次女を、勝川の駅まで送って行き、
陽気に誘われて、
犬山の羽黒にある笑面寺の枝垂桜を見て来た。
臨済宗妙心寺派(京都の龍安寺が有名)のこのお寺は
1550年(戦国時代の終わり頃)の創建。
1584年、織田・徳川の羽黒合戦で戦火に遭い灰となり、
1774年、再建されて今日に到っているのだとか。
樹齢230年の老木で、
7~8年前、満開の枝垂桜の下、
このお寺で琵琶の演奏会があった。
この時は、老木とはいえ、それは見事な姿をしていた。
その姿が琵琶の演奏と共に鮮明に残っているので、
去年、久しぶりに、
花の盛りを逃し、散った後に訪れて、
変わり果てた姿に、愕然としたのを覚えている。
上の写真、華やかに見えるけど、
根元は大きな空洞ができ、
片面は、枯れて、枝にはキノコが生え・・・・・・・瀕死の状態。
寿命が尽きるのも間もないだろうなと。
こんな姿になる前に、
打つ手は無かったんだろうか、
あの根尾の淡墨桜のように。
哀れでならないけど、
枯れた木の根元から、
新しい命が息づいているのを見つけ、ホッとした。
わきて見ん 老木は花も あはれなり
今いくたびか 春にあふべき 西行
昭和60年に根尾から植樹された笑面寺の淡墨桜
一ヶ月前に紛失したキャッシュカード。
出てきました!
何処から出てきたと思いますか?
主人のズボンのポケットから。
日曜日、外出するのにはいたズボンのポケットから。
「返したぞ」
「(失くしたの)二回目だろ」と
私を叱ったのは何処のどなたでしたかネ
それなのに、主人は一ヶ月前のことを覚えていないような素振り。
悪びれた様子もなく、何気なく出すんです。
この時、ハンカチも出てきました。
普段はかないズボンは、
ポケットをチェックマンしないとね。