おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「万一」の集合場所

2014年03月21日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス2度。どんより曇り空の朝で、少し風がありまする。

朝の気温はズンズン高くなってきておりますが、なんだか寒々いたします。

というのも、ハニーさんが風邪っぴきだからか。

なので、きのう午前中は我が家の家庭医である真狩村の診療所へ。

連休前だったからか、お天気がやたらよかったからか、診療所は大混雑。

「年寄りばっか!よくも集まったもんだ」思いましたけど、よく考えても、考えなくても、おぢもそのお仲間でござった。

「目くそ鼻くそを嗤う」とはこのことでござる。

とはいえ、鏡でも見ないと、自分が年寄りであることを忘れてしまうなんてズーズーしいこと、ほかの皆さんはないのだろうか?

などと思ったりもいたしました。

ところで、朝日新聞電子版によると、あのクドカンが楽天の始球式に登板するのだそうな。

昨年のNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」ですっかり大メジャーとなられたクドカンこと宮藤官九郎さんが、開幕始球式に登場するのだという。

クドカンさん本人は、週刊文春のコラムでかつて「不審者とみられるらしく、よくおまわりさんに職務質問される」とのたまっておった。

それがすっかり認知度が高まりました。時の勢いというのは凄いですなぁ。

そしてこうコメントしたそうな。

「自分で良いのでしょうか。初優勝した翌年の大事なシーズンなのに。宮城球場(現コボスタ宮城)は32年前、小6の夏、少年野球の大会で行ったことがあります。一塁側のランナーコーチでした。まさか、マウンドに立てるなんて。本当に自分で良いのでしょうか」だそうな。

まことに謙虚でござる。不審者風のクドカンによる始球式、テレビニュースの映像がたいした楽しみなのでござる。

さて、

3.11から10日あまりが経ちましたが、北海道内をはじめ、全国各地で大小の地震が相次いでおります。

以前も書きましたが、万が一の場合(ご当地では泊原発事故)、ハニーさんと別々のところにいた場合は、速やかに真狩の実家に集合し、ここから義母とともに避難することにしております。

特に、30年以内に70%の確率で地震が起きるとされる本州、なかでも東京なんかは下町での津波被害を含めて大いにヤバイ。

ってことで、各家庭で避難場所を確認しておくのがよろしいと思う。

今週号の週刊現代伊集院静さんの「それがどうした」は、3.11に触れておって、最後にこう締めくくっておる。

「東京のどこにいても、備えは万全じゃないだろうナ。と憂えてしまう。 皆さん。休日の日に避難所まで一度歩いて行き、この木の下とか家族で確認しなさい。なぜ、この木かって? 500人の収容場所に5000人が集まるのが大都会です」

なるほど!! と思いました。

田舎なら、場所さえ決めておけばいいようなもんですけど、東京の場合は、もっと「具体的でないと家族が集まることができない」、ってことなのです。

500人収容の場所に5000人って、そりゃそうだ。

この「木の下」「あの石碑の下」とかしっかり具体的に集合場所を決めておかないと東京なら家族が出合うこともままならん。

そして怖いのは、かつての関東大震災の場合、こうして避難場所に集まっても「火災旋風」で集合場所の人々がほとんど焼け死んだってことだろう。

当時と違うのは、木造家屋からマンションなどへ建物が変わったことか。

だから当時と比べ、火災旋風が起こる可能性は低くなるだろね。

いずれにせよ、災害時には、携帯もなにも情報を家族に伝達する手段はない。

万が一の際に家族が集合する場所は、より具体的にしておくことが都会では大切かと思います、ハイ!!