定年後の田舎暮らし

 定年後、神奈川県から北海道のニセコへ移住し、田舎暮らしを始めました。

道東への旅3(丹頂鶴のねぐら)

2007-02-05 22:49:30 | Weblog
 翌朝は、5時に起床、近くの川辺、音羽橋から写真を撮りに出かけました。
気温零下18℃、手袋をしても指先が痛いくらいに寒い朝でした。日の出の時間6:35分前に現場に着くと既に、100台近くのカメラの放列が橋の欄干に沿って、陣とられて隙間がないくらいで、外国人もたくさんいました。皆、長い超望遠レンズを並べています。遠くの鶴の群れは肉眼ではよく見えません。鶴は湧水のある川面に片足で立ち、頭を羽の中に収納し、できるだけ体温を失わないようにして、ジッと動きません。皆、凍てつく寒さの中で鶴が動き出すのをじっと耐えています。「人間は時間で動くが、丹頂鶴は気温で動き出す」のだそうです。とても待てなくて早々に次の目的地富良野へ向かうことにしました。



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道東への旅2(鶴居村の丹頂鶴)

2007-02-05 22:16:50 | Weblog
 寒風吹きすさぶ襟裳岬を後にして、更に、海岸沿いに北上を続け、十勝平野を
横切り、数年前にカヌーに乗りに訪れたことのある釧路湿原まで車を進めました。
朝、5時にニセコをスタートし、夕暮れ近くになってやっと鶴居村にたどり着きました。既に、日は傾き、丹頂鶴はネグラへ帰る頃合いになっていましたが、特徴
のある丹の鶏冠を頂いた優美な姿をみることができました。日本には900羽近くの丹頂鶴が居り、その内、約半数がこの鶴居村にいるそうです。
 翼を広げると2m20~2m40もあり、体重も6~12kgもある大型の鳥で、渡り鳥ではなく、1年中いる留鳥だそうです。この1年中留まることができる理由は、この釧路湿原には湧水が多く、水が年中凍結しないところがあるからだそうです。また、鶴は一生同じ夫婦で居るようで、盛んに求愛をしている姿も見られました。夫は念願の鶴の写真を何とか撮れたので、満足していました。




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