長崎県と横須賀への旅１） 九州のマッターホルン

　4月16日から長崎県の私の実家川棚町へ行き、1週間ほどで子供達や孫達が住んでいる神奈川県に寄って、本日、倶知安町に戻ってきました。

　2週間の間に一度30cm以上雪が降ったようですが、だいぶ雪が解けて畑が見えてきました。一部まだ1.5mほど積もっています。

　私の母はもう91歳になり、足が弱い他は何とか元気に暮らしていますが、年を追う毎に気弱になってきているのが気がかりで、少し親孝行をしてきました。



　川棚町で私は高校まで住んでいましたが、町をいつも見下ろしている格好のよい山が、「九州のマッターホルン」と呼ばれている虚空蔵山（608.5m）です。

　約2000万年前の新世代新第三紀新世（鮮新世）に噴出したと推定されるコニーデ式火山だそうで、長い間の浸食で今のような姿になりました。南西方は特に断崖が屏風のようになっています。

　弘法大師が修行に励んだとされるこの山は、長く信仰の対象とされてきました。遠足で何回か登ったことがありますが、40分ほどで登れ、頂上からの見晴らしも良く、町のシンボルとなっています。

夕映えの蝦夷富士

　一昨日、夕食中にふと羊蹄山を見ると、赤くなって、どんどんその赤みが強くなっていくのが見られました。



　箸を置いて、急いで夫と二人でカメラを抱えて飛び出しました。私の家からは電線が邪魔になって羊蹄山をうまく撮ることができないのです。

　この日は1日晴れていましたので、美しい夕映えになっていました。



　見る見るうちに山肌が赤くなっていきました。葛飾北斎の赤富士を思い出しました。



　山頂は燃えるような赤です。ニセコに家を建てて９年になりますが、これほど赤い蝦夷富士（羊蹄山）はあまり見たことがありません。



　帰りに我が家の後ろの林を見ると、美しい夕映えに変わり、思わず見とれてしまいました。この日は素敵な夕方になりました。

　
　明日からしばらくまた、留守になります。長崎に私の母が住んでいますので、久しぶりに親孝行をしようと思っています。

モルゲンロート

　最近の日中の景色は一番つまらない時期です。雪は解けているし、道の両脇は土が混じって汚いし、まだ、若葉は目に付かないし、勿論、お花も少ない・・・・・など、良い景色が見当たりません。

　

　このような時は夕方や朝早い時間はすばらしい景色を見ることが出来ます。先日、夫が写して来ました。
　これは十六夜の月と羊蹄山です。



　朝焼けの羊蹄山と雪の塊です。



　アンヌプリにはふわふわとした薄桃色の雲が流れています。



　モルゲンロートにワイスホルンも輝いています。



　この日は我が家から朝日が見えました。赤く萌えているような感じでした。

ヤチブキ２） ツタアジサイの花

　雪の上を歩きながらヤチブキの花を探していると、あちこちにツタアジサイの花が落ちていました。

　

　我が家の周りにもいくつか落ちていますが、ここのように花がたくさんついたままで落ちていません。枯れてはいますが、渋い色で、結構美しい形をしています。あっという間に、持って来たビニール袋いっぱいに集りました。
　これで、夏用のリースを作ります。　



　大きな木の周りの雪がだいぶ解けていましたが、緑の苔が木の表面に一面に生えて輝いていました。



　沢の流れの中でフキノトウが花も開いていました。間もなく水芭蕉も咲いてくることでしょう。



　ヤチブキの葉と花を一束くらい持ち帰りました。お花はガラスの器に入れて食卓に飾ると、周囲が華やかになりました。

　葉と茎は軽く湯がいてカツオブシをかけて、わさび醤油でいただきました。春の味です。あまりアクが無いので結構美味しいですよ！

　水が綺麗なので毎年、町からもヤチブキを採りに来ているようです。

ヤチブキ１）

　家の周りの雪もだいぶ解けてきましたので、長靴で雪を踏みながら沢の方に下りてみました。そろそろヤチブキが咲いているだろうと期待して、勿論カメラを持って出かけます。



　木の根元や細い沢があるところは雪が浅く乗っているために要注意です。時々、深みにはまりながら沢の中を覗いてみると、ありました！まだ、つぼみが多いのですが、春の陽光を浴びてヤチブキの金色の花が咲いていました。



　ヤチブキは正式名はエゾノリュウキンカです。茎が直立し、鮮やかな金色の花が咲くところから名づけられたと言われています。



　清らかな水の流れに咲いている花を逆光で撮ってみました。水がキラキラと反射して丸い球が映り、とてもきれいでした。

福寿草とクロッカス２） 貴婦人

　クロッカスは毎年それほど手入れをしなくても花を咲かせてくれます。



　この紫のクロッカスは、「貴婦人」という感じの花です。



　紫の縞模様の花も咲きました。三姉妹と名づけました。





　福寿草よりももっと赤みを帯びた黄金色の花です。ほのかに温かみを感じる色ですね。

福寿草とクロッカス１） 白い妖精

　日あたりが良い花壇には、いつの間にか福寿草が咲いていました。





　黄色い花びらを精一杯に広げて咲いていました。





　先日の一番咲きのクロッカスが咲いた後に、次々にいろいろな色のクロッカスが咲き出しました。クロッカスは、「冬の終わりを告げる花」と云われ、花言葉は、「青春の喜び」「あなたを待っています」などと言われているそうです。まさに春を一番先に感じている花と言えますね。

　清楚な白い妖精という感じの花が、まず、目に飛び込んできました。

春の訪れ6） 尻別川に映る羊蹄山

　濃い青空の下、尻別川の傍まで雪を踏んで歩いてみました。



　川の中に羊蹄山が映り込んでいました。



　川の色も青々として澄んでいました。そろそろ魚釣りの人々の姿を見かけることでしょう。




　羊蹄山の姿はもう、何回も写真に撮っていますが、この日は陰影がはっきりとして、美しく見えました。

最後の春スキー

　4月7日、快晴の良いお天気となったので、久しぶりにスキー場へ出かけました。
ヒラフスキー場の方も、ゴンドラは土・日曜日しか動かないそうで、リフトも限られていました。



　アンヌプリからのスキーコースも人がまばらで、皆、気持ちよく滑っていました。雪はシャリシャリとした感じですが、柔らかいのでまあまあのコンディションです。



　白樺コースの方にジャンプ台がいくつも作られていました。きっと、スノーボードの競技会があるのでしょう。





　ジャンプの練習をしているのを、傍まで行って写真に撮りました。気持ち良さそうです。

　青空にぽっかりと雲が浮いて、今年最後の暖かな春スキーを終了しました。今期はスイスにも行ったので、ニセコで滑ったのは例年より少なくて24，5回でした。

　連休明けまではリフトが動いています。まだまだ雪はありますよ！

春の訪れ５） ゴルフの練習場

　このところの好天気で、倶知安の町を走っている道路もすっかり雪が無くなってしまいました。



　道路脇の雪の壁も消失してしまいました。



　尻別川の橋を渡っていくと、ゴルフの練習場が２箇所ありますが、つい先日までは真っ白になっていた練習場も雪が解けてきました。



　これで球がどこに飛んでいったか見えるようになりました。羊蹄山を目がけて思い切り飛ばします。

　北海道ではゴルフ場でプレイする期間は半年しかありません。
ニセコにある二つのプリンスホテル系のゴルフ場は、ヒルトンホテル系に一緒に身売りされた関係で、今年から新しい料金体系で再スタートすることになりました。　
　５月から１１月初旬までのゴルフパスポート券を４月中限定発売で一人９万円で売り出しました。
　二つのゴルフ場を土、日、祝日にかかわらず、何回プレイしても９万円で済むことになります。

　練習場の球は１球１０円近くかかるし、近隣のどのゴルフ場もプレイ代は5000円以上になります。ちょっと悩んだ結果、やはり二人分購入することにしました。
　さて、今年何回プレイできるでしょうか？