現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

大麻の吸引は罰せられない

2008-09-09 07:36:43 | 社会問題
以前、オランダに行った時「喫茶店(コーヒーショップ)は
マリファナや大麻を吸う場所だから 入らないように」と
注意された。オランダでは、大麻は、煙草やアルコール
より危険度は少ないとされ、喫茶店でコーヒーと同様に
買えるのだ。

そのせいで、オランダから帰国したら、成田の税関では
検査が特に厳しかった。お土産にもらったチョコレートの
箱の中まで空けて調べられた。

日本では、大麻は 「生産と所持」が規制されているので
あって、「吸引」では罪にならないそうだ。知らないで
オランダの喫茶店に入って、他人が吸引していたのを
吸うこともあるからだ。

露鵬と白露山も、「陽性反応」だけでは検挙できない。
家宅捜索で所持の証拠が出ない限り、『大麻取締法』
では罰せられないという。「検挙されたわけでもない
のに、マスコミが騒ぎ過ぎる」という声も。一般的に
も、陽性反応だけでの解雇は異例とのこと。マスコミ
踊らされて、角界も浮き足立って酩酊状態か。

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大麻朝市

2008-09-06 22:51:43 | プロとアマ
大相撲の大麻事件で思い出した。徳島の板東駅から
第1番札所の「霊山寺」に向かっていた時である。
「大麻朝市」の赤い看板が目に止まった。
「大麻(たいま)」を売っているのかと驚いた。

後で判ったのだが、近くに「大麻比古(おおあさひこ)
神社があり、この辺の地名が「大麻(おあさ)」という
のだった。

午後にお会いした山川さんの話しでは、「霊山寺より
大麻比古神社の祭礼の方が盛大で賑やか」とのこと。
なかなか立派な神社である。阿波国の一宮で、平安
時代の『延喜式』に定められた式内社である。

しかし、ネットで調べて、大麻比古神社は出てくるが、
祭神の「大麻比古」は「神々の一覧」には無い。
不思議な気がする。

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総稽古

2008-09-06 22:51:19 | 虚無僧日記
9/23 能楽堂公演に向けて、昨日3回目の総稽古。
尺八の会員は、今回出演するのは精鋭の5名だが、
それに 笛、筝、三絃、詩吟、居合い、さらに 受付、
裏方、そして司会と 総勢40名。みな“友達の友達は
友達”で 集まってくれた方々。ありがたいことである。

先日ラジオで、劇団四季の役者が、高校生のミュー
ジカル部員からの「どうしたら上手く演じられますか?」
という質問に、「お客様に楽しんでもらおうと思って
演じることです」と答えていた。

「なによりも、お客様に楽しんでいただく」。云うは易く
行なうは難い。それには、まず練習だ。回を重ねて、
自信をつけること。それが大変。みな、一定のレベル
まできたが、自信をつけるには これから。みなへとへと
になった。自分が楽しんで演奏できなければ、お客様を
楽しませることはできない。次回からはリラックスして
やろう。

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服装の乱れ

2008-09-06 22:50:55 | 社会問題
「服装」について、宴乃桜さんからコメントをいただいた。

「服装は人間の中身の表れです。心の表れです。お稽古は
道を志す者にとっては神聖なものです。姿はその心構えが
表れます。その場に相応しい服装というものがあります」

力強いお言葉だ。私が尺八を始めた頃、もう半世紀も昔だが、
お琴、お花、お茶などの稽古事は“行儀作法の見習い”であり、
よそ行きの服装で行ったものだ。それを今もきちんと守って
おられる。

実践倫理の「朝起会」も、「男性はスーツにネクタイ着用、
女性も上着を着ること」と不文律で決められているが、今朝も、
半数は守られていない。ジーパンやらトレーナー、短パンに
すね毛を出して靴下も履かないという若者もいた。まさに
「空気が読めない」若者だ。そして、誰も若者には注意でき
ないでいる。

朝の儀式という神聖な会場を土足で踏みにじられた気がする。
しかし、怒ってはいけない。責めてもいけない。責任はすべて
自分にあると受け止めなければならない。口で注意しなくとも、
そういう人に自分の思いをどう伝え、こちらの意図に沿わせて
いくのかが、試される場なのだ。

「時代はどう変わろうとも」と、毅然として、自身の価値観を
弟子にも同化させている『宴乃桜』さんに見習いたい。


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超エリート高

2008-09-06 07:19:24 | プロとアマ
テレビで「第28回高校生クイズ」なるものを見た。
全国何千もの高校から勝ち抜いてきたエリート校。
慶応、ラサール、灘、麻布など名門校を破り、決勝に
残ったのは、「東大進学率No.1の開成(東京)と、医学部
進学率No.1の東海(名古屋) 」だった。レベルは互角、
一瞬の判断が 明暗を分け、優勝したのは東海高校だった。

このH.P.を制作管理してくれている「一珍」君は、東海と
肩を並べる明和高校。明和の体育祭、文化祭、さらには
東海高校との試合など見にいったが、何をやってもすごい。
受験勉強だけでなく、スポーツもダンスも演劇も、彼らは
万能型の天才児なのだ。

今時の若者は「二桁の加減乗除ができない」とか「漢字を
知らない」とか言われるが、東海、明和の子たちを見ていると、
その知識や能力は 私でも到底かなわない。

福沢諭吉は『学問のすすめ』で「富める者と貧しき者の差は
学ぶと学ばざるによるものなり」と言っている。学力の格差
が、将来の貧富の差になるのか。

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あら不思議

2008-09-05 07:07:29 | 虚無僧日記
昨晩、「屋上の漏水よ、止まれ」と書いたら、今朝止まっている。
「抜け毛よ止まれ」と祈ったら、今朝は10本くらいだった。
明け方、湿気が多く、雲は異様な色だったが、雨に降られず
朝起き会に行ってこれた。

ハンマー投げの室伏選手。メダルを逃し、「そんな はずはない、
きっと・・・」と思っていたら、案の定上位二人もドーピングで
引っ掛かり、繰上げ『銅メダル』。

「新弟子が欲しい」と思ったら、昨日 みえた。

そろそろマスコミから取材が来そうだ。さて当たるかな???

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9月の予定

2008-09-05 06:54:43 | 今後の予定
今月は超多忙、ありがたいことです。

10(水)デイサービス平和福祉会

13(土)実践倫理宏正会秋季大会(レインボーホール)

14(日)愛知県吟舞道連盟大会 (港湾会館)

15(月)午前:野田学区敬老会 (中川区野田小学校)
    午後:関西吟詩・高蔵寺グループ一吟会 (春日井市高蔵寺)

21(日)ビクター歌謡祭(中川文化小劇場)

23(火)一路会公演「竹のひびき」 (名古屋能楽堂)

27(土)歴史文化トーク&コンサート (天白区役所講堂)


「調子」「瞳」「紫恋慕」「風紋」「恋のアランフェス」「鶴の巣籠もり」
「月のしずく」「見上げてごらん夜の星を」「瀬戸の花嫁」「河内男節」
以上10曲を暗譜しなければならない。こうしてはいられない。

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服装

2008-09-04 22:31:06 | 虚無僧日記
『宴の桜』さんのブログを読ませていただいた。

「筝のコンクールに審査員として招いた某有名筝師、
ラフな恰好で、模範演奏もそのままの服装だった。
他の審査員は スーツにネクタイ、演奏の時は紋付袴に
着替えてというのに、はなはだ けしからん」とご立腹。

桜さんのご立腹、わかるわかる。しかし最近の私は
もう あきらめ状態だ。

その昔、NHK紅白に カルメンマキがジーパンで出て問題になった。
当時、一流ホテルではジーパンでは入れてもらえなかった。
今、どこもかしこもジーンズ、しかも破れたのもファッションとか。
某地方都市の邦楽の会に招かれて行って、私は紋付・袴だったが、
地元の筝の先生は、ジーンズにTシャツだった。緋毛氈に金屏風の
前である。その地方では、それが高級ファッションなのだろう。

戦前、宮城道雄師がラジオ放送される時、金屏風の緋毛氈の
仮設舞台の上で、紋付、羽織、袴に威儀を正して演奏された。
ラジオだから聴者には見えないのだが、その姿勢は、見えなく
とも伝わるものだ。

長野オリンピックで、モーグルで金メダルをとった娘が、表彰式の
国家斉唱の時、帽子を被ったままだった。それを注意した人が
世論の袋叩きに遭った。「古い」と。あれから10年。

今日の新聞。島根県の某お寺で、住職夫妻(50代)が、エレキと
シンセでお経の伴奏とかで、本堂で檀家さんを前に、ロック調の
派手な恰好に、帽子を被り、靴まで履いている。畳の上に絨毯は
敷いてはいるが、本堂内で帽子に靴はないだろうと 思うのだが。

先日、アメリカ人の女性の筝と尺八演奏を見た。緋毛氈の舞台の
上に、ハイヒールを履いたままで 正座である。かの国では
靴を脱ぐのは『娼婦』だけとされているのだとか。

もう世の中わからなくなってきた。でも私は、絶対にジーンズは
履かない。人と会う時は、着物か、スーツにネクタイ。お弟子さん
との稽古の時も、ネクタイははずさない。それが私のポリシーだ。

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宴乃桜さんのブログから

2008-09-03 11:31:53 | H20./8月 四国の旅
自分のことしか頭にない私である。「そうだ『宴乃桜』さんの
ブログを覗いてみよう」と、今頃になって ようやく気づいた。
多岐にわたって、精力的に書いていらっしゃることに まず脱帽。
8月14まで遡って、やっと見つけた。私のことが丁寧に書かれて
あった。すばらしい表現力。もったいないので転写させていた
だこう。


「今日、一路様にお目にかかりました。(^^)徳島から当地に来られ、
明日は高知とか。「たく鉢」と言っていいのでしょうか、門前で吹かれたり、
吹き歩いてらっしゃいました。虚無僧のお姿を堪能しました。屋外なのに、
また歩かれているのに、素晴らしい張りのある音でした。さすがにお上手な…
まさにプロだな…と感じました。有無を言わさない実力と、人の視線を集める力、
その視線を吸収してしまう。すごいものなのですね…

一路様は「芸能」と「芸術」は違うとおっしゃっておいででした。
確かにイメージとして「芸能」といえば、現金の垢が纏わり付いている
イメージもあるかもしれません。芸術といえば、一切の雑念を寄せ付けない
磨き上げられた真空状態の芸の姿、というものかも。

そういう意味なら今日の一路様は芸術だったと思います。その存在感、
人々の目はたやすい視線でなく、喜びと、触れてはならない神聖なものを見た
という視線でした。一路様はただ自然、泰然…。天蓋を脱がれて人に話し掛ける
時の自然さ、風の様な。人々も警戒心なく会話が続くのは、そのあまりの
自然なお姿からでしょう。

色々勉強されられました。芸術とは、まずは美しくなければ。
一路様の美学、美意識、見習わねばと感じ入りました。

暑いので
「これ(天蓋)貸しましょうか?」
とおっしゃった時は大笑いしてしまいました。(^^)
スカートはいた女が天蓋かぶって往来を歩いたら…
お巡りさんが走って来るかも。(^^)しかしそういうの本当は好きな性格なので
困ってしまいます。一度借りてみたらよかったかもしれません。(^^)」


「やはり天蓋を お貸しすればよかった。詰めの弱い、
最後でひいてしまう私です」(一路)

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宴乃桜さんのブログから 2

2008-09-03 10:57:28 | H20./8月 四国の旅
『宴乃桜』さんのブログから、ひきつづき
転載させていただきます。


「内子の町並みにご案内し、散策しました。
といっても散策したのは私だけ、虚無僧一路先生は吹き歩いて
らっしゃいました。
内子の人々は、虚無僧というものを知ってるな、と感じました。
家々の前まで出て来られ、虚無僧一路先生に合掌するんです。
ああいう、作法と言ったら大袈裟ですが、虚無僧が来たらどう
接するのかを知ってるんです。やはり内子という街は、本物だな、
と感じました。

虚無僧一路先生は尺八もとてもお上手でした。聴きほれる。
歩きながら吹いてらっしゃるのに音が揺れないし下がらない。
歩く振動を足の膝あたりで柔らかく消化なさってる感じでした。
上半身が動いてない。それで綺麗なんでしょうね」

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