現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

桜さんからのコメント

2008-09-03 07:20:33 | H20./8月 四国の旅
四国松山でお会いしたマドンナ「宴乃桜」様から、ステキな
コメントをいただいた。公開させていただこうかな。


「一路先生は穏やかで自然と一体化された、風のような御方
という印象を持っております。山にあれば山の一部、お寺に
あれば境内の一部、町並みにあってもその一部、川にあっても
谷や吊り橋や海や松原、田畑、どこにいらしても風景に一体と
なり、掛け軸の絵のようになられると思います。
柳のようにしなやかに流れに逆らわず、しかし折れない、
といったような…。それは四国に見えてからでしょうか?
元々そういう御方でいらっしゃるのでは…?と私は思います…。」

なんてステキな文章を書かれる方だろう。
「明にあれば明に、暗にあれば暗に、行雲流水の如く」が
虚無僧のめざす到達点だが、それを見事に表現していただいた。
私の尺八は、正に、その場 その場に溶け込む音を目指している。
名古屋に帰ったら名古屋の音しか出ないが、四国で響いたあの
清らかな音が なつかしい。

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四国遍路の図

2008-09-03 07:16:24 | H20./8月 四国の旅
「歴史読本」昨年の8月号に『乗泰居士四国巡拝画帖』と
いうのが載っていた。内容は、江戸末期の文化11年(1814)、
丹波の国の父子の四国遍路の図。

父親は脳梗塞であろうか、歩行もままならぬ様子。その父を
息子が向かい合うように立って、父親の両腕を支え、自身は
後ろ向きに歩行している。顔をしかめ苦痛の表情の父親。
それに対して 父親をいたわる孝行息子の優しい眼差し。
二人を見守り、ゆっくりゆっくり歩く供の者。それぞれの
表情が見事に表わされている。場所は四国の最難所。
雲上寺に向かう「遍路ころがし」の急坂だ。

不治の病に冒された者、障碍を抱えた者が、より困難な難行
苦行に挑む。それは神仏にすがるというより、自分に より
困難な試練を課して、それを乗り越えようとする強い意志が
感じられる。自分との戦いの行なのだ。四国遍路は、霊場
参拝というより、歩くという難行苦行の中で 神仏と迎合する
旅なのだと知る。

盲目のゴゼも然り。松本清張の「砂の器」に見るライ病患者の
乞食遍路もそうだった。そうした姿に 私は心打たれ、深い感銘
を受けるのである。

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遍路は死出の旅路?

2008-09-03 06:52:13 | H20./8月 四国の旅
「歴史読本」昨年の8月号に掲載された「四国遍路の図」
の解説文の標題は「死出の旅としての四国遍路」とある。

病をおして不自由な体で四国遍路の旅に出た七郎左衛門
は、遍路の途中で死に絶えたのだろうか。無事完行し、
帰国したのだろうか。顛末はわからない。(次号H19.9月
号に続くとある)

四国遍路は、果たして「死出の旅」なのだろうか。私も
四国に行く前は そのように思っていた。四国は「死国」
かと。(死者の魂が集まるという高野山や、下北の恐山
のように)

以前、このブログで「将来、尺八が吹けなくなったら、
四国遍路で野タレ死にしたい」などと書いたら、
『宴の桜』さんから「そんなことできません。すぐに
救急車が来て運ばれてしまいます」というような
コメントがあった。その時から「桜」さんに会ってみたい
と思った。

今夏 わずかばかりだが体験してみて、四国遍路は、
「死出の旅」というより、「生きるチカラ」が沸く
“明”の場だった。たとえ途中で病に倒れることが
あっても、生死を超越して神仏と迎合できるのだ。
暗く終わるはずはない。

それは虚無僧にも言える。一般の人は、虚無僧に
「隠者」という暗いイメージを持つが、私は、
結構 たくましく 明るい虚無僧だ。
桜さんも、「一路さんは120歳まで生きそう」と
書いてくださった。そうかもしれない。そんな 気に
なってきた。感謝。

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詩吟の伴奏

2008-09-02 21:40:35 | プロとアマ
先日の詩吟の会。一人で155人は大変だ。そう思って
心配してくれたのか、代表の方に「出だしの基音だけ
吹いてくださればいいです」と言われた。???である。

今までよほど ひどい尺八家しか来なかったのだろう。
会が終わって懇親会で「いやあ、こんなすばらしい尺八
初めて聞きました。つい尺八の方に聞き入ってしまい
ました」と。

「とても吟じやすかった。今までの尺八家は、勝手に
吹くので邪魔にしか思えなかった」とも。

普通、詩吟の伴奏というと、吟者より遅れて入るものと
思っている尺八伴奏屋が多い。
しかし、尺八伴奏が遅れてはいるのは、足を引っ張って
いるようなものだ。初心者は尺八を聞いていると
ダラダラ伸びのびとなってしまう。

私の伴奏は、吟者と一緒に呼吸している。発声と同時に
ピタっとその音を出す。その上で詩の内容に応じた情景
描写をアドリブでいれる。

詩吟の伴奏は、一定の制約の中でも、アドリブで自由に
遊べるから楽しいし、こんな楽な仕事はないと思っている。

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福田総理辞任

2008-09-02 09:02:12 | 政治家
昨夜 緊急記者会見で 辞任を表明。迷惑な話だ。
テレビ番組もみな中断して、ニュース速報に。
今朝の新聞は全部記事が入れ替わり、TV、ラジオの
番組もみな入れ替え。
大勢の人が 夜を徹しての作業に追われたわけだ。

もはやこの国の総理は誰がなってもみな同じ。
総理が辞任しようと、そう驚くことでもなくなり、
世論は冷ややか。

北京オリンピック以来、新聞はスポーツ紙並に、
マスコミ挙げてセンセーショナルに騒ぎ立てるが、
そんな大事(オオゴト)ではないように 思うのは私だけか。

むしろキムタクが総理になればいい。あのドラマも
急に現実味を帯びてきた。

安倍さんに続いて福田さんも

2008-09-02 05:32:21 | 政治家
深夜 大衆が寝ている間にも 世の中目まぐるしく
動いているものだ。安倍氏に続いて福田氏も辞任。

安倍、福田と姓はわかるが、名前の方が出てこない。
森 元総理が間違えて呼んだように、父親の「安倍晋太郎」
「福田赳夫」ならすぐ出てくる。私もそんな歳なのだ。

福田赳夫氏も 安倍晋太郎氏も『邦楽振興協会』の総裁を
引き受けていただいていた。福田総理の義弟 越智通雄氏
には、今でも 私の娘が世話になっているようだ。
越智通雄氏の奥様は和子さん。

次期総理の麻生太郎氏の母堂は、吉田茂の娘の和子。
そして、麻生太郎の弟で麻生グループの代表である
麻生泰氏の妻も和子さん。

麻生泰氏の妻になっている和子さんは、医師会のドン
武見太郎の娘さんだ。私の中学の同級生。中学の頃
から目立つ存在だった。
彼女が総理大臣の義妹となるのか・・・・・。


ランキング

2008-09-02 04:03:13 | ブログ
先日「“虚無僧”で検索しても 私のH.P.が出て
こない」と書いたが。13万件中、ブログが11位、
ホームページは16位だった。いつも 後ろの方
ばかり探していたら、いつのまにか トップページ
になっていた。

「日本ブログ村」で見ると、「生き甲斐ランキング」
で72位、「邦楽ランキング」で17位、「団塊の世代
のブログ」で20位とあった。どういう取り方なのか、
よう わからんが まぁ祝着至極。
なんでも1番にならないと気がすまない性格。
まだ悟りきってない。

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詩吟

2008-09-01 10:19:10 | 虚無僧日記
昨日のトヨタ関連会社の詩吟愛好者の集まり。
第20回を迎え、当初40代だった壮年も次々定年退職、
大半がOBだ。

最高齢者は90歳の星野園右衛門氏。立派な髭を伸ばし、
仙人のような風貌で、若手(といっても70代)の役員に、
てきぱき指示を行なっている。耳も声もまだまだ確か。
詩吟も風格ある見事な吟だった。

80歳のおばあさん、腰は曲がっていて杖をついているが、
詩吟となると、かくしゃくとして、ものすごい声量。
気迫ある吟に圧倒された。

懇親会で、70、80代の婦人方が、舞台で軽やかに踊る。
若めのお姉さま方に囲まれた。歳を聞いたらS24年生まれ、
私と変わらない団塊の世代だ。みんな若い。我々は、この
世界では まだまだ 若年者なのだ。

詩吟は絶対 体にいい。長寿の秘訣だ。