おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

原発「減らすべき」「全廃」80%近くに(NHK調べ)

2014年03月10日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス10度。細かな雪が降っておって、寒いです。

ここんとこ少しづつ温かくなってきておりましたけど、今朝はすっかり春が遠のいて真冬の景色。

なんだかクラクラいたします。

さて、

あすで大震災から丸3年でござる。

被災地関連のニュースがあちこちのTVで放送されておりますが、いずれも復興の遅れを指摘しており、被災者の気持ちを思うとまことにやるせない。

いまだ仮設住宅に住む人々が多いのにも驚きます。

被災者に安い家賃で貸し出す「復興住宅」というのがあるそうですが、これがさっぱり建っていないのだとか。

きのうの日テレ「バンキシャ!」が伝えておりました。

ようは建設コストが急騰しておって、こうした「安い公共事業」は敬遠され、入札しても、建設業者がそれに応じないのだそうな。

被災者の視点に立ったなら、「トットと応札金額を高くして、工事しろ!!」となる。

なんでそうならないのか、わけがわかりません。

しかも今後の見通しも暗いのだとか。

なぜかというと、東京五輪。

これを控えて、首都圏で建設ラッシュとなるのは必定で、資材も人件費もさらに高騰し、すべて首都へ流れる可能性もあるのだそうな。

いやはや、東京五輪が被災地の足を引っ張るとはねぇ。

だからこそ、こういうときこそ「行政の出番」だと思うけど、どうなんだ? 何してるんだ政府は!!

と思ったら、被災地では「復興予算が使い切れない」で余っておるというのだ。

その額なんと3兆円、口あんぐりでござる。

朝日新聞によると「使い切れぬ復興予算 事業進まず基金化3兆円 被災3県」だそうな。

使いきれないカネがズンズン積み上がり、それが3兆円にもなるというから、どうなってるの? と誰しも思う。

この記事でも災害公営住宅(復興住宅)に入居できるようになった戸数は「岩手県内で計画の8%、宮城と福島県内では2%しかない」というからあまりにお粗末。

カネがないのならまだ分かるけど、カネがあって、工事が進まないのではこりゃ人災ってことだ。

酷いなぁ、、、

ところで、NHKによると「原発『減らすべき』『全廃』80%近くに」だそうな。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140310/k10015845681000.html

原発をどうすべきかを尋ねたところ、「増やすべきだ」「現状を維持すべきだ」が合わせて20%余りだったのに対し、「減らすべきだ」「すべて廃止すべきだ」が合わせて80%近くを占めたそうな。

原発は「ニッポン経済に必須で重要」と、安倍政権とそのお仲間の皆さんはプロパガンダを続けておるけれど、国民の多くはもう、そんなことは「まやかし」だと気が付いた。

原発とは、そこに群がる人々にとって単なる「カネのなる木」でしかなかった、ということがようやく世間に知れ渡ったってことだ。

話は変わりますが、いまテレビ朝日「モーニングバード」で佐村河内氏が新垣さんを「名誉棄損で訴える」と申しておったことについて、ある弁護士はこう申しておりました。

「そもそも佐村河内さんに、守るべき名誉はありますか?」

ごもっとも!!