現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「善・悪」とは

2018-07-27 16:15:06 | 虚無僧日記

毎晩寝苦しい。眠りが浅いせいか、怖い夢ばかり見る。
「日暮れて道遠し」。知らない土地で道に迷う夢。
行き先が見えない焦燥感。狭い排水溝に閉じ込められて
身動きできない閉塞感。そして・・・・人を殺す夢だ。

サスペンスドラマや映画の見過ぎのせいかも。

東野圭吾の『さまよう刃』。中学生の娘を殺された父親の復讐。                                                                              

もう一つの話題作が、桐野夏生の『東京島』。
船が難破して、無人島に辿りついた一組の夫婦。そこへ
16人の男と 6人の中国人も。一人の女性と男たちの顛末。
「一番 要らないのが夫だった」とは、一番怖いセリフだった。

「たった一人の女」役に木村多江。彼女はそれほど
美人ではないが、『リング』の貞子役、『ゼロの焦点』、
『沈まぬ太陽』などで、重要な役回りを演じており
好きな女優さんである。

最近の小説、映画は「何が善で何が悪か」を問いかけ
るものが多い。五木寛之の『親鸞』もそうだが、
これこそ私の『一休語り』のテーマである。
ごく普通の人が、殺人を犯す。犯さざるを得ない状況に
陥る。善人が悪人になる危うさは、日常隣り合わせなのだ。


あるサイトに「虚無僧」が

2018-07-27 16:08:48 | 虚無僧日記

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あるサイトの投稿記事です。

 

小学2年生で虚無僧を知ることが、早いか遅いかわかりませんが、                                  私たちが子供の時に比べて、「虚無僧」や「武士」「町人」など                                  江戸の文化に触れることが、格段に少なくなっているんだろうなぁ~と感じました。

それはやはり、テレビで「時代劇」をやらなくなったからだと思います。

私が子供のころは、家族でTVを楽しむ時間には、常に何か「時代劇」をやっていて、                        それらには、やはりドラマ独特の「嘘」や「脚色」もあるので必ずしも                               正しい歴史を学べたとは言えませんが、これらの「時代劇」のお陰で                               「江戸時代が身近」であったことも事実です。

テレビで「時代劇」を放映しなくなってきた理由をとしては、                                        「髷のかつらや衣装、小道具など、特別に用意するので予算がかかりすぎる」                                「『江戸時代』として撮影できる場所が減っている」「スポンサーがつきにくい                             (現代劇なら、主役が持つ携帯電話や洋服などスポンサーのものが使える)」                              といったことがあるようです。

時代劇の多くは1話完結で勧善懲悪の子供でもわかりやすい内容が多いので、                             歴史に興味を持つきっかけとして、ぜひ、家族で楽しめる時代劇が復活して                             くれればいいのになぁ~と思います。

ちなみに、息子が「虚無僧は何をしてるの?」と聞いてきたので調べてみたところ、                                  ざっくり言うと「籠をかぶって尺八を吹くという修業をする宗派の僧」だそうです。                                 「僧」と称しているものの剃髪はしない半僧半俗の存在だそうで、なるほど、                                  時代劇では悪者が、誰かを暗殺する為に虚無僧に扮していたりしますが、                                          「剃髪しないでも疑われないから」という理由があったんですね~。                                            一つ、発見できました(^^)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今もテレビでは「大岡越前」「水戸黄門」「遠山金四郎」の三本建てでやってます。                          先日も水戸黄門で虚無僧が出て来ました。悪役でした。残念。悲しい。

見ている子がいなくて安心しました。


「親鸞会」と浄土真宗

2018-07-27 15:57:49 | 社会問題

「親鸞会」の活動についても、これまた「被害者」団体も
あって、問題視されるが、彼らが主張するのは、
「既存の仏教が、仏法を説かず、葬式だけで 銭儲けして
いる」という批判だ。親鸞や蓮如の教えを正しく広めようと
彼らは日夜学習し、あちこちで流布教宣活動を行っている。

「親鸞会」の主張

浄土真宗の既存の寺は「ただ“ナムアミダブツ”と唱えれば、
誰でも救われる、何もしなくとも、犯罪を犯しても、成仏
できる」と説いてきたが、それは間違いである。今生において
「他力信心」を獲ることが重要であり、念仏は救われた御恩に
報いるお礼として称えるものであると説く。

彼ら若者は「この世に生を受けたからには、いかに生きるか。
真剣に生きるとは何か、どう努力するか」という学びに 真摯に
惹かれている。それはそれで感心する。

だから、「一休さん」の「平気、平気、気にしない、なんとか
なるさ」なんていう軽いノリには、ムキになって反論してくる。

一休の悟りは、やはり60歳過ぎてわかるものだ。私も
この歳になってわかる。若い人には「あきらめ」に似た
悟りはまだ通じない。


「カルト」に はまる学生たち

2018-07-27 15:55:42 | 社会問題

新聞にも取り上げられていた。大学では、この時期、
新入生に対して、クラブの勧誘に混じって、さまざまな
カルト教団が、会員獲得の活動を行っていると注意を
呼びかけているそうな。

浄土真宗系の「親鸞会」という会が、今、大学生の間で
広まっている。日蓮宗系では「顕正会」が、高校生の
中に浸透してきて問題視されている。

「宗教離れ」と言われる中、学生が「創価学会」「真如苑」                                    そして「親鸞会」や「顕正会」さらに「オウム」にまで入会する。

昨日、お寺の「法話」を聞きにいっても、集まるのは
お年寄りばっか。昨日の「法話」もすばらしかったのだが、
もう人生の大半 終わってしまった方々(失礼)に説法しても
無駄なように思える。ご老人は、すでに身をもって体験を
積んでき、もう悟りの境地にはいっているから、「釈迦に
説法」でもある。

若い人に、これから生きていく よすがとして、宗教に
ついて 少しは 考えてもらいたい。日本人の多くが
「私は無宗教です」と答えるのが「正しい」と思っている。
外国で「無宗教」と言うと“犯罪者”かと疑われるそうな。

「無宗教」を誇らしげに口にする人は、宗教に入信する人を
あからさまに非難する。たしかに、のめりこんで、周囲が
見えなくなっているのは問題だが、彼らの多くは、純心
一図だ。
今の世の中にこれほど、素直で、人を疑うことをしない人が
多くいることに、ホッともすれば、不安にもなる。