おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

小松法制局長官って!?

2014年03月14日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス3度。少し風があって、曇り空の天気でござる。

朝の気温がマイナス3度って、ずいぶん温かな朝ですけど、いつ以来だろ?

いよいよ「三寒四温」かな? 行きつ戻りつ、春が訪れるのでしょう。

今朝も起き抜けにJの字ウンチをスルスルと生み落しました。体調良好! のサインでござる。

朝から尾籠なことでスマンこってす!!

さて、

末期のがんであるにもかかわらず、内閣法制局長官を続けておる小松一郎氏が大暴走しておる。

そもそも去年8月安倍総理が、山本庸幸長官を退任させ、後任に駐仏大使だった「お友だち」の小松氏を充てたのが始まりじゃ。

憲法解釈を堅持する立場の内閣法制局、ここは改憲派の安倍にとって「目の上のたんこぶ」。

この小松さん、そもそもがバリバリの日米同盟重視派だそうな。

そんなお方を「憲法の番人」に据えた狙いはというと、「解釈改憲」で「集団的自衛権の行使」に突っ走るためでござる。

集団的自衛権の怖いところはきのうの当ブログでも書きました。

右とか左とか、そんなことはどうでもよろしい。

これまで戦後のニッポン人は、世界のどこを旅行しても、ニッポン人ならと信頼され、極めて安全に旅行、しかも親切にしていただいてきた。

なのに、集団的自衛権が行使されれば、アメリカ人と同一視され「テロの対象」になりかねん。

そんなのヤバいじゃん!! って話でござる。

だから元経産官僚の古賀茂明さんは、集団的自衛権の行使は「戦争の覚悟」があってのことかと問うておる。

古賀さんはイランを想定しておったけど、「新冷戦」と呼ばれ、いま揉めておるウクライナのクリミア半島を想定したらどうだろう。

日米が集団的自衛権を行使して、ウクライナでロシアと戦闘状態になる。

ニッポンの自衛隊員は米兵とともにロシア兵と殺し合い、双方に多数の死者が出る。

加えてウラジオストックからロシア艦隊が、新潟や函館に攻撃を仕掛ける可能性もある。

戦闘はウクライナに留まらず、日本海周辺にも及ぶのです。

さらに安全保障の観点から、エネルギーの多角化を図るため、ロシアから輸入しようとしておった天然ガスもアジャパー。

そうなったら、「北方領土」どころの話ではありませぬ。

ちょっと「想像力」を働かせれば、そんな可能性さえ秘めておるのが集団的自衛権の行使なのでござる。

話は戻って、この小松さんが現在務める内閣法制局長官ですけど、「外務省出身者の長官も初めてなら、法制局未経験者の起用」も初めてなのだそうな。

悪いけど、法律に関してはド素人が、単にお友だちってことで、安倍総理は長官に据えたのです。

酷くはないか???

長官になるには、憲法解釈を内閣に答申する法制局第1部の部長を経て、法制次長を歩むという過去60年に及ぶ慣行があったそうな。

なのに安倍首相はなりふり構わず、あくまで自分と同じ考えの長官起用にこだわった。

そんなのヤバくはないのかね。

そして安倍総理が解釈改憲を急ぐ理由が2月26日に入院から復帰した小松さんの体調なのだという。

日刊ゲンダイによると「小松長官はすでに末期がんで、手の施しようがないといわれています。そのため菅官房長官が後任人事に着手したところ、小松長官は『自分の手で憲法解釈を変更したい』と安倍首相に続投を直訴。これに安倍首相が胸を打たれたといわれています」

ちょっとぉ、解釈改憲を美談なんかに仕立ててはいけませんです。

こんなことで集団的自衛権の行使に突っ走って、委員会!?

この小松さんは、日刊ゲンダイによると、3月7日国会で共産党議員と廊下で激しくやりあったりもしておるそうな。

ニッポンを「戦争しない国」から「戦争する国」へ大転換を図ろうというのに、それを憲法の解釈変更だけで行なおうというから酷いです。

正直なところ、もし戦争になっても、おぢのようなじーさんが戦闘に参加することなどないから、いいとは思う。

だけど、若い人たちが戦争に駆り出され、次々死んで、世界のあちこちの国から日本が敵視されるようなことは、やっぱヤバい。

威勢のいい極右のみなさんが元気だと、この先ニッポン国にとって、ロクなことがないように思うおぢでござる。