現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「ふとん」がふっとんだぁ

2014-06-21 21:15:21 | 虚無僧日記
今年の冬は、 一度も 布団を敷かなかった。電気カーペットの
上に毛布を敷いて、別の毛布を掛けて寝る。つまり、毛布が
2枚あれば、それで良し。旅館などで、布団で寝たら、
翌日身体中が遺痛い。どうやら、平な所で寝ることに
慣れてしまったようだ。虚無僧ですから“野宿”が当たり前。

今日、飛び込みで「綿屋」さんが来ました。「古い布団が
あれば、綿を打ち直して、新調しませんか」と。

今さら、布団を作る人がいるのだろうか。全く斜陽産業だ。
むしろ、「古い綿を再生して、全く新たな商品を開発する。
新しいニーズを呼び起こす。そんなアイデアは無いのかね」
と説教してしまった。。「各家庭で膨大な量の布団(綿)が
眠っているのだから、これを無料で回収して、何か作り出せたら、
えらい儲けになるのに。何か事業を起こせばいい」と。
しかし、「古い綿を引き取るだけのことはしない。新しい
布団を」と 繰り返すのみ。頑固だ。

「綿屋」さんが来たことをきっかけに、布団を全部捨てる
ことにした。これがまた大変。せんべい布団になった綿は
なかなか切れない。この機会にと、日本刀を振り回して
「袈裟切り」を試みたが、30cmほどの切り口ができる
程度。そして、綿ぼこりが部屋中に飛び散って、後が
大変。ほんとに厄介な代物でござる。四苦八苦して、
ゴミ袋6袋に詰め込んだ。はて、可燃ゴミの日に 出して
いいのだろうか。

「布団よ布団よ、汝、羽布団となって、吹っ飛んでいけー!」