現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

日TV「明日ママがいない」の賛否

2014-02-02 11:48:49 | テレビ・映画・芸能人
こんなメールが来ました。

要旨は

日本テレビ「明日、ママがいない」の即時放送中止
及び全国の児童養護施設の子供たちと職員への謝罪を
求める」キャンペーンに賛同いただき、Facebookの
友達にもキャンペーンを紹介していただけますか?

というもの。番組が問題視されていることは、ネットの
ニュースで知ってはましたので、あまり深く考えずに
「賛同」にクリックしてしまいました。

その後で、ネットで第1回目がアップされていましたので
見てみましたが、施設の職員の乱暴な言動、ペット扱いは、
私も不快です。

すでに6,000人が賛同しており、番組のスポンサー
8社も すべてCM放送をストップという異常事態。

それにしても、番組を擁護するコメントが無いのも不思議。

こうして、いともカンタンに数が集まり、バッシングが
されることにも 危惧を感じます。









コロッケ著「母さんのあおいくま」

2014-02-02 09:53:18 | テレビ・映画・芸能人
コロッケの母親がいつも口にしていたという「五つのことば」

【あせるな、おこるな、いばるな、くさるな、まけるな】の
頭文字を並べると「あ・お・い・く・ま」

「コロッケ」の自伝を読むと、奥が深い。

東京に出て3年。「お笑いスター誕生」や「ものまね王座
決定戦」などの番組がスタートしたのは、コロッケにとっては
超ラッキー、まさに幸運。しかしそのチャンスをモノにする
ための努力は並大抵ではなかった。

上手にうまく似せるのはあくまでスタートライン。大事なのは
その先。その人の特徴をどう“おもしろく”見せるのか。

コロッケは子供の頃、中耳炎にかかったが、母親を心配させまいと、
がまんしていたために悪化、ついに右耳が聞こえなくなった。
でも「右が聞こえないからこそ、人には聞こえないものが
聞こえる」と。
なるほど。コロッケの芸は、歌手本人の歌をただ真似るのではない。
本人が絶対に歌わないであろうもの、聞けないものを見せる。
「ポニョを長渕剛が歌ったら。○○の歌を北島三郎が歌ったら」と
一曲を何人もの歌手の声色、特徴で歌ってみせる。

そして「ものまね王座決定戦」で優勝しても、それがゴールでは
なかった。それからも一苦労。同じ芸はすぐあきられる。
ブランクもあり、テレビ曲から声がかからない日々も。

そんな時、「あせるな・くさるな」。しかし、「あせるな」は
「一休み、待機」ではない。ただ時間を無駄に過ごしていては
いけない。たえず芸をみがき、次のチャンスが来た時に、すぐ
乗れるように準備しておくのだと。

そして「負けるな」。「ものまね王座決定戦」は勝ち抜き。
ライバルに負けたら、仕事はこなくなる。なんとしても
勝ち残らなければならない。でも優勝したら、目標を失って
もう空しさだけ。

「負けるな」はライバルに「負けるな」ではなく「自分に
負けるな」だったと気づく。「ライバルに負けるな」だと
相手を憎んだりすることになる。それはいや。栗田寛一ら
“ものまね四天王”と一緒にライブを企画して、さらに
多くの観客をつかむことができたと。

1/28 ものまね「コロッケ」の公演

2014-02-02 09:04:49 | テレビ・映画・芸能人
中日劇場「コロッケ」の公演。1月29日まで。A席13,000円。
観てきましたぞ。

第1部は芝居『幸せ地蔵』。「コロッケ」扮する無学でアホだが、
心優しく、誰からも愛される乞食の「一太郎」。「お守り袋」を
拾ったことで、ある旗本のご落胤と思われ、屋敷に連れていかれて
若様に。「バカ」が「ワカ(若)」になった。「親に捨てられ、
親の顔も知らないが、親を恨んではいない。何かの事情が
あったんだろう」という一太郎。「自分の子ではないかもしれないが、
一太郎をわが子と思って育ててみたいと思った」という心優しい
旗本夫婦に、悪巧みを企てた奴(やっこ)や旗本の家来がからむ。
いじめられても悪さされても、相手を恨まない、責めない一太郎。


コロッケの書いた『母さんのあおいくま』も買って読んだ。
コロッケ自身、物心ついたときには父親はいなかった。
父親は遊び人で出ていってしまったのだ。母親が苦労して
姉弟の二人を育てた。弁当箱には「きゅうり」が一本という
日もたびたびあった。それでも親を恨んだことなど一度もない。

母親はとびきり明るい性格で、超プラス思考。「あおいくま」
という標語が壁に貼ってあった。「人生はこの五つのことば」

【あせるな、おこるな、いばるな、くさるな、まけるな】の
頭文字を並べると「あ・お・い・く・ま」


コロッケは子供の頃は 人見知りするおとなしい子だった。
争い事が嫌いで、いじめっ子に殴られても手出しはしなかった。
成績は「オール1」。担任の女教師からは バカ呼ばわりされ、
叩かれ、「どうせロクな大人になれない、社会に出ても
役立たず」と繰り返しいわれた。

姉の方が“ものまね”が得意だった。テレビを見てはスターや
歌手の“ものまね”をしてクラスの人気ものだった。弟の
コロッケは、姉の真似をして“ものまね”を覚えた。
そして高校の時は、地元熊本のスナックを廻って、結構
知られるようになった。

そして、母親に生涯一度の反抗で、「ものまね芸人」に
なるため東京に出た。それから「お笑いスター誕生」「ものまね
王座決定戦」で優勝するまでの苦労、努力がすごい。感動!