喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

笑えない話

2008-03-13 | ナースの卵
その一
  「先生、ちょっと」と学生二人が教員室に顔をのぞかせた。
  「クラスの子の事」と。
  病院実習の途中で看護過程の記録が書けず、
  そのストレスもあるのだろうが、体調も崩し、
  実習を休みがちになり、
  実習に出て来れなくなった学生Sのこと。
  「メールを送ったけど、返事が返ってこなかった。
   連絡網、どうしたらいいか」というもの。
  私もうっかりしていた。
  事情を話し、連絡しなくていいよと。
  すると、学生N
  「先生、適当だよね」と
  日頃から口の悪いN。
  以前書いた技術の試験の不正にも関わった学生。
  心の中で
  「あんたに言われたくないわ」とムカつきながら
  「看護師はねいつも気を張りつめて仕事してんだわ。」
  「適当で済むところは、適当でいいんだわ」
  「そうじゃないと身が持たんわ」
  「あんたたちそれで助かってるでしょ」と言うと
  学生Nが
  「アッ!私、テスト適当にしとった」・・・・・・・
  笑えんわ

その二
 二階の教室をのぞいたら、
 暗い空気が漂って、シ~ン
 「どうしたの」と
 原級留置(早い話、進級できない)を
 言い渡されたばかりの学生Fがへらへら笑って混じっている。
 他の学生はFを気遣っているんだろうなと思ったが、
 わざと話をそらし、
 「(しんみりしてるのは)いっぱい実習の課題が出たからだ」と言うと
 「違う!」
 「アッ!そうか、Fさんのことか」
 学生「先生、(進級できるように)助けて」
   私「魔女じゃないからなんともできん」
 学生「じゃドラえもんの何処でも・・・」
   私「体型は似てるけど・・・・」と返すと
 学生「先生、今は笑えん」と・・・・・・・・・ごもっとも
 


  
 

 
コメント
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