おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

泊原発で冬に事故なら、まず逃げられない

2016年11月15日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス4度。

雨上がりの朝で、晴れてます。

雪もほとんど融けて、いつもの11月に戻ったかのようです。

とはいえ、明日からまたまた冬型の気圧配置となる見込みだそうな。

行きつ戻りつ、本格的な冬に向かっておるようです。

さて、

北電泊原発が、津波により過酷事故を起こしたことを想定した訓練が13、14日に行われましたです。

でもって、北海道新聞電子版によると「政府現地対策本部長を務める予定の伊藤忠彦内閣府副大臣は13日、雨のため札幌からのヘリによる移動を断念。バスに切り替えたが、北海道原子力防災センター(共和町、オフサイトセンター)到着が約1時間遅れた」そうです。

雨でヘリが飛ばないって、ダメじゃん!!

冬は吹雪ですぞ!!

そもそもヘリ使おうってのがおかしい。

おかげで「現地事故対策連絡会議が中止となり、代わりの会議は開かれなかった」そうですわ。

ヘリは飛べず、会議も開けないわけで、訓練の成果、たいしたあった。

あの程度の雨でヘリが飛べないのに冬はヘリなど使えないとするのがいいんでないの?

吹雪なら道路も吹き溜まりで通行できない可能性も大きい。

道路除雪をしなきゃ付近住民は逃げられないわけですけど、事故の起きた原発方向に向かって除雪作業など誰がするんだ?

自衛隊が陸上から救出ってことになるんだろうけど、まさに命がけでござる。

ごくフツーの暴風雪でさえ、ご当地周辺ではあっちもこっちも通行止めになる。

放射能からはとても逃げられませんってことだ。

また今回の訓練では「国と市町村などを結ぶ13日のテレビ会議では、道庁本庁舎からの音声が流れないトラブルも発生」したそうです。

入念に準備したはずの訓練すら、うまくいかないお粗末だ。

原発から30キロ圏内にある我が家の場合、冬は原発のある泊村方向からやってくる雪雲が、周辺に大量の雪を降らす。

だから国内有数の豪雪地帯で、外国人観光客が大勢やってくる。

だから過酷事故の際には、雪ととも大量の放射性物質が落ちてくる「ホットスポット」になる。

そうなれば、観光の目玉であるスキー場も、産業の中心である農業も完全にアウト!!

福島県の二の舞です。

さらに、ご当地の場合は外国人が所有する1室1~2億円のコンドミニアムがゴロゴロ林立しておりますから、補償はとんでもないことになる。

放射性物質も、ニッポンでは偏西風が吹いておりますから、当然のことながら札幌方向へ向かう。

200万都市もアジャパーの可能性があるけれど、泊村の5キロ圏内の避難先は札幌だそうですから、汚染される風下に向かうお粗末。

福島県飯舘村の再現なのです。

おぢ夫婦は、南西方向に逃げると決めておりますがね。

ですが、事故が起きた場合、基本は「屋内退避」なのだそうです。

窓に目張りしては換気ができないわけですけど、スカスカの家で風があれば被爆します。

これがもし地震と原発事故がセットで起きたなら、家が壊れるわけだから「屋内退避」などできますかね???

ヨウ素剤の備蓄って、我が家の分はあるのか?

どうやらそんなにはないようですから、我が家は完全に被爆します。

いやはや、、、

 


大谷選手、さ来季はメジャーで300億円移籍とか!!

2016年11月14日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス5度。

晴れのお天気で、雪も降っておりません。

凍てついてはおりますが、穏やかなニセコの朝でござる。

ところで、

アメリカのニューヨークポスト紙が、日ハムの大谷選手について、3億ドルで次のオフシーズンに移籍する、と書いておる。

それにしても「300ミリオンドル」とはビックリ仰天、ざっと300億円超ですぞ!!

イチローもマー君も凄いけど、大谷選手の評価の高いこと、高いこと。

身長も高いし、イケメンだし、性格だってよさそうだ。

世界のベスト・ピッチャーのひとりで、打撃も印象的で打った球が落ちてこない「日本のベーブルース」と持ち上げておる。

どうやら、ニッポンで大谷選手の活躍がみられるのは、来季で終わるらしいですわ。

天才といっていい、たぐいまれな逸材なのですなぁ、、、

凄いもんです!!

こういう逸材を獲得した日ハムもたいしたもんだ。

他球団なら、ピッチャーか、バッターか、どっちかに決めてしまうところを、本人の意思に任せて両方させておいたあたり、なかなかです。

おかげで今季は日本シリーズを制することができたわけで、大谷選手には来季も期待がかかる。

でもって、さ来季は米大リーグに移籍すれば、300億円なのかいくらなのか分かりませんが、多額のカネが球団に入る。

札幌ドームからの撤退を考えておるらしい日ハム、新しいドーム球場も大谷の移籍金で建設費が軽くできちゃうかも。

日本ハム球団、したたかですなぁ、、、


EU離脱も、トランプ当選も、原因は08年リーマンショック!?

2016年11月13日 | Weblog

 

きのうは久々に当ブログの更新をいたしませんでした。

せっかくおいでいただいた数少ない読者の皆さん、スマンことです。

午前6時半の気温はプラス4度、冷たい雨が降ってます。

午後からは晴れるそうですが、冬の雨はなんだか寂しい。

そんなこんなですが、ご当地ではスーパーなどにも外国人の姿が目立ってきております。

この冬、スタッフとして働きながらスキーやスノボを楽しむ若者が、世界各国からやって来るのですが、いわばその第一陣でしょうかね。

これからさらに増えてくるのでしょう。

スキー場周辺の公用語が英語となり、歩く人々がオーストラリアやヨーロッパからやってくるリゾート客になるのも、もうまもなくでござる。

さて、

韓国ソウルは凄いことになってますなぁ~

聯合ニュースによると、大統領の辞任を求めるデモが主催者発表で100万人だ。

若者の大統領支持率はなんと〇%というから、いまだかつて聞いたことがない。

前代未聞の珍事です。

朴大統領、どうするんだろ???

NHKニュースによれば「検察は、今週後半にも、韓国の憲政史上初めて、現職大統領に対する事情聴取に踏み切るという見方が出ている」とか。

それにしても、

世界の政治はあっちもこっちも大混乱でござる。

英国のEU離脱に、トランプの勝利はとにもかくにも衝撃的でござった。

これについて、英国エコノミスト誌の元編集長、ビル・エモットさんの発言が興味深い。

EU離脱も、トランプ大統領も、元はあの「金融危機」、2008年のリーマンショックのせいだというのです。

つまり、どちらも金融危機の禍根が導いた現象だという見立てだ。

08年のリーマンショック、これで庶民の雇用と貯蓄はボロボロになった。

中間層は下層に転落してしまった。

一方、銀行などは責任を逃れ、処罰されなかった。

そして、資本主義も民主主義も機能不全に陥った。

EU離脱派も、トランプ支持者も、インタビューを聞いておって、移民問題、移民反対が大きい。

この移民問題、結局のところ、経済的絶望、悲観主義の「身代わり」なのだとビル・エモットさんはいう。

そこへ労働者や失業者など、以前は投票に行かなかった人々が次々投票に向かった点も同じなのだとか。

英国のEU離脱も、過激なトランプが支持されたのも、根っこは同じというのです。

この先は、フランス大統領選に右派のルペンがなる可能性もあるという。

「世界経済や政治には、日没とまではいかなくても、長い冬が来るのではないか」と申しておる。

クラクラしますなぁ、、、


「究極的に間抜けな採決、世界中に恥を晒した」TPPの国会通過!!

2016年11月11日 | Weblog

 

午前6時の気温は、な、な、なんとマイナス10度。

11月にこの気温は記憶にない。

起床時の室温はプラス15度ってことで、我が家の薪ストーブは、いまフルスロットルで燃えておる。

気象庁のホームページによると、今朝の道内、あちこちで今季の最低気温を記録した。

ご当地含め、冷えたところは「1月上旬並みの気温」だそうです。

繰り返しますけどいまは11月。

風もなく、スカッと晴れた良いお天気で、予報によると、晴れのち曇りで夜には雨だそうな。

いまはこんなに寒いのに、夜には雨です。

よくわかんないお天気だなぁ、、、

さて、

よくわかんないといえば、きのうの国会でござる。

「TPP承認案が衆議院を通過」だそうです。

民進党が山本農水大臣の不信任案を提出しておる。

もちろん否決されましたけど、この中身がなかなか笑かしてくれるのです。

TPPに反対するトランプさんが米大統領になったタイミングでの採決なもんだから、

「悪い冗談でなければ、究極的に間抜けであり、世界中に恥をさらしている」「(山本氏は)もしかしたら、体を張ってTPPを止めようとされたのではないか」

ユーモアのセンスはよろしい民進党です。

「究極的に間抜けな採決、世界中に恥をさらしている」とは、まことにごもっとも!!

民進党も、ことユーモアのセンスは認めてもよろしい。

もっとも、原発については傘下に電力労組を抱えて、むにゃむにゃした政治センスで呆れます。

ついでながら、小泉元総理は、週刊文春のインタビュー記事で「次の選挙は、脱原発を掲げた政党が勝つ」と申しておりましたけどね。

話は戻って、

100回でも書きますけど、TPPは米議会での採決の可能性ほぼゼロで、新大統領も反対だ。

TPP全体の規模で全体の6割を占めるという米国がNOと言っておるわけですから、完全にムリ。

なのに2~3割を下回る規模のニッポンが国会で決める意味がわかりません。

共同通信の特別解説委員にして、自民党広報とおぼしき田崎史朗は、きのうのTBS「ひるおび!」に出演し「(TPPが米議会を通過する可能性は)10%ある」と申しておりましたです。

笑止千万、究極のチョウチン持ちとは田崎史朗のことを指す。

共同通信の特別解説委員というから、なんかジャーナリストみたいでややこしいけど、実態は単なる自民党広報員といえば、わかりいい。

テレビ出演の際の肩書は「自民党広報担当の田崎史朗さん」にしないと、共同通信社まで公平性が疑われると思うけど…

この番組ではほかの皆さんがこぞって申しておりましたけど、米議会を通過する可能性はゼロ。

今朝の読売新聞電子版でさえ「TPP承認案、衆議院通過…米議会通過は困難か」ですわ。

究極的に間抜けな国会採決に、露骨なチョウチン持ちの田崎史朗なのでござる。

アホか!!

ところで、

先日の当ブログで、以下のように書いた。

「毎度毎度のことですが、経産省が福島原発事故の賠償を新電力にも負担させるとかわけわかんないことをまたまた言い出した。

このお役所は、よくもまぁ説得力のないアイデアを次々と繰り出すものかと呆れます。

東京新聞電子版が報じた『福島原発事故賠償、新電力も負担案 電気代に上乗せか 経産省方針』の記事でござる。

これ、東京電力福島第一原発の事故被災者への賠償費を工面するためだそうな」。

そしたらソフトバンクの孫正義さんも、おぢと同様、怒ったね。

曰く、

「考え方が根底からおかしいんだろうと思うんですね。それは、古い業界を守るために、過去の遺産を新しいところに押し付けるということを意味していて、新しく本来伸びるべき分野の目を摘んでしまうということになるのではと危惧している」

孫さんのおっしゃる通り。

経産省、考え方が根底からおかしい。

これから産業として伸びていくとして期待がかかる自然エネルギー、なんでこれに「負の遺産である原発のツケ」を押し付けようとするのかが、わけわからん。

ようは自然エネルギーの発展にブレーキをかけようという魂胆だ。

経産官僚の天下り先である、大手電力会社を守ろうということ、こちらも究極のチョウチン持ちでござる。

権力に媚びたり、大企業に媚びたりしたら、いいことがいっぱいあるんだろなぁ、、、


中山峠スキー場、一足早くきょうオープン!!

2016年11月10日 | Weblog

 

午前8時の気温はマイナス4度。

きのうからの積雪は20センチをゆうに超えております。

ずいぶん早い本格的な冬でござる。

そんなことで、ご当地の隣町で50キロほど離れた中山峠スキー場がきょうオープンだそうな。

本来は12日オープンでしたが、雪が多いことから2日繰り上げたそうな。

天然雪のスキー場としては日本で一番早いオープンとか。

中山峠の積雪は9日9時現在で50センチ、気温マイナス7度、粉雪。

このスキー場は、シーズン初めと春スキー時期だけの限定オープンで、冬の営業はきょうから12月12日まで。

次は来年4月1日からのオープンでござる。

今年は早いぞぉ~

さて、

トランプ大統領が誕生するそうです。

これはプアホワイトと呼ばれる白人貧困層の反乱だったという見方がある。

そもそも演説でしゃべっておることは下品そのものですが、これは演出だというのです。

ですが何もか失って、最下層に沈んだ元中産階級の人々にとっては、これもやんやの喝采。

トランプ当選で、アメリカや世界各国の株価が下落するのを、胸のすく思いで見ておるのが、これら貧困層なのでしょう。

マイケル・ムーアは以下のように話しております。

1票は金持ちも貧乏人も平等ってこと。

「貧困にあえぐ人々の反乱」という見方です。

ニッポンでも中間層が激減し、ごく一部の大金持ちと大多数の貧困層に2極化が進んでおる。

人々の声を受け止める政党は、ニッポンにあるのか、そういう政治家がニッポンに出てくるのか?

涙目ともちんこと、稲田朋美防衛大臣はそこんとこが分かっていてトランプ当選を「想定内です」と申したのか?

はなはだ疑問でございます!!


寝相のいい人は「腰痛」になる!!「ガッテン!」

2016年11月09日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス4度。

発達した低気圧の影響で、北海道は荒れ模様のお天気でござる。

昨夜から今朝にかけてご当地の積雪は8センチ程度ですが、きょうはこのまま降りっぱ、予報では30センチの積雪にもなるとか。

今年は本格的な冬がいつもより駆け足でやってきてますです。

ところで、

きのう朝、福岡市の地下鉄工事現場で起きた道路陥没には驚いた。

一般の人が撮影した現場映像をTVで観ておって、崩れ落ちていく道路がなんとも怖かった。

それよりなにより、地下鉄工事って、道路に鉄板を敷きつめてするもんだと思ってました。

おぢの記憶にある地下鉄工事とはそれだ。

札幌でも東京でもそんな光景を見た記憶がある

今回はシールド工法という、穴を掘り進む方式でした。

しかも同じ地下鉄路線工事で、過去に2回も陥没事故を起こしておるとか。

工事費用の問題もあるかしらんけど、3度も同じことを繰り返すって、そりゃもう人災ですわ。

ケガ人がいなかったのは幸いですけど、さっぱり反省をしていない福岡市の責任、メチャ大きいです。

そんなきのうの日中、

お天気もよろしくないゆえ、おぢ夫婦はふたりして家でうだうだ過ごしておりました。

こういう時は録画しておいたTV番組の出番じゃ。

NHKの「ガッテン! 解禁!腰痛患者の8割が改善する最新メソッドを拝見いたしましたです。

この番組の凄いところは、ときに最新の医療情報が登場すること。

世間の医者さえまだ知らない情報も多かったりするわけですから、おぢの評価も高いのです。

そして最新情報ですが、実に噛み砕いて、やさしくご丁寧に長々と説明しております。

ってことで、我が家では早回しして拝見しております。

担当スタッフの皆さんスマン!!

で話は戻って腰痛です。

これ、筋肉の衰えと思っておりましたら、なんと「寝相のいい人が腰痛になる」のだそうだ。

実際、腰痛の人は一晩に6回程度しか寝返りしない、またはできないという共通点があるのだそうな。

一方、腰痛のないおぢのようなタイプは一晩で24回も寝返りを打つとか。

実際には、寝相がいい人というのは、「体が硬くて寝返りできない人」のことを指す。

寝返りしないと、腰の周りの筋肉や血管などが内臓の重さで潰れ、そこが酸欠になって、これが腰痛に繋がるのだとか。

しかもこういう人は、腰周辺だけでなく、胸や背中、腕、足の大腿四頭筋まで硬いため、寝返りが困難になるのだとか。

だから腰痛になるそうな。

寝返り、実は全身運動だそうです。

ってことで、番組では50年来の腰痛という方などが、寝る前に「腰をねじったり」「ひざを抱えたり」「タオルで足上げ」などのストレッチを2週間続けたわけ。

そうすると、それだけで腰痛が解消したり、和らいだりした。

おぢの旧友にも腰痛持ちはごまんといる。

定期的に病院に通ったり、コルセットというのか、腰バンドというのか、腰に巻いておる。

腰のバンド、ジジ臭くて、なんとも情けない印象だ。

そんなこんなですが、ようは運動不足で身体が硬いだけってことと今回の番組で判明いたしました。

詳しくは、上記NHK「ガッテン!」のホームページにストレッチ方法が載ってますので、まずは2週間、寝る前に続けてくださいな。

これで長年苦しんできた腰痛が解消するなら、まことけっこうな話でござる。

腰痛の原因、意外なものなのでした…

ってことで、観終わった夫婦は、朝から何もしておらんことに気がついて、そそくさとスポーツジムに向かましたです。

でもって、30分のウオーキングで暖まったところで、筋トレにストレッチをいつもより丁寧にしてみたのでした。

「腰痛防止は筋トレ」とばかり思ってましたゆえ、改めてストレッチの重要性を感じた夫婦なのでした。

 


米大統領候補二人も、米議会もTPP反対で、安倍首相は国会採決の意味不明

2016年11月08日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス2度。

いまはまだ静かな朝ですが、これから雨やところにより雷を伴う荒れ模様のお天気だそうな。

最高気温も8度とか。

そうこうしておるうちに雨が降ったり、止んだりじゃ。

明日は一転、最高気温もマイナスとなり、吹雪だそうな。

厳しい冬の訪れを実感する、きょうこのごろの北海道ニセコでござる。

さて、

TPPですけど、衆議院本会議での採決が見送られたそうだけど、10日には採決するそうな。

山本農水大臣の辞任を求める野党に配慮したためだとか。

いずれにせよ、採決するというからよくわかりません。

いや、TPPの内容がそもそもサッパリわかんない。

キャノングローバル戦略研究所の山下一仁という元農水官僚は、「TPP反対論は論理破たんしている」、というけれど、これをよく読むと、なんだか子供っぽい論理で??? 疑問符が三つもつく感じですわ。

オバマは賛成ですけど、大統領候補は二人とも反対だ。

この山下研究主幹によると「アメリカにTPP怖い病が蔓延し、TPPの議会承認はほぼ不可能になりつつある」という。

なのになんでニッポンの国会がこれを決めるのか。

安倍首相は、新大統領が決まる前に日本がTPP賛成を表明すると、「(米国の)批准に向けて後押しになる」と申しておる。

実際には、米議会の承認もほぼ不可能で、大統領候補も反対です。

言ってることは、とってもトンチンカンな気がしますけど、どうなのよ??? 

アメリカの大統領候補や米議会がともに「TPPについては、賛成か反対か、迷っている」または「いまのところ、どちらとも言えない」「賛成と反対が拮抗している」というなら、「批准に向けて後押しになる」のはよ~くわかる。

ところが、ヒラリーも、トランプも「明確に反対」を表明しておって、議会の承認もほぼ不可能なわけだから、なんの後押しなのかが、わけわかりません。

この間も書きましたけど、自民党はことTPPに関しては以下のように申しておったのです。

 「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。日本を耕す自民党」だ。

 それが180度変わってTPPを採決しようとしておるのです。

上記ポスターのように大反対してきた自民党が一転賛成に回って、一方アメリカはこれから反対に向かうわけ。

TPPは宙に浮いてしまう可能性大、ってことでないの?

TPPがアメリカ議会で批准されるという根拠は、とりあえずどこにもないのです。

ニッポンの国会でいま行われていること、おぢにはさっぱりわかりません。


心と体のコントロール

2016年11月07日 | Weblog

 

Eテレ朝の体操が終わった午前6時35分の気温はマイナス5度。

この冬一番の寒さですが、風もなく穏やか。

晴れの良いお天気で、あまり寒くは感じません。

少しづつではありますが、体が〝冬に慣れてきた〟のかもしれません。

ご当地は道内有数の豪雪地帯ですが、この冬はというと、いまんとこ札幌の方がはるかにたくさん降っておる。

きのうは札幌の中央区で23センチ、南区小金湯で37センチだ。

この時期としては大雪です

一方、ご当地も降るには降りましたが、積雪は数センチに止まっております。

きのうは、午前中こそ吹雪いて大荒れとなりましたが、午後から穏やかなお天気に。

そこで除雪機を出してきて、屋根から落ちた雪を片付け、除雪機の通り道を踏み固めたり。

きのうも書きましたが、冬の間コンスタントに除雪をするには、下地づくりがたいした重要な作業となるのです。

雪のない地方の皆さんには、なんの関係もない話ではありますがね

そんなこんな1時間半ほどの作業を、65歳のじーさんは汗だくでこなしたのでした。

それからそそくさとジムへ。

でもって、ウオーキングと筋トレ、ストレッチといつものメニューをやはり1時間半ほどこなして、またまた汗を流したのでした。

とりあえず体調は良好でござる。

そもそも、おぢはまったくの運動オンチ。

小中高と体育はめっぽう苦手で、通信簿も体育は1、2ばかりなもんだから大嫌い。

跳び箱は飛べない、鉄棒の逆上がりはできないという、酷いもんでした。

そんなこんなですから、球技を筆頭に各種スポーツはどれも苦手。

たいてい皆さんの足を引っ張ったりするので極力避けてきた。

ただしスキーだけは、一人でこつこつ練習できるので、いまもそこそこ滑ることができるわけ。

そんな運動嫌いのおぢですが、社会人となり、仕事をするようになっていきなり目覚めたのです。

ストレス発散と健康管理のためスポーツジムやプールに通い始めたのは20代半ばごろのこと。

いくら酒を呑んでも、仕事のストレスは解消できないとわかってから。

高校時代も水泳の授業は別なクラスの仲間に出席してもらったりしてましたけど、20代になってからようやく泳げるようになった。

この頃は、ジムで汗流してから、プールで1キロほど泳いでおったです。

そして、札幌のとあるジムには36歳からちょうど20年通ったね。

この間に「どよんと気持ちが落ち込んだときは、運動するとスカッとするんだ!!」とわかったのが大きい。

元気がないときほど、体は動かしたくないものですけど、あえて動かすと心も元気になるとわかった。

そんなことで、今もご当地でジムに通いし、それとは別にズンバを楽しんでおる。

不思議なもんです。

自分をちゃんとコントロールできるようになったことで、おぢはいまもこうして元気でいられるわけなのです。

それでも、運動オンチはちゃんと引きづっておって、ズンバではくるりと180度回る動作や、クルッと360度回転したりって動作があったりするのですが、これがまったく不得意。

新しい動きを覚えるには、しばらく時間がかかる。

ま、本人は脳トレと思って頑張るわけですけどね。

ズンバが楽しいのは、新しい動きが次々出てくるためだし、使う音楽もロックだったり、インド音楽風だったりと多種多様で変化に富んでおるからか。

いずれにせよ、「自身の心と体をコントロールする方法は、若いうちにちゃんと見つけておくとよいですよ」と若者にアドバイスしておきまする。

余計なこととは思いますが、これも老婆心、もとへ老爺心でござる。

スマンね!! 

 


まさかの「EU離脱」で、まさかの「トランプ勝利」、考えたくもないけれど…

2016年11月06日 | Weblog

 

午前6時の気温は零度で外は猛吹雪!!

雪が渦を巻いたり、真横から降ったりしております。

きのう日中は、雪から雨に変わり、すっかり雪は融けたのですが、今朝は湿った重い雪がビュンビュン吹きつけておる。

ご当地では珍しい大荒れのお天気になっております。

札幌管区気象台の予報によると「6日昼前まで落雷や突風、ひょう、電線着雪、ふぶきによる交通障害に注意してください」とのことだ。

ようするに、外出して歩いてはいけませんってこと。

日曜日は「ジムで汗を流す」ことになってますので、吹雪が治まる午後からテンション上げてガンバることにいたします。

写真はきのう午後おぢが発見した雪に描かれた怪しいスジでござる。

太さはオフロード自転車のタイヤぐらいあって、それが我が家からうねうね道路まで続いておる。

小動物のしっぽにしては、足跡がない。

ってことで、想像したのは巨大なヘビ。

我が家の煙突にでも巣くっていたヘビが逃げ出したか!?

ヘビは「家の守り神」ともいうので、これが逃げ出したってことは、いよいよ我が家もピ~ンチ!!

何時間にもわたって、あれだこれだと、推測しては気持ちも悪くなったわけなのです。

ハニーさんと二人して、何が何だかわからず、ゾゾーっとしておった。

ですが夕方になって、ハニーさんが「あっ!!」と言って、「あれって、電線の雪が落ちたんじゃない!!」

二人ともなかなか気づきませんでしたが、まさにその通り。

家から出ておる電話線に着雪した大量の雪が、一度にドンと落ちたため、ほぼ真っ直ぐのスジが雪の上に描かれたってことのようじゃ。

巨大ヘビでも、小動物でもなかったわけ。

スジの真上を眺めれば、すぐに分かった話でござる。

ま、巨大ヘビがいてもおかしくはない、山暮らしですけどね、、、

さて、

アメリカ大統領選挙の行方が不透明だとして、世界の株価が大混乱。

なかでもニッポンの株価は暴落と申していい状況だ。

イギリスのEU離脱の国民投票もそうでしたが、離脱に投票した人でさえ「まさか!!」と言った、狂気の沙汰が起きたのは記憶に新しい。

EU離脱が決定すると、こんないいこと、あんないいことがあると申しておった離脱派のリーダーも「あれは根拠がなかった」と言い出す始末。

世界の株価を大暴落させたEU離脱の大騒ぎですが、今度はアメリカ大統領選で、似たりゴンベが再現されるかも知らんという異常事態ですわ。

ヒラリーが優れておるというわけではないけど、政治経験が全くなくて、あまりに極端で、あまりに下品なトランプでは、世界が混乱する。

EU離脱でわかったけど、「民主主義は常に正しい判断をするわけではない」ってことで、トランプの当選も大いにあり得るわけだ。

トランプを支持しておるのは、いわゆる「プアホワイト」、貧しい白人だそうです。

格差社会が生んだ下層階級の人々が、大金持ちの差別主義者で、移民を排除せよというトランプを支持しておる。

移民や不法移民が、貧しい白人の仕事を奪うから、「移民は出ていけ、国境に壁を築け」という暴言に痺れておる構図だ。

週刊文春、「池上彰のそこからですか!?」によると、トランプを支持しておるというアリゾナ州の共和党事務所を訪れ、広報担当に話を聞いたら、どうもトランプを応援しようという気がないのだという。

なぜか?

不法移民を追い出せとトランプは言うけれど、そんなことをしたら、大規模農場の経営者の共和党員は、賃金コストが上がるから困るというのが本音だそうな。

共和党員の中も、割れておる。

いずれにせよ、イギリスのEU離脱のように「まさかトランプが当選するはずない」とトランプに投票する人のおかげで、思わぬ結果もありえる。

トランプ支持の根底にあるのは、大金持ちと貧困の2極化だ。

つまりは、豊かな中間層がアメリカから姿を消してプアホワイトが激増し、トランプに期待がかかった、ってことのようでござる。

でも保守層であっても、誰もがトランプ支持かというと、上記の農場経営者みたいな話もある。

「ヒラリーでは変化が望めない」ゆえ、トランプ支持ってことらしいけど、病んでますなぁ、あの国も、この国も、どの国も…


10センチ超え、ニセコはこの冬一番の積雪だ

2016年11月05日 | Weblog

 

午前6時の気温は零度。

寒い感じがしないのは積雪のせいでしょう。

10センチを超えるこの冬一番の積雪です。

あたり一面、白銀の世界ってことで、いきなり元気なおぢでござる。

毎年11月から12月にかけては、日がどんどん短くなって、気分が落ち込みます。

それが、ドンと雪が積もると、いきなり元気になる。

不思議なじーさんです。

この調子ならスキー場は場所によって、早々とオープンするところもあるかもしれません。

この冬、早々と深雪パウダーが楽しめるかもしれません。

なんだか楽しみだなぁ、、、

その一方、きょうは除雪機を動かして、家の周りのあちこちを踏み固めなければなりませぬ。

シーズン初めに、地面を踏み固めて「下地」をしっかり作っておかないと、その後の除雪がスムーズできないことになっておる。

下地がないままだと、除雪機はずぶずぶ雪に埋まってしまい、身動き取れなくなることがある。

下地づくりはシーズン初めにしておかねばならん、豪雪地帯の大事な作業なのでござる。

そんなことで、きょうは仕事が忙しい上に、この冬一番の雪だ。

仕事も除雪もばたばた大急ぎで決着つけねばなりませんので、今日はたいした忙しい。

そんなことで、当ブログは手抜きでござる。

スマン、またあしたね!!

 


映画「人生スイッチ」が良かった!!

2016年11月04日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス2度。

デッキにサッと雪が積もっております。

昨夜の雨からみぞれに変わって、足元はザックザク。

風もあって、6時を過ぎても街灯は点いたまま。

寒くて暗い朝でござる。

今年は冬が早いです。

ところで、

きうのは文化の日、我が家も少しぐらい文化的なことをせねば…

ということで、ハニーさんがかねてから観たいと申しておりましたスペインとアルゼンチンの合作映画「人生スイッチ」をビデオ屋さんから借りてきたのでした。

オムニバス映画で、公開当時、世界の映画祭にノミネートされたり、数多く受賞したりの傑作映画なのです。

これがなかなか面白かったです。

話は6話あるのですが、ネタバレになるので詳しくは書けませんけど、おヒマな時に借りてみてはいかがか。

相当過激なブラックコメディー、なかなか笑かしてくれるのでした。

さて、

ロシアとの関係改善で北方領土返還に道筋をつけたい政府、サハリンと稚内間の50キロに送電線を引き、電力を輸入する計画があるとか。

ロシアの電気は余っておって、コストはニッポンの3分の1だという。

多角化は電気代の低減に役立つね。

元々はソフトバンクのアイデアだったと記憶しておる。

実際、第2次大戦前には、サハリン-稚内間に電話線が引かれておった経緯もあるから、難しいことではございません。

これにうだうだ申しておるのは、北電の社長さんだそうで、地域独占、競争というもんを知らずに経営してきたツケが回ってきただけ、と申しておきましょう。

今年の春にスタートした小売り電力自由化で新電力が次々誕生する中、ロシアからの電気を輸入する話だ。

相対的に値段の高い北海道の電気、この先安くなる可能性も出てきて嬉しくもなりまする。

 ところが、

毎度毎度のことですが、経産省が福島原発事故の賠償を新電力にも負担させるとかわけわかんないことをまたまた言い出した。

このお役所は、よくもまぁ説得力のないアイデアを次々と繰り出すものかと呆れます。

東京新聞電子版が報じた「福島原発事故賠償、新電力も負担案 電気代に上乗せか 経産省方針」の記事でござる。

これ、東京電力福島第一原発の事故被災者への賠償費を工面するためだそうな。

「絶対安全」だからと言って全国各地に原発を建設したのは、経産省などニッポン国政府でござる。

しかも「コストが安い」と言い続けてきたわけですから、福島の事故の賠償だって「東電が自力ですべきこと」ですわ。

100歩譲ったとしても、原発を所有する9電力会社、この原発一家が負担するのが正しい。

なんで関係ない新電力に、福島の事故の負担をさせるのか、おぢには意味不明。

相対的に電気料金が安くなる新電力に、顧客が雪崩を打って流れるからでしょう。

原発を所有する旧電力会社、経産省の天下り先でもあるけど、これをどこまで応援するんだか!!

市場原理に任せていただきたいと思うけどね。

経産省は「『過去に原発の電気を利用した分』として追加負担を求める方向で検討に入った」そうだ。

あまりに不可解な説明で、おぢにはとうてい理解ができません。

もし新電力にも福島の賠償を負担させたいのなら、利用者である国民にこれまで申してきたことは「大ウソでしたごめんなさい」くらい言ってもらわんことにはどもこもならん。

ニッポンのお役人は長らく「無謬」とか申してきました。

間違うこと、つまりは「誤謬」などないということでしたけど、実際には過ちばかり。

そして責任は一切取ることはなく、そのツケは国民に付け回す。

ニッポン国を事実上操る官僚さまは、ホントに国益が最優先か?

省益最優先だったり、自身の天下り先の確保が最優先のような気がしますけど、どうよそのあたり???


100歳は何を食べてる?

2016年11月03日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス1度。

つい先ほどからみぞれ混じりの細かい雨が降り始めました。

北海道の北部では雪だそうです。

ご当地は常緑樹以外の木々の葉っぱは大方落ちてしまって、寒い朝を迎えております。

毎度、毎度のことですが、ズンバの翌朝はなかなか目が覚めません。

だけど、自分の体はちゃんといじめないといけません。

怠けておると、ソッコー病気になる世代なのじゃ。

運動と食事が長生きのポイントでござる。

そんなことで今週は珍しく「週刊ポスト」を購入いたしました。

「間違いだらけの『食べ物』と『寿命』」、それに「年金コンピューターに『計算ミス訴訟』続発中」に惹かれたのでした。

でもって、100歳は何を食べておるかというと、肉と米だそうな。

青汁のキューサイの「100歳まで楽しく歩こう課」によると、100歳が日常生活で好きなことといえば、「テレビを観る/ラジオを聴く」が71%で1位。

2位は68%の食べること。

そして100歳以上の男性が食べておるのが圧倒的におコメと肉だそうだ。

女性は野菜や果物を好む。

なかでも好きな食べ物はというと、これが若い世代のニッポン人と変わんないというから驚いた。

「天ぷら」「カツ」「すき焼き」「お寿司」など、いわゆる御馳走というわけ。

その一方、「酢の物」「昆布」「納豆」「豆腐」「ヨーグルト」「野菜」など、体に良いとされている食べ物を好むという回答もあったそうな。

まとめると、100歳は「肉、米、ジャコ、うなぎ、大豆、野菜全般、ヨーグルト、緑茶、みそ汁、わかめ」を食べておる。

ようは肉を含む和食です。

「ジャコとうなぎ」以外はおぢもほぼ毎日食べておるじゃん!!

フムフムと思ったら、「早死にする人の食べた物」ってのもあった。

ハーバード公衆衛生大学院井研究によると、ホットドック1本、ベーコン2枚を毎日食べ続けると死亡リスクは20%増。

そして問題なのがジャガイモだ。

ジャガイモを高温で調理するフライドポテトやポテトチップスにはアクリルアミドという発がん性物質が含まれておるそうな。

また、フライドチキン、魚のフライ、ドーナツなどの揚げ物を週に1度以上食べた男性は、月に1回未満の人に比べ、前立せんがんのリスクが30~37%増加したそうな。

ようは揚げ物はヤバイので、「控えめに」ってことらしい。

考えたら、おぢは基本、揚げ物大好きですわ。

揚げ物に、高温で調理したジャガイモはリスクでした。

気をつけることにいたします。

そんなことで、今後はジャガイモは極力茹でていただき、揚げ物は月1回未満にいたします。

記事の最初の方を読むと、100歳への道、「遠くはないぞ!!」と思ったけど、揚げ物がリスクで、なかなかしんどいことになっておったポストの記事なのでした。


貧しくて結婚できないニッポン

2016年11月02日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス2度。

しらしらと夜が明けてきましたが、6時現在、街灯は点いたまま。

今年の冬至は12月21日だそうですから、さらに日が短くなる。

何とも淋しいきょうこのごろ、いつも書いてますけど、おぢはこの時期が一番苦手ですわ

それに加えて10月下旬から例年になく寒い日が続いております。

今週は寒さが続くようです。今年は冬の訪れが早いけど、雪の量はどうなんだろ?

多けりゃ除雪でしんどいものの、深雪パウダーもたくさん楽しめるわけで、痛し痒しのおぢじゃ。

ご当地の人気スキー場、ニセコグラン・ヒラフスキー場は今月23日、あと20日あまりでオープンの予定です。

さて、

厚労省の政策研究機関である「国立社会保障・人口問題研究所」というところが、9月15日に「第15回出生動向基本調査」というもんを発表しておる。

平たく言うと「結婚と出産に関する全国調査」だそうな。

これによると結婚への障害は「結婚資金」が最多だという(結果の概要8ページ)。

結婚意思のある18~34歳の未婚者に、結婚への主な障害を聞いたら、男の43.3%、女の41.9%が結婚資金と答えておる。

男の2番目は「結婚のための住居」というからこれもある意味カネだ。

女の2番目は「親の承諾」だそうな。

結婚における最大の心配ごとは、ニッポンではカネってことだ。

1億総中流と呼ばれた時代には、こんなことはなかった気がします。

アメリカもそうですが、ニッポンでも中流家庭、中間層が減ってきておることが、結婚しない、出来ない理由の大きなポイントでござる。

貧乏→結婚できない→子どもが減る→経済発展が望めない→貧乏→結婚できない。

ってことで、社会はまさしく「負のスパイラル」でござる。

NHKスペシャル「シリーズ マネー・ワールド 巨大格差の果て」でも指摘しておりましたけど、現在は世界史的にも「格差が最大」になっておるそうだ。

理由はIT化とグローバル化だという。

現在は、「世界で最も裕福な62人と下位36億人の資産が同じ」というから、格差もここに極まった感がある。

異常事態でござる。

なぜこうなるのか?

爆笑問題のふたりが、「シャンパンタワー」にワインを注ぐことで映像化しておった。

これまでのように、同じ大きさのワイングラスを何段にも重ねて、上からワインを注げば、上から順にグラスは満杯になって、一番下にも滴り落ちる(トリクルダウンです)。

ところが現状はというと、一番上のグラスが桁違いに巨大化(超富裕層)し、これがいっぱいになって、それから下のグラスに滴るわけですから、下はいつまでたっても滴り落ちてこない。

加えて注ぐワインの量が少なければ、下には到底落ちてこない。

これが中間層がどんどん減ってきた理由です。

地球規模で起きておる社会の現実でござる。

ま、比較的中間層が豊かなのは、北欧諸国だけだろうと思いますけどね。

そんなこんな、大富豪ばかりが儲かってそれでいいのか?

そう考えたシアトルの若い会社経営者は、自分の給料を大幅に減らして、従業員の給料を最低でも2倍にした。

すると社内で結婚が増え、子どもが増え、従業員にやる気が出て、業績がアップした。

あの東西冷戦時代、資本主義国家の中間層は豊かでした。

経営者は、社会主義を意識し、従業員が社会主義、共産主義になびかぬように、厚く手当した。

ところが、東西冷戦が終わり、資本主義がひとり勝ちとなって、資本家の大暴走が始まった。

経営者は、自分のワイングラスだけ巨大化させてしまったわけだ。

おかげで中間層は激減し、格差社会が広がった。

大金持ち(年収1億円以上)の優遇税制を止めたり、所得税の傾斜配分を上に厚くしたりと、行き過ぎた資本主義に歯止めをかけないと、拙いんじゃないのか。

おぢは基本的に資本主義を肯定的には見ておりますが、「強欲資本主義」とでもいう行き過ぎた現状は、社会をゆがめてしまうのだと思う。

アメリカやロシア、フィリピン、そして日本でも、怪しい指導者が台頭する背景には、国民のイライラ感なんかがありそうな気がしますけど、どうなんだろ???

本気で中間層を豊かにしないと、21世紀の世界、変ちくりんなことになりそうで、漠然と怖い気がいたします。


「耳鳴り」発症から1年、、、

2016年11月01日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス2度。

昨夜もけっこうな量の雨が降っておった。

おかげでデッキは凍てついてツルッツルでござる。

予報によると、日中の最高気温もプラス2度に止まるらしい。

「曇り時々雪」のお天気だそうです。

そうこうしておるうちに、ちらちら雪が降り出しました。

きょうから11月、なんとなく寂しい初冬の朝でござる。

そんな昨夜は、

録画しておいたNHK土曜ドラマ「スニッファー 嗅覚捜査官」を拝見しましたです。

阿部寛さんに、香川照之さん、吉行和子さんなど、芸達者多数がご出演ですわ。

で、映像がよいのです。

このディレクターさん、たいへんなセンスでそう遠くないうちにNHKを辞めて、映画撮るんじゃないかと期待もしております。

番組ホームページによると、このドラマ、そもそもは2013年にウクライナで製作された世界的な大ヒット作品だそうな。

海外テレビドラマ祭で数々の賞を受賞し、「すでに60か国以上が放映権を取得、世界に先駆け日本でリメイクされる」のだそうだ。

リメイクも重厚な仕上がりですから、NHKは番組の輸出も視野にあるんだろ。

内容はというと、

「特殊な重要犯罪にだけ、事件解決のコンサルタントとして呼ばれる男がいる。その名は華岡信一郎。別名“スニッファー(匂いを嗅ぐ人)”。人並み外れた鋭敏な嗅覚を持つ彼が、ひと嗅ぎすれば犯罪はもちろんのこと、全てのナゾを暴いてしまう」というもの。

全7回だそうで、これもたいそう楽しみな今秋のドラマ、お勧めなのでござる。

この秋、TVドラマはどれも充実しておると思う。

週刊文春恒例、辛口批評で知られる今井舞さんの「不作すぎる秋ドラマ」は外れドラマの数々を列挙しておった。

それはそれで説得力があるのですが、前のクールに比べりゃ、今クールは桁違いの面白さだと思うけどなぁ、、、

今井さんご指摘のように「IQ246~華麗なる事件簿~」の織田裕二さんの「大仰な被り物演技」は確かに気持ちが悪い。

「相棒」の右京さんをパクッたつもりかもしれませんけど、あの暑苦しい日焼け顔ではねぇ、、、

申し訳ないけど、あの暑苦しい顔、キモイと思う。

TBS日曜劇場、大失敗でござる。

ところで話は変わりますが、

おぢに耳鳴りが発症したのは去年春のことでした。

最初は「キーン」という不快な音が四六時中しておって、心も体もけっこうなダメージを受け、参っておった。

なにせ医者に行っても「治らない」というのですからショックも大きかった。

その後、下の写真のサウンドジェネレーターという機器をご近所のご親せきからお教えいただき、病院で処方してもらい、お試しで使ってみたのです。

そのお試し期間を経て、ちゃんと購入したのが去年10月末のことでした。

そう、今日でちょうど丸1年経ったのです。

それ以来、ずーっと重宝しております。

っていうか、耳鳴りの酷いとき、日中だったり夜だったりを問わず、耳に装着しておる。

以前は24時間着けてましたが、いまは耳鳴りの大きいときだけの限定使用に留まっておる。

何日も着けない日があったり、一日に何度も着けたり外したりという日もある。

夜寝る時でさえ、まったく使わない日も多くなってきた。

すっかり熟睡できるのです。

これ、「TRT療法」といいます。

耳鳴りの「キーン」という不快な音を緩和する「音を使った治療法」で、以前、NHK「ためしてガッテン!!」で放送しておました。

一説によると、耳鳴りとは、聞こえにくい周波数の音があるので脳がムリをして聞こうとして雑音を拾うために起きる現象だそうな。

そこで聞こえない音と同じ様な周波数の音を出して、脳を慣らしていくのがこの療法らしい。

目指すところは「耳鳴りがあっても気にならないこと」だそうで、まさにどんぴしゃ!!

耳鳴りが気にならない日が、圧倒的に多くなってきたのです。

おぢの場合は、天候不順、特に低気圧が接近すると酷い気がします。

そんなときはトットと着けますが、しばらくすると、機械が発する音の方が大きい気がして外します。

音量の調節は10段階、音質もいくつかの中から2種類選択できますがね。

いずれにせよ、たいした助かってます。

なにより、「これを着ければそのうち治まる」という安心感が大きい。

時々失敗してしまうのが、朝のシャワーを浴びるときですわ。

お風呂の入り口には、大きな字で「耳」と書いておいたけど、それでも装着したままシャワーを浴びて、慌てて取り外すのです。

一度は完全に水没し、壊れてしまって、修理をお願いした。

その際も、おぢの耳鳴り周波数に合わせたサウンドジェネレーターが自宅に届いてから、修理に発送する手順ですので、大いに助かった。

数少ない読者の中に耳鳴りの方がいるならぜひお試しくださいな。

友人知人に耳鳴りで困っている方にもお話してみてください。

詳しくは「TRT療法」を行なっている耳鼻科のある病院にお尋ねくださいな。

あくまで対症療法ですが、楽になる可能性があります。

ためしてみる価値はおおいにある。

機器は5万円程度で購入できますので、ヨロピクね!!