現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

忘年会

2008-12-19 21:01:05 | 社会問題
忘年会シーズンでも「飲み屋やスナックは悲鳴をあげて
いる」とのニュース。大衆飲み屋の「むらさき」もつぶれた。
しかし、金曜ともなると、名古屋駅前はすごい人。飲み屋も
満席。まだまだ名古屋は元気だ。いや、しのびよる不況の
影におびえながら、一睡の夢に浸っているのか。

私も今冬は2件の忘年会に誘われた。今年は懐も豊か。
何年ぶりかで、そのような席に参加した。すごい盛況だ。
結構食べて飲んで、それぞれ4,000円以内で済んだ。たしかに、
バブルの頃は7~8,000円が相場だった。その半額では飲み屋も
商売上がったりなのだろう。閑古鳥が鳴いているのは 高級割烹
やクラブか。

価格破壊 1

2008-12-19 13:29:25 | 社会問題
「これ24金」「俺のは白金」「僕のはヒャッキン(百均)」
( 『羞恥心』のギャグだったか?) バブルの頃は高価な物を
買って自慢した。今や安く買って自慢する時代になった。
百円均一ショップで大抵の物は買える。すぐダメになる物も
あるが、また買えばいい。使い捨ての時代だ。
ネクタイもバブルの頃は、1万~3万もするのをしめていたが、
今は100円ので充分。ディスカウントショップでは32円~58円で
売っていた。背広も7~15万していたのが、今3万円で2着買
える。カッターは450円。靴下は80円。ズボンも980円。

バブルの時さんざんいい思いをさせてもらった。今はもう何も
欲しくない。タンスも要らなくなった。下着など3着あればいい。
洗って干して、乾いたらハンガーからおろしてそのまま着るから、
たたんで仕舞う必要がない。夏、冬1シーズン着たら捨てる。
次のシーズンでまた買えばいい。生活改善でどんどん物が無く
なり、部屋がスッキリしてきた。こんな生活が夢だった。




価格破壊 2

2008-12-19 11:12:25 | 社会問題
自動車業界は大変だ。トヨタがこければ、関連会社、
下請け業界は悲鳴をあげている。好調だった名古屋市も
愛知県も税収の落ち込みでまっさお。緊急事態発令とか。

「ガソリン値上げで車に乗れない」とかでマイカーを手放し
た人も多いと聞く。中古車市場もダブついているらしい。
そのガソリンが今は90円台。原油価格は4分の1に下落とか。
もう世の中しっちゃかめっちゃか。

ガソリンスタンドのお兄さんから「掘り出し物ですよ」と、
中古車を勧められた。3万kmしか乗っていないトヨタカリーナ。
外装は傷も無くピカピカ。座席シートにはまだビニールがかぶせ
てある。新車同様だ。価格は、車検も登録費用も込みで43万。
尺八より安い。私の車はもうボロボロガタガタ。車検とタイヤ交換、
修理費用等で40万近くになるから、買い換えた方が得だという。
マネージャーの鈴花も了承。買ってくれることとなった。

刀や本を手放したからか。こだわりの心を捨てきると、必要な
ものが入ってくる不思議。ありがたや ありがたや。

出口くん

2008-12-19 10:06:44 | 社会問題
派遣切り、期間工解雇。大変な時代になった。
「クライスラー社1ヵ月操業停止」のニュース。
世はますます“暗いすらー”。

3年前、名古屋駅で悪戯者に天蓋を奪われた時、
取り返してくれた出口君。彼もトヨタの期間工で、
仕事が開け、名古屋に出てきて、24時間開いて
いるネットカフェを探しているというので、うちに
泊めてあげたことがあった。
助けてくれたお礼に尺八を教えてあげたら、彼は
尺八一本持って四国に行き、さらに奄美大島まで
行った。
1カ月後、律儀に尺八を返しにやってきて、私の
前で『下がり葉』を吹いて聞かせてくれた。わずか
1カ月の自己流だが、地の叫びのような魂のこもった
音は、今でも耳に残っている。私以上に放浪の
虚無僧人生だ。彼は今どうしているやら。

筑前琵琶川村旭芳さん

2008-12-19 09:42:39 | 筝尺八演奏家
12/14 神戸での筑前琵琶上原まりさんが主宰する
旭堂会の演奏会に賛助出演してきた。名古屋の
久世旭如さんの尺八伴奏でついて行ったのだが、
ついでに上原まりさんの『炎』にも即興で合わせる
こととなった。上原まりさんは、元宝塚のトップスター、
ベルバラのマリーアントワネット役を務めた方。
さすがオーラが出る。筑前琵琶は薩摩のように板を
叩いたりしない繊細な奏法なのだが、それでも迫力が
ある。私も思いっきり持てるものを総て出し切って
尺八を吹いた。
客席も200名ほど、8割方埋まっていた。琵琶の会で
50名以上というのは、私としては初めて。

上原まりさんの人気かと思いきや、上原まりさんは
今東京に住んでいて、実質神戸で活躍しているのは
川村旭芳という若い女性。上原まりの“動”とは対象
的に“静”の演奏だが、“花”がある。容姿も声も
琵琶の響きも美しい。演目は『村上喜剣』。琵琶を
聴いて初めて泣けた。帰宅して彼女のH.P.を検索して
みると、関西ではさかんに活動している売れっ子と
知る。川村旭芳さんのファンも多かったようだ。


あと2週間

2008-12-19 09:03:48 | 今後の予定
12/14筑前琵琶上原まりさんとの共演も無事終わって、
今年は後2件。

12/22 13時開演
   中村文化小劇場 ぞう列車合唱団主催
   『子供の幸せと平和を願う音楽会』で
   「アメイジンググレース」と「コンドルは飛んでいく」の2曲を演奏

12/25 18時から食事 19時から演奏
   岐阜県多治見市の現代陶芸美術館(セラミックパーク)内の
   レストラン・クレイでディナーショー
   演奏 薩摩琵琶:糸井藍水 尺八:一路 鳴り物:鈴花

クリスマスのディナーショーで琵琶と尺八???!
いいんでしょうかねぇ。お客さんゼロだったらどないしょう。
7,000円だそうです。
出し物は『雪女』。糸井さんの迫真の芸で、身の毛も
よだちますぞぇ。帰りが怖い。雪にならねばいいが。
そういえば今年の正月、アピタで「雪が降る」を演奏したら、
ホントに雪が降ってきたっけ。

福岡・北九州・名古屋

2008-12-10 07:22:16 | 虚無僧日記
福岡・北九州と名古屋を比較する2chがあった。
「福岡・北九州を足しても名古屋にはかなわない」と
いう意見が大勢を占める。

先日12/2,3,4 福岡に行って来たばかりだ。博物館の
若い書士の男性も、ラーメン屋のお兄さんも「名古屋
の方が大都会でしょう」と云う。

行く前は私も“仙台・広島のような地方都市”と思って
いたが、あにはからんや、巨大な活気ある町だった。
シーホークホテルのような大ホテルは名古屋には無い。
福岡ドームも名古屋ドームより大きく見えた。そこから
町の中心街天神に行くバスは、高速道路で海をまたぐ。

天神は30年ぶりに訪れたのだが、ビルが巨大化していた。
三越も名古屋の5倍以上はある。すべてスケールがでかい。
そして若い人が多い。女性は化粧もスタイルもビシッと決め、
実に美しい。数でも“名古屋お譲”は負けるか。道は人で
あふれ、とても虚無僧など立っていられない。

裏通りに入って「しんしん」というラーメン屋に入った。
どうということのない小さな店だが、著名人の色紙がたくさん
貼ってあった。韓国のグループ「東方神起」も来たそうな。
“さだまさし”もつい2、3日前来たとか。味は絶妙の味、
スープは全部飲み干した。さすが有名人が来るだけの店で
ある。

名古屋市の成人人口は約180万人、福岡は111万。
人口では名古屋の方が多いのだが、福岡の方が大都市に
見えた。

名古屋に帰ってみると、名古屋は広々としていて、空が
広く、町はきれいだ。
「日本の環境首都コンテスト」で名古屋が1位とか。
それをもっと誇りをもってPRすればいいのにと思う。

上原まりさん

2008-12-09 23:50:02 | プロとアマ
筑前琵琶の上原まりさんは、知る人ぞ知る元宝塚のトップスター。
『ベルサイユのバラ』でマリー・アントワネット役を務めた人だ。
宝塚退団後は、母親の柴田旭堂の後継ぎとして、琵琶奏者として
活躍されている。

その旭堂会の演奏会が、今度の日曜、12/14(日) 神戸市の
兵庫県庁内にある小劇場で開催される。私は名古屋の久世旭如
さんの伴奏で付いて行くのだが、ついでに上原まりさんの演奏
にも尺八を入れて欲しいようなことを、一昨日久世さんから聞いた。

そして昨晩、上原まりさんから電話がはいった。
「今、奈良に来ていて、11日に東京に帰ったらテープを送ります」
とのこと。13日に受け取ったとして、14日いきなりぶっつけ本番。
これがプロの世界の舞台裏だ。上原まりさんは、今まで三橋貴風や
竹井誠ら尺八界の一流プロと共演している。私にとってはオーディ
ションを受けるような緊張である。

浅見雅男君

2008-12-09 23:01:39 | 虚無僧日記
11/25の中日新聞に見覚えのある顔が、
中学の同級生、浅見雅男君の写真が載っていた。
彼は出版社に勤務のかたわら、『華族たちの近代』
『闘う皇族』につづいて『皇族誕生』という本を
出したとのこと。そのPR記事だった。なるほど
彼自身が云っているように、皇族のことはタブー視
されていたから謎が多い。そのタブーに大胆に切り
込んだようだ。
私も何か本にして残したいと思いつつ果たせないで
いる。出版社に勤務していた浅見君がうらやましい。


ご無沙汰

2008-12-09 22:44:39 | 虚無僧日記
ブログがしばらく中断してしまった。12/2,3,4と九州に
行っていた。そして12/7は「独演会」。その準備に
追われて超多忙なのに、パソコンの調子がますます悪い。
立ち上がるのに30分もかかる。変換がめちゃくちゃで
ブログを一つ書くのに1時間もかかるのだ。参った。
今日ちょっと一息ついたので、8時間もかけていろいろ
書いている。

師走に入ってまだ3件 仕事がある。明日12/9は平和福祉会、
12/14は神戸で琵琶の上原まりさんの会。12/21は 中村文化
小劇場。月に4日仕事すればいいのだから、サラリーマンよりは
気楽なのだが、そのための準備で毎日が戦場なのだ。

11/30日には従兄弟が泊りに来てくれた。そのため、前1週間は
大片づけに追われた。おかげで年末の大掃除が1カ月も早くできた。
年賀状も印刷終わって、あとは宛名を書くだけ。こんなにゆとりを
もって正月を迎えられるのは生まれて初めてのことだ。