おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「自動運転の時代」

2014年03月04日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス8度。昨夜から今朝にかけての積雪は2センチほど、いま細かな雪が降ってます。

きのう日中は風があって寒かったです。

もっとも日中の気温はせいぜいマイナス3~4度。

段々と身体も冬モードから春になりつつあるんだろ。

真冬の間は、マイナス15度でもあまり寒さを感じなかったのにねぇ。

きのうは風があったせいもありますけど、この程度でも寒いのですから人間の身体ってもんは不思議です。

そういえば「気温はいまマイナス20度だ!」って言ったとたん、ワンワン泣き出した沖縄からやってきた子供もおりました。

気温とは、そんときの「気分の温度」かしらん?

話は変わりますが、またしても「睡眠時無呼吸症候群」の運転手による事故でござる。

富山県の北陸自動車道で夜行バスが停車中の大型トラックに追突して、2人が死亡しております。

おととし4月群馬県の関越道で45人が死傷した高速バスツアー事故と似たりゴンベ。

この病気、以前も書きましたけど8時間寝ても実際には1~2時間しか寝ていないのと一緒だそうな。

自覚のある方はしっかり治療してくださいな。運転中、いきなり「意識を失ったように感じる」そうですから相当ヤバイです!!

そんな危ない運転は困りますが、いまどきは勝手に停止したりする自動運転の車がジャンジャン出てきておる。

先月号の文藝春秋の冒頭で立花隆さんが「自動運転の時代」だとしてたいした興味深いお話を書いておる。

これによると、ITS(世界道路交通システム)世界会議というのがあるそうな。

その20周年の大集会が昨年10月に東京で開かれ2万人もの人が集まったとか。

この中でひときわ大きな話題となったのは日産の電気自動車「リーフ」をベースにした自動運転車。

この自動運転車とは目的地を入力すればあとは車が目的地まで運んでくれるのだそうな。

いまは試作車だけど2020年には売り出すとか。

こうなれば睡眠時無呼吸症候群でも、居眠り運転でもOKか?

立花さんはこのモデル車を見学したそうな。

そしたら「この車は、自動車というより、ほとんど生物的な感覚機能を備えたロボットなのだと思った」というから凄いです。

つまりスパコン並みの演算能力を持ったウルトラ級の情報マシンがこの自動運転のリーフ。

反応速度は野球のイチローが0.1秒なのに対し、この車は0.001秒なのだそうな。

そんな高速で常に反応するならそりゃ事故も無くなるって話なのだ。

かつて「交通戦争」といわれておったころ、全国の交通事故死は年間1万人もおりました。

いまは年間の死者が4000人程度まで減少したとか。

自動運転車が出てくれば、もっと交通事故死はもっと減るだろうし、交通警察官による姑息な「ネズミ獲り」も不要でござる。

世の中ずんずんと面白くなりますなぁ。

ハイブリッドの4WD車も登場し、この先は電気自動車、燃料電池車も視野に入ってきております。

そこへ今度は自動運転車だも。

寝たり老人でも、一人で移動できる時代が来るかもしれません、こりゃ楽しみだ!!

写真はつい先日ようやく我が家にもやって来た「防災ラジオ」。緊急時にあれこれ通報してくれるそうな。

まだ、試験もしてませんけどね。

こんなもん、周辺町村では20年も前からありましたけど、我が町ではようやく今年から運用開始だそうな。

たいそうおカネもかかったそうですが、お隣ニセコ町のコミュニティー放送「ラジオニセコ」は災害時の情報発信を想定しておるわけで、これに出資して、聞こえにくいところにアンテナでも立てれば、安上がりだったのにねぇ。

まもなく「自動運転車の時代」というのに、ようやく「古臭い防災ラジオ」だも。

役場はカネの使い方を間違ってると思うけど、どうよそのあたり???