nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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専門性についての3

2007-10-18 14:36:29 | ケアマネジメント
「介護の『質』に挑む人びと」加藤仁氏著から竹内孝仁氏の文章からここ数日書き込みをしているが、今日もその続き。
さらに専門性のこと。
施設のケアマネジャーの位置、業務に関していくつか思いつくことを述べる。
やはりアセツメントをおこなっているでしょう、当社でへチームによるアセツメントをと考えているが、実行するには乗り越えなければならない壁がいくつかある。たとえば、費用負担のあり方、医療関係者を中心としたチームの場合、その費用は医療保険で患者の負担が発生するし、介護保険のサービス提供者を中心としたチームでは直接的費用は発生しないが参加するメンバーはその後のサービス利用に期待をしているという側面があり、今の制度で在宅におけるチームよるアセツメントの実行は工夫が要る。
これに対し施設内では費用の直接的負担は考えなくていい、問題は実行にいたる筋道が引けるかどうかでしょう。
そこで、何事につけ新規的ことを起こそうとするときの手順は
1、提案する
  根拠をしめす
  根拠がなければ張ったりでいく
  あとは根気よく続ける
2、反対があったら
  やらないこととやることのメリット・デメリットを示す
  やるときの負担を軽減する方法を示す
  行なった後の姿を説明しイメージさせる
3、実行となったら 
  成果がでやすい箇所から行なう
  信頼のおける人にお願いする
  必ず評価をする
  失敗してもめげない・原因追求する
  原因除去して再度トライ
  場合によっては他の方法も検討する
  計画したことは方法なのか成果なのか  
施設でのケアマネジャーは実務ではないのですから、介護職を説得、味方にするには自信のある態度で根拠ある説得法でなければ、だれも耳を貸さないでしょう。
施設のケアマネジャーは頭脳で勝負するしかない、ゆわばそこに専門性を発揮しなければ誰も味方にはならない。
施設のケアマネジャーの専門性の必要なことは以上ですが、問題はその専門性をいかに発揮するか、いかに身につけるか。その回答はいまの研究段階では不十分な内容ではないかと思っています。ケアマネジメントの専門性は、その個人に委ねられているパフォーマンス、ケアマネジメントの専門性の研究とその手法、実行する場面のあり方が相互に関係して、なかなか個人だけでは解決の得られない問題だと思う。
いま、ケアマネジャーでこの問題に取り組んでいる人はいる、研究者もいる。ないのがケアマネジメントを実行する場であろう。場をどう作るか、どうやって今の職場で作るのか。
問題を整理して、皆でやるしかないか。
コメント
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