おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「閣議議事録作成」でお茶を濁した?

2014年03月05日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス5度。外は10センチを超える雪が積もっておって、景色はすっかり真冬に逆戻りでござる。

雪はふあふあで、気温がそう低くないので、スキーには絶好でござろうか。

今シーズンはご当地に本格移住して以来、最もスキーに行く回数が少なかったような…

そんなことで、きょうは朝一でぱふぱふをいただきに行こうかと思っております。

一触即発の危機的状況だったウクライナ情勢も、少し落ち着いてきておりますしね。

かの地での緊張はいまも続いているものの、いまんところ戦闘は回避されておって一安心。

プーチンもロシア軍のウクライナ派遣は「必要ない」と申しておるし、ウクライナ自治共和国を「併合する計画はない」とも申しておる。

これを受けて、為替も少しばかり円安に戻っており、このため急降下しておった株も落ち着く気配です。

遠いお国の話ではありますが、「あわや流血の惨事」は世界経済にも大きな影響をを与えかねなかったわけで、少しホッとしております。

ところで、NHK籾井会長が理事全員に辞表を提出させた問題、波紋を広げておる。

朝日新聞電子版によると、武田薬品社長で経済同友会の会長は、籾井会長について、「コーポレートガバナンスの問題として適切ではない」と批判したしたそうな。

武田薬品では役員に辞表を提出させるなんてことはしていないとも。

また日本商工会議所会頭も「就任直後に辞表を出せと言った例は、自分の知る限り通常の会社では聞いたことがない」と断言したという。

財界人のみなさん、至極まっとうなことを申しておる。

いよいよ籾井は「四面楚歌」と言いたいところだけれど、官邸は籾井に対して発言しておらんわけで「三面楚歌」といったところか。

とはいえ、そろそろ辞めていただかないことには、公平公正を旨とするNHKにとっては、たいそうなマイナス。

労組の日放労も、「現場が仕事しにくい」「聴取料不払いにつながる」とやんわり批判。

少し腰が引けておって頼りないけどね。

ま、いずれにしろ、籾井さんにはそう遠くないうちに辞めていただくことになるんだろう。

そうでないと、どうにもこうにも世間が治まりません。

アホをNHKの会長なんかにした安倍総理のアンポンタンぶりにも大いに呆れるのです。 

そんなさなか、東京新聞電子版によると「菅義偉官房長官は記者会見で、議事録は閣議の開催日から3週間前後で公開するとの方針を明らかにした」そうな。

閣議の「議事録が明治以来なかった」というのもビックリ仰天で、議事録をとりあえずつくるってことは評価いたします。

ただし、国会答弁で安倍総理は「行政文書の適切な管理を定める公文書管理法の改正」を表明していたわけで、これを見送ったあたり、「官僚にいいようにされた」感はまぬがれません。

しっかり何でもかんでも克明に記録して後世に残すアメリカ政府。

一方、これとは対極にあるのが我がニッポン政府。

ニッポンの官僚さまは、自分たちに都合の悪いことは「できるだけしない」ようにしておる。

だから「公文書法が改正」されて、何でもかんでも議事録つくって保管されてはたまらんと思ったわけだ。

この国では重要な「公文書」も時としてが消えて無くなるのですよ。

あの3・11の時、原発事故を巡る政府の対応なんか、会議録もまるでないというから呆れます。

今回も官僚さまのいいようにやられたわけだ。

っていうか安倍総理は官僚さまに「配慮」して、軌道修正したか?

せっかく「世界の常識」に近づくいい機会だったのに、残念なことでござる。