25日、前日は羊蹄山に雪が降りましたので、急遽、羊蹄山に登ることにしました。実は以前から羊蹄山のお釜の中の紅葉の写真を撮ろうと、夫と計画を立てていたのです。そこへ雪が白くベールのようにかかると素晴らしい景色になるだろうと期待しました。
朝3時に起きて準備をして出発し、羊蹄山の登山口から4時15分にヘッドライトを付けて登り始めました。4,5年前に最初に登った時は比羅夫の登山口でしたが、今回は北東側の京極ルートを登ることにしました。
どちらも、ほとんど羊蹄山めがけて直登するコースのため、かなり険しく、おまけに7合目あたりからは雪が積もっているため、雪を踏みしめながらの登山になりました。
私は久しぶりの登山でしたので、ひたすら登っていましたが、7合目過ぎたころから夫が「足の腿がいきなり硬直して、カラス曲がりのようになって動かない!」と言います。初めての経験でしたが、しばらく休むと痛みが消えてくるので、騙しながら歩いていましたが、時々生じる発作がとても痛そうで、夫のリュック(カメラ機材を含め15kgくらい)と私のを交代しながら、予定を大幅にオーバーして6時間余かかって、やっとお釜の渕まで辿り着きました。
残念ながらお釜の中の紅葉は、暑さと急激な冷え込みで一挙に枯れてしまい、全く見ることが出来ませんでしたが、初冠雪の雪がうっすらと残って、墨絵のような珍しい光景を目にすることが出来ました。
登山中も紅葉がほとんど見られず、今年の紅葉は期待はずれに終わるようです。
広角レンズを使ったりしながら、いろいろな角度から写してみました。
お釜の壁側にはまだ、緑の草木が残っていて雪とのコントラストが綺麗でした。
標高1898mの羊蹄山山頂です。土曜日ということもあり、数十人の登山者を見かけました。中国人らしい登山者もガイドを連れて登っていて、国際色豊かになってきたようだと思いました。