『和の管楽器・打楽器の世界』から
今日、西洋のクラシック、オーケストラが盛んな国は、
世界の2割しかないそうです。8割の国では、自国の
音楽を中心にしているとのこと。たしかに、アフリカ、
中近東、インド、東南アジア、中国、南アメリカの国々
では、日常の音楽は、その国の民族音楽でしょう。
学校教育でも、西洋のクラシック音楽を中心に教えて
いるのは、欧米以外では 日本だけのようです。
その成果でしょう。クラシックのコンクールで 日本人が
入賞したというニュースは多いし、オペラでもクラシック
バレーでも日本人の活躍が注目されていますな。
ということは、ヨーロッパではクラシックの人口が激減
して、質が低下しているということですかね?
こんな話もありました。
ウイーンフィルハーモニーのJ氏から浜松市の楽器博物館に
「100年も前のトロンボーンの手書き楽譜を寄贈したい」と
いう申し出があった。館長が「こんな貴重な資料を、どうして
ウィーンの音楽アカデミーに寄贈しないのですか?」と尋ねたら、
「そんなことをしたら二週間で灰にされてしまうでしょう。
私は、日本が古いものを大切に継承する国だということを
知っています」と。
なるほど、西欧でも中国でも古いものは有りがたがらない
ようです。破壊と革新を尊ぶようです。だから、中国の
2000年も前の音楽が、日本には雅楽(唐楽、高麗楽)
として伝えられ、中国では滅びた尺八も、日本で脈々と
生き続けてきたわけですな。
ところが、明治維新と太平洋戦争の敗北を経て、日本人の
気質が欧米化され、古いモノを尊重しなくなった。
その結果、「西洋のクラシック音楽は、日本に残り、逆に、
邦楽は欧米に残る。いやはやビックリ。
今日、西洋のクラシック、オーケストラが盛んな国は、
世界の2割しかないそうです。8割の国では、自国の
音楽を中心にしているとのこと。たしかに、アフリカ、
中近東、インド、東南アジア、中国、南アメリカの国々
では、日常の音楽は、その国の民族音楽でしょう。
学校教育でも、西洋のクラシック音楽を中心に教えて
いるのは、欧米以外では 日本だけのようです。
その成果でしょう。クラシックのコンクールで 日本人が
入賞したというニュースは多いし、オペラでもクラシック
バレーでも日本人の活躍が注目されていますな。
ということは、ヨーロッパではクラシックの人口が激減
して、質が低下しているということですかね?
こんな話もありました。
ウイーンフィルハーモニーのJ氏から浜松市の楽器博物館に
「100年も前のトロンボーンの手書き楽譜を寄贈したい」と
いう申し出があった。館長が「こんな貴重な資料を、どうして
ウィーンの音楽アカデミーに寄贈しないのですか?」と尋ねたら、
「そんなことをしたら二週間で灰にされてしまうでしょう。
私は、日本が古いものを大切に継承する国だということを
知っています」と。
なるほど、西欧でも中国でも古いものは有りがたがらない
ようです。破壊と革新を尊ぶようです。だから、中国の
2000年も前の音楽が、日本には雅楽(唐楽、高麗楽)
として伝えられ、中国では滅びた尺八も、日本で脈々と
生き続けてきたわけですな。
ところが、明治維新と太平洋戦争の敗北を経て、日本人の
気質が欧米化され、古いモノを尊重しなくなった。
その結果、「西洋のクラシック音楽は、日本に残り、逆に、
邦楽は欧米に残る。いやはやビックリ。