現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「誰でもよかった、殺してみたかった」

2018-07-13 12:06:45 | 社会問題

H20年、17人が死傷した東京・秋葉原の無差別殺傷事件から
早10年。この10年で全国の通り魔事件は67件に上る。

「通り魔」というのは、犯人と被害者の間に面識が無いから
なかなか捕まらないというやっかいな事件だったはずが、
最近は「捕まる」ためにやったとか、
ますますややこしくなってきました。

そして、犯人は「精神異常」と 鑑定されれば
「無罪」となるから、まったく“やられ損”。

特に最近は、衆人環視の中での犯行で、周りに
大勢人がいながら、誰も取り押さえようとしない。
“傍観者も共犯”なんて云えない時代になった。

ところで秋葉原事件の犯人加藤智大は2015年最高裁で                                              死刑判決を受けたが、判決を不服として再審請求中。                                        精神障害を理由に無罪を勝ち取ろうというのか。

この事件は、厳しすぎた母親の教育が問題とされた。                                            その母親は、神経をすり減らし、離婚して精神病院に。                                          

気の毒なのは弟の優次。2014年28歳で命を絶った。                                       会社を辞め、住居も職場も点々とし、恋人も離れていった。

270枚もの手記を残していた。 

「加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。                                   それが現実。僕は生きることをあきらめようと決めました。                                    死ぬ理由に勝る、生きる理由がないんです。どう考えても浮かばない。                               何かありますか。あるなら教えてください」