午前7時の気温は零度。
冬の間は毎日マイナスだった朝の気温も、最近は零度だったりプラスだったりと、すっかり春の陽気になってまいりました。
外は霞か霧がかかったような天気でござる。もしかして中国からやって来るというPM2.5、なんだろうか?
せっかく春の陽気というのに、なんだかなぁ、、、
PM2.5の元凶である中国、そして韓国も北朝鮮も気に入りませんけど、「ご近所と親は選べません」から、仲よくするしかありません。
発ガン物質も含むというPM2.5対策として、公害先進国のニッポンが中国に出来ることはごっちゃりありそうな気もしますけど…
ところで、
きのうの大ニュースといえば、袴田事件の再審決定でござる。
袴田巌さんは、即時釈放でござった。48年もの間拘禁状態だったわけで、死刑判決も1980年に確定していますから、その心情は想像を絶します。
認知症を発症しておって、その釈放あまりに遅かった。
以前も書きましたけど、おぢはこういう冤罪事件があるから、死刑には疑問がある。
無期懲役なら、15年もすれば仮釈放だ。それより重い刑はいきなり死刑がニッポンの現状。
無期と死刑の間に、一生刑務所から出てこれない「終身刑」があるべきと思うけどねぇ、、、
っていうか、死刑ではなく終身刑ではどうよ?
オウム真理教や、秋葉原の無差別大量殺人事件などを起こした被告の死刑なんかは、至極当然のことだとは思います。
遺族の心情を考えれば、犯人を2回も3回も死刑にしてやっても余りある。
ではありますが、フツー人がまったく無罪なのに、死刑判決など有罪となる悲劇もニッポン国で数多くある。
北海道内では、北見市の梅田事件は死刑囚の男がウソの自白をして、廃品回収業の梅田義光さんが無期懲役の判決を受け刑期を満了。しかし裁判中は一貫して無罪を訴え、その後無罪判決を受けておる。
銀行員11人が毒殺された帝銀事件で逮捕された小樽市出身の平沢貞通さんは、死刑判決を受けたが40年近い獄中生活で獄死した。
死刑判決を受けておったけど実は無罪だったりするケースは、有名な免田事件など数え上げれば枚挙にいとまがない。
国警と市警が混在していた時代、両警察が角突き合わせておった戦後の混乱期に多いともいわれておる。
たいていの冤罪事件は警察によるでっち上げ。
今回はまさに警察によるねつ造、でっち上げのとんでもない事件だ。
だから、元警察官僚で政治家の亀井静香氏は死刑反対論者なのだ。
法律の世界では「疑わしきは被告人の利益に」と言われておる。
ご承知のように、これは「真犯人として疑わしい場合は、被告人の利益に」ということ。
今回の袴田事件のように真犯人の可能性が極めて疑わしいのに有罪で、しかも死刑判決だった。
人間は「必ず間違いを起こす」ものだと申しておきましょう。
さて、
呆れてしまったのは「みんなの党」の渡辺喜美さんでござる。
かつては自民党内で公務員改革、規制改革で手腕を発揮し、官僚の抵抗に遭いながらも真摯に天下り規制に取り組んだ。
脱官僚を訴えて自民党を飛び出し、みんなの党を立ち上げたまでは、おぢも支持しておりましたです。
ところが、先般は元官僚の江田憲司氏とたもとを分かち、安倍政権にすり寄るなどすっかり変節。
ガッカリ感が漂う中で今回はさらに、支持者であったDHC会長から8億円のカネを借りたとする話じゃ。
貸した方が選挙資金と申しておるわけで、何おかいわんやなのでござる。
会見では、猪瀬直樹とそっくり発言で大ヒンシュクじゃ。
ようは支持者に見放されたってこと。
一時は改革者だったのですが、まことにみっともない政治家の末路となりそうじゃ。
そんなことで、おぢはいま江田さんの「結の党」に野党再編を含めて大きな期待をよせておるのです。
脱藩官僚ともいわれる優秀な元官僚の皆さんに大いに期待をしておる一方、みんなの党はこれでもう「おじゃん」。
お父さんの渡辺ミッチーは、総理になれませんでしたけど、立派な政治家でしたよねぇ。
息子の末路、あまりに情けない。
トホホなことですなぁ、、、