春は曙（２）

　
　
　早春の朝、太陽が少しずつ上り始めると、花園スキー場近くのスノーモービルコースが、うっすらと見えてきました。



　やがて雲間から柔らかい赤みを帯びた陽光が射し始めると、一面の雪面がキラキラとダイヤのように輝き、雪面が棚田のように色を付け、遠くの山並みが霞に煙ります。
　静かな夜明けです。



　雪原がキラキラと輝き始めました。





　次第に太陽が大きく見えてきました。早春の静かなひとときです。穏やかなお天気になりそうです。

春は曙（１）

　数日前の朝、私が起きると夫の床はもう、もぬけの殻。食事の支度を終える頃、カメラをかかえて「綺麗だったよ！」と、言いながら帰ってきました。



　清少納言の「枕草子」の冒頭の名文に、「春は曙　やうやうしろくなりゆく山際少しあかりて　紫だちたる雲の細くたばびきたる」とありますが、夫曰く、「東の空が明るくなり始めると、羊蹄山やニセコアンヌプリの山容が微かに浮かび上がって、全く同じような景色だった。」そうな・・・・



　夜明け前、羊蹄山のすぐ近くに細い三日月が浮かんでいます。



　反対側のアンヌプリが朝日に赤く染まってきました。
　「早起きは３文の得」と言いますが、私もこんな写真が撮りたかったと、後で悔やんでいます。