nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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建築士とケアマネジャー、その報酬

2007-10-07 22:33:58 | ケアマネジメント
ケアマネジャーの仕事は建築士の仕事と通じるところがあると思う。
建築士は施主からその要望や希望を聞き、建築基準に適合するかを配慮しながらどのような部材を使うかを決め、建築に携わる大工、左官、塗装工、瓦職人などを人選して、建築に取り掛かる。施行、引渡しから3年後には各部材の点検、10年後には構造の点検を行う。
ケアマネジャーはお客様から要望なり課題なりを把握し、その解決のための手段を考慮、実際にケアにあたる事業所もしくは人間を選び、プランニング当時の目標が達成しているかどうかの点検を行い、次のプランに生かすという作業を行っており建築士と同じような仕事といえる。
彼とケアマネジャーの違いはその認知度と評価。まずこれが違う、建築士は世間から一定の評価を得ており、その評価は報酬に結びついているがケアマネジャーは社会からの評価が定まらない状態にある。
建築士の評価はその建築物のできによって行われ、現物をみることができるので容易に判断ができるがケアマネジャーのつくるものは可視化できないプランであり、その成果、達成度にはいくつかの要素が加わることでさらにその評価が難しいものとなっている。
ケアマネジャーの質の議論は継続しているが、はやく評価にいたる手法の解決が待たれる。
その第一歩はケアマネジメントが他の要素によって左右されない内容にする必要がある。
たとえば他のサービスを考慮しすることなく純粋にケアプランを作成すること、たとえば事業所の意向にかかわらずケアマネジメントを実効すること、たとえばゆるぎないアセツメントの実効とその行為から導き出されるケアプランに実効を徹底すること
ここからはじめないとケアマネジャーが行った仕事に対する正当な報酬は難しい。
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