現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「三善長道」の刀

2018-05-16 19:08:49 | 虚無僧日記

「当家の系図」に、先祖が殿様(会津藩主)から「会津の名工・
三善(みよし)長道」の刀を拝領したとある。父は その刀を
「軍刀」にして戦地に持って行き、敗戦の際、その刀を
中国人に差出し、船を出してもらって、父の部隊全員が
上海まで 無事に引き揚げることができた。
父は「先祖に助けられた」と言っていた。

その他にも、当家には「無銘」だが「三善長道」と伝えられ
る大小があった。刀屋に鑑定してもらったら、「三善長道」では
ないという。刀装など立派なものだったが、30万で売って
しまった。サラ金地獄で、弁護士に相談する費用を捻出する
為だった。その30万で、自己破産せずに済んだのだ。
私も「刀」に助けられた。よかったな。

だが「先祖伝来の刀」を失った罪は重い。いつか大金を得て、
買い戻すか、「三善長道」を買いたいと思っている。

10年前、三善長道の脇差が150万で売りに出ていたので買ったが、                                 30万円の借金のカタにある人に預けたら、その後、引っ越してしまって                                  行へ不明。

今ネットで「三善長道」が出ている。50万スタートで誰も入れない。                                というのも不思議。もう何週間も、継続で出ている。

母の遺産を50万ばかりもらったので、買いたいが、買ったとろで先が無い私。                                買ってもどうしようもない。


 


名刀「正宗」

2018-05-16 19:00:31 | 虚無僧日記

浅草の老舗の骨董品店。久しぶりにのぞいてみた。
なんと「正宗」の短刀。金象嵌で「正宗」と銘がある。
「本阿弥光悦の折り紙(鑑定書)」までついている。
「まさかぁ」である。

ネットでみると、「正宗」の国宝は 刀4点、短刀5点。
重要文化財は 刀4点、短刀2点。それ以外が10数点、
全部で、紛失したものも含め、30点ほどが知られている
ようだ。意外に在る。ほとんどが「無銘」で、「金象嵌銘」は、
後世に「本阿弥光悦」が入れたものとか。

この店で展示されているものも、その一振りか。
「名物 包丁正宗」に極似している。だが、刀剣の世界は
「折り紙」や「鑑定書」も信用ならない。「正宗」の
系統を受け継ぐ一門の作か、「正宗写し」と言って、
「正宗」に似せて、他の刀工が試験的に作ったものも多い。

ところで、気になる「お値段」は? ついていなかった。
「正宗」は 納まる所に納まっており、巷(店や競売等)に
出てくるようなものではないとのこと。

その程度のことは十分承知の介だが、ネットオークションで                                   「正宗」と銘入りの脇差が出た。冷やかしのつもりで5万円で                                   入札したら、私の他誰も入れない。それで、私が5万円で                                     落札する羽目になってしまった。「偽物」とは皆さん承知だからだろう。

刀屋に売りに行ったら「5千円」と云われてショック。