私の風邪もかなり良くなってきましたが、まだ、咳が時々出て完治していません。今回、風邪の予防にはうがいの励行が一番と、できるだけうがいをするように努めました。しかし、タイトルのような記事を見つけて唖然としました。
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私の元の職業柄(臨床検査技師)、いつも日経メディカルジャーナルを読むことにしています。 この中の記事に上記の図が示されて、うがい励行の介入無し群と薄めたヨード液のうがい群と水道水のうがい群で風邪の発症率を比較した調査結果が報告されていました。
結果は、うがい励行の介入をしなかった群と比較して、水うがい群で風邪の発症者が40%減少した(ハザード比0.6)のに対し、ヨードうがい群では有意な減少は見られなかった(図)。と、いうのです。
ウイルスは感染時、強固に細胞の受容体と結合し、30分程度で細胞内に侵入、増殖段階に入るため、いくら帰宅後にうがい液で粘膜表面からウイルスを洗い流したとしても、その効果は限定的だと考えられています。
一方、水道水で効果がありながら、ヨード液で効果がなくなったことに対しては、ヨード液が粘膜の常在菌叢を破壊したためか、粘膜を構成する細胞が傷害され、水道水と比べて感染が成立しやすくなったのではないかと説明されていました。
これからは水道水でうがいをすることにしました。
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私の元の職業柄(臨床検査技師)、いつも日経メディカルジャーナルを読むことにしています。 この中の記事に上記の図が示されて、うがい励行の介入無し群と薄めたヨード液のうがい群と水道水のうがい群で風邪の発症率を比較した調査結果が報告されていました。
結果は、うがい励行の介入をしなかった群と比較して、水うがい群で風邪の発症者が40%減少した(ハザード比0.6)のに対し、ヨードうがい群では有意な減少は見られなかった(図)。と、いうのです。
ウイルスは感染時、強固に細胞の受容体と結合し、30分程度で細胞内に侵入、増殖段階に入るため、いくら帰宅後にうがい液で粘膜表面からウイルスを洗い流したとしても、その効果は限定的だと考えられています。
一方、水道水で効果がありながら、ヨード液で効果がなくなったことに対しては、ヨード液が粘膜の常在菌叢を破壊したためか、粘膜を構成する細胞が傷害され、水道水と比べて感染が成立しやすくなったのではないかと説明されていました。
これからは水道水でうがいをすることにしました。