現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「BIG ISSUE」の販売員「ヒロキ」さん。

2014-04-08 20:27:59 | 虚無僧日記
「THE BIG ISSUE」233号(2014.2.15)「今月の人」欄で
紹介されている「ヒロキ」さん(57歳)。

真新しい黄色の帽子に、明るいオレンジ色のジャンパー。
顔もいきいき、はつらつとしていて、とても感じがいい。

「ISSUE」の販売員は皆、服装はきちんとしている。
清潔感があって、とてもホームレスには見えない。


「ヒロキ」さんは、ホームレス歴20年。「BIG ISSUE」の
チラシを見て、販売員となって半年。NHKの取材も受けた。

ホームレスになる前は、いくつか仕事も変わったが、
自動車部品を作る会社を立ち上げ、月収70万ほどにはなり、
結婚もし、子供もできた。でも遊びに費やす金も増え、
気づいたら借金が数百万円。返済できなくなり、妻子を
残して家を出た・・・・。

私と同じだ。「貧乏人が、必ずしも破産するわけではない。
誰にでもホームレスになる落とし穴がある」そして
「ホームレスは一時期」という言葉が目を引く。

「ヒロキ」さんは、今、「支援してくれている人々に感謝。
妻子には心から謝りたい」と懺悔。「お金に余裕ができたら、
みなさんがくれた優しさを、今度は僕が他の困っている
人たちに向けていきたい」と。

私も、今は「年金」が はいるようになったので、生活は
安定してきた。わずかなお金を、ささやかながら
彼らの支援に廻せるようになりました。感謝です。拝(はい)。

ホームレスの自立支援「BIG ISSUE」

2014-04-08 19:48:15 | 虚無僧日記
最近、名古屋駅前の歩道で、本を高くかざしている男性を
よく見かける。聞けば、ホームレスの自立支援として、
「THE BIG ISSUE」という雑誌が 月2回発行され、それを
ホームレスが路上で売って、収入にするという試み。

3月までは、一冊300円で、内160円が、4月からは
値上がりして、一冊350円。内180円が、販売者の
収入となる。

この支援組織は、イギリスで始まり、日本では 2003年から
スタート。かれこれ10年を過ぎ、少しずつ認知されてきて、
一日20冊前後、3,000円ほどの収入になるという。

ホームレスとはいっても、身なりは清潔で、きちんとしている。
今日見かけた人も、顔が にこやかで とても感じが いい男性
だった。思わず、有り金 全部はたいて4冊、買ってあげた私。

一日 立って、本を買ってくれる善意者を待つ。その行為は、
虚無僧と同じだ。つい同情してしまう。


さて また 同じような宗教団体がある。「エホバ、ものみの塔」。
時々、歩道に数人ずつ並んで立っている。無言で立っているだけ。
「ものみの塔」の冊子を手にしているので、「エホバ」と判る。
ひたすら、近寄ってきてくれる人を待つだけ。本をもらって
あげるような危篤な人は私ぐらいだ。

なんか「虚無僧」の私が 先輩格に思えてきて、つい支援して
あげたくなってしまうのであります。


「サザエさん」一筋の声優って?

2014-04-08 05:50:54 | 虚無僧日記
4/8 早朝のラジオ深夜瓶便、ゲストは「加藤みどり」さん。
明るく若々しい声。「加藤みどり」と聞いて「誰?」。
判りませんでした。なんと「サザエさん」の声役で45年。

1939年生まれというので74歳。で、あの若々しい声、驚きました。
「カツオ君」役の「高橋和枝」さんは、結構知られていて、
私もビデオの仕事をしていた時に、ナレーターとしてお願いし、
お会いしたことがあります。しかし、「サザエさん」の声優は
ついぞ知りませんでした。「加藤みどり」さんの本名は、
「伊藤みどり」。スケーターの「伊藤みどり」さんと間違えられ
かねない。

ラジオで話しをうかがうと。

「松竹歌劇団」の13期生で、「倍賞知恵子」と同期。
「オーディションを受けて来い」と言われて、受けにいったものの、
一言二言で「もういい、帰れ!」と。それで素直に「はい」と
帰ってきたら、後で「決まった」との連絡。「帰れ!と言われて、
素直に帰った、その帰りぎわが、明るくてよかった」という。

しかし、そこで提示された条件は、「他の番組には、一切出演しては
いけない。毎週木曜日、収録の日は、絶対休んではいけない」と
厳しいもの。

当時は ギャラも安い。(私の生活どうなるの?)と不安が
よぎったが、「君は、家族があるからいいよね」と言われて
「はい」。番組の収録の時も、すべてお任せで「はい」「はい」。
それで、「サザエさん」一筋に45年。それもすごいことだ。

74歳になっても、あの若々しい声を維持していることもすごい。

ところで、原作者の「長谷川町子」さんの家は、私の妻の家の
近く。世田谷区桜新町には「サザエさん通り」もできている。
私は、妻の家にころがりこんでいましたので、当時「マスオ」さん
と呼ばれてました。

「サザエさん」のことは、なんでも知っているつもりでしたが、
「サザエさん」の姓は「磯野」と思ってました。結婚して
「フグタ」でした。「フグタ サザエ」なんか変。

両親も「カツオ君」も「タラちゃん」も「磯野」。
その「磯野波平」役の「永井一郎」さんが、今年1月、亡くなられました。
後任に「茶風林」を起用して、50周年まで続けるとのこと。
「明治、大正、昭和、そして平成」の4世代が見ている長寿番組。
視聴率も高く、国民的アイドル。ギネスものでは?