その一
「先生、ちょっと」と学生二人が教員室に顔をのぞかせた。
「クラスの子の事」と。
病院実習の途中で看護過程の記録が書けず、
そのストレスもあるのだろうが、体調も崩し、
実習を休みがちになり、
実習に出て来れなくなった学生Sのこと。
「メールを送ったけど、返事が返ってこなかった。
連絡網、どうしたらいいか」というもの。
私もうっかりしていた。
事情を話し、連絡しなくていいよと。
すると、学生N
「先生、適当だよね」と
日頃から口の悪いN。
以前書いた技術の試験の不正にも関わった学生。
心の中で
「あんたに言われたくないわ」とムカつきながら
「看護師はねいつも気を張りつめて仕事してんだわ。」
「適当で済むところは、適当でいいんだわ」
「そうじゃないと身が持たんわ」
「あんたたちそれで助かってるでしょ」と言うと
学生Nが
「アッ!私、テスト適当にしとった」・・・・・・・
笑えんわ
その二
二階の教室をのぞいたら、
暗い空気が漂って、シ~ン
「どうしたの」と
原級留置(早い話、進級できない)を
言い渡されたばかりの学生Fがへらへら笑って混じっている。
他の学生はFを気遣っているんだろうなと思ったが、
わざと話をそらし、
「(しんみりしてるのは)いっぱい実習の課題が出たからだ」と言うと
「違う!」
「アッ!そうか、Fさんのことか」
学生「先生、(進級できるように)助けて」
私「魔女じゃないからなんともできん」
学生「じゃドラえもんの何処でも・・・」
私「体型は似てるけど・・・・」と返すと
学生「先生、今は笑えん」と・・・・・・・・・ごもっとも
「先生、ちょっと」と学生二人が教員室に顔をのぞかせた。
「クラスの子の事」と。
病院実習の途中で看護過程の記録が書けず、
そのストレスもあるのだろうが、体調も崩し、
実習を休みがちになり、
実習に出て来れなくなった学生Sのこと。
「メールを送ったけど、返事が返ってこなかった。
連絡網、どうしたらいいか」というもの。
私もうっかりしていた。
事情を話し、連絡しなくていいよと。
すると、学生N
「先生、適当だよね」と
日頃から口の悪いN。
以前書いた技術の試験の不正にも関わった学生。
心の中で
「あんたに言われたくないわ」とムカつきながら
「看護師はねいつも気を張りつめて仕事してんだわ。」
「適当で済むところは、適当でいいんだわ」
「そうじゃないと身が持たんわ」
「あんたたちそれで助かってるでしょ」と言うと
学生Nが
「アッ!私、テスト適当にしとった」・・・・・・・
笑えんわ
その二
二階の教室をのぞいたら、
暗い空気が漂って、シ~ン
「どうしたの」と
原級留置(早い話、進級できない)を
言い渡されたばかりの学生Fがへらへら笑って混じっている。
他の学生はFを気遣っているんだろうなと思ったが、
わざと話をそらし、
「(しんみりしてるのは)いっぱい実習の課題が出たからだ」と言うと
「違う!」
「アッ!そうか、Fさんのことか」
学生「先生、(進級できるように)助けて」
私「魔女じゃないからなんともできん」
学生「じゃドラえもんの何処でも・・・」
私「体型は似てるけど・・・・」と返すと
学生「先生、今は笑えん」と・・・・・・・・・ごもっとも