現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

響孔のある「一節切」

2015-11-17 15:10:49 | 虚無僧日記

 

この「一節切」は裏に孔が2つ。ひとつは竹の内側の薄皮を張って

響かせる「響孔」です。中国の笛に多く見られます。日本では

おそらく、これ一本でしょう。「一節切」が「蘆安(ロアン)」なる

人物によって、中国からもたらされたという説を裏付けるもの

ではないでしょうか。「蘆安(ロアン)」は中国「福建省」から来た。

そして宇治の川辺に移り住んだ。宇治の「朗庵(ろうあん)主」

ではないか。一休と交わり、一休から「おまえの言葉は理解でき

ないが、その尺八の音は、鬼神をも泣かしうる。その尺八で

全国どこへでも行けよう」と、諭されたとか。

もし「蘆安」がもたらした尺八だとしたら、鑑定やいかに。

100万円で売りたし。