お返しの心理

きつく断っても、笑顔で何度か訪問を受けている内に、
断っている方が次第に負い目を感じ始め、
その負い目から心理的バランスを取ろうとして、
やがて「話だけだぞ。」と固く閉ざされていたはずの
扉が開くことがある。

心理学でいうと何ていったんだろう。
負い目の法則だったか、恩返しの法則だったか、
まあ、言い方は何でもいいと思いますが、
そんな心理的な意図もなく、強い思いから行う人もいますが、
「お嬢さんをくださ～い。」とか「私を弟子にしてくださ～い。」は、
そっちの可能性は大。

一方、相手の「申し訳ないなあ。」と言う人の善の部分に
意識的、策略的に働きかける人もいます。
ビジネスに関係している場合は、この可能性があります。

ピンポ～ン。とチャイムが鳴って、
初めての人、何度目かの人が訪れてくれます。
笑顔であったり、ちょっと警戒しながらであったり、

数ある心理カウンセリング関係の中から、
何の権威も、名声もない私の所へ相談に来てくれた人達。
訪問を受ける度に、精一杯やらなければと強く思います。

この心理も、先ほどの心理的負い目と似てバランスと取ろうとする
心理が働いているのだろうと思いますが、
「申し訳ない。」が「ありがたい。」に変わっています。
これ、心理学的には何と言うんだろうか、
心理的バランスを取ろうと働く、どうせなら、こちらの方が良いですよね。

よしそうか。と思って恋愛でやる場合は、
一つ間違うとストカ―扱いされることもあるので気をつけましょう。

催眠療法＆心理療法　神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計