3月29日、朝から風も無く暖かな日差しになりました。我が家の周辺も一気に雪解けが進んでいます。
あまりにお天気が良いので、どこか写真撮影にでも行きたいと思いましたが、以前から一度は行ってみたいと思っていました「二股ラジウム温泉」まで行ってみることにしました。倶知安町から蘭越町を経て黒松内から無料の高速道路に入り、長万部方面に向かいました。
長万部中心街のだいぶ手前から、細い渓流沿いの道路に入り込み、15分ほど上って行くと、「二股ラジウム温泉に約2時間で到着しました。川沿いの道路はすっかり雪が解けて、林の中もあちこちに根開けができて、雪崩止めの雁木には雪が少しだけ残っていました。
途中で大きめの「キタキツネ」が出迎えてくれました。食べ物にありついているのか、太っていました。
ここは湯治の名所として有名な温泉で、微量のラジウムが溶け込み、ほかにも炭酸カルシウム、マグネシウムなど何十種類ものミネラル成分を含んでいるとか…微量のラドンは体内で新陳代謝を促し,血行が良くなって細胞を活発にして、凝りや痛みが治るといろいろな効能が宣伝されています。
「杖をついて入浴に来られた方が、杖を忘れてお帰りになった。」と言う話は有名です。
男性の露天風呂からは、北海道天然記念物で炭酸カルシウムを96%も含んでいる、巨大な「石灰華ドーム」が見えていたそうですが、女性の露天風呂からは雪をかぶった上部しか見えていませんでした。
実際に一緒に露天風呂でお話しした女性はご主人と1カ月滞在しているとか、1週間宿泊している人も居て、かなりお気に入りのようでした。しかし、残念ながらお湯の温度が36度くらいの低いところが多くて、あまり長湯をしない私達には、少し不満でした。
私は肩を、夫は膝を痛めていますが、1日だけでは何とも効果が分かりません・・・・・
雪解けのあちこちに「フキノトウ」が出ていましたので、出来るだけ芽が出たばかりのものをたくさん採って帰りました。夜にさっそく「蕗味噌」を作り、翌日は天ぷらにも使って、ほろ苦さを味わいました。
帰り道、真っすぐな道路の向こうに羊蹄山やニセコ連山が良く見えていました。さすがにこのあたりは倶知安町より雪の量が少ないようでした。