていましたので、太い毛糸で簡単な「アクリルタワシ」を5枚編んで、お世話になった看護師さん達に渡して、喜んでいただきました。
少し嬉しいこともありました!1月にスキーで転んで右肩から腕にかけて強打し、4月までは1日に2回くらい湿布薬を貼っていたのですが、入院の間、痛みが消失していました。右肩を下にして寝ることが出来ます。
8日目に無事、退院して我が家に戻りました。だいぶ雪解けは進んで日あたりのいい場所ではクロッカスと小さな水仙が咲いていましたが、畑の方は屋根から落ちた雪でまだ、1mは積もったままです。
あせらず少しずつ経過が良くなることを祈るしかありません・・・・夫は、食事を作らない人なので、体重が2kgも減ったと言っていました・・・・