私がお世話になったクリア研究所は、
主催者の仲山和輝氏がTV局からの出演依頼が
数多くあったこともあり随分多くの相談者が訪れ、
そのおかげで私も数多くの経験を積ませて頂くことが出来ました。
数多くの相談者の中には催眠に多大な期待を
寄せられている方もおられました。
「催眠で自分を大物になれるようにしてほしい。」
「私を好きになるようにある女性に催眠をかけて欲しい。」
「自分の妻が浮気をしているかどうか催眠をかけて白状させて欲しい。」
このような相談は、ちょっと困った相談なのですが、
これらの相談が何故、そうであるのかの説明は省かせて頂きますが、
「催眠でタバコを止めさせてほしい。」
これも、相談に訪れた方が持つ多大な催眠のイメージが
伺えるチョッと困った相談の一つです。
催眠は、誘導者によって何でもかんでも人を思い通り出来るものではなく、
その人の心が納得するものを引き出すことが出来ますが、
そうでないものは、どうにも出来ません。
こう言うと、その方のタバコを止めたいという気持ちは嘘だと言うのか、
そう言う人もいると思います。
嘘ではなく本当の気持ちなのですが、
相談内容で話されているタバコを止めたいという気持ちと、
そこでは語られていない、タバコを止めたくないという気持ちの、
バランスの問題なのです。
「止めたい。」と「止めたくない。」の二つの気持ちの総量が
10だとすると相談に訪れた方のその時のバランスは、
止めたいが4~1で、止めたくないが、6~9となっているから、
タバコを吸っている訳です。
催眠でアプローチをすれば、小さい方の本当の気持ち「止めたい。」を
引き出すことは簡単ですが、この二つの気持ちの差が大きいと
持続が期待できなくなるのです。
もしかすると、3時間?一日?2日?持続するかもしれませんが、
多くのことを期待できなくなります。
これは、催眠で自分の名前を忘れるといった反応と同じです。
これも催眠を解かなくとも、自然と元に戻ります。
本人の心にとって、その状態が不自然だからです。
不自然な状態は、自然な状態へ戻ろうとする力が働き、
元の状態へと戻ります。
だからってその都度毎日催眠をかける訳には行かないでしょう。
可能性は上がりますが、上がるだけです。
それに、そこまで時間と費用をかけるのもどうかと。
このような相談の場合、禁煙に成功する方は、
催眠での援助を求める前に、しっかりとした意思を持っている方です。
「今日からタバコを止めようと決意しているのですが、
催眠によって少しでも負担が減ればと思っています。」
こんな感じの方は、上手くいく可能性が非常にアップします。
この違い分かって頂けると思います。
最近の傾向として愛煙家の方は肩身が狭くなってきています。
そして、健康という名目でかけられる税金が上がろうとしています。
これからも禁煙者が増加すると思いますが、
タバコを止めること自体は、本気で決意すれば止めれるものです。
どんな愛煙家も、仮に、あと一本でも吸えば命を無くすことが、
確実であるならば、ピタッと止めるからです。
命までも行かなくとも、大好きな人から、
「タバコが健康に悪いかどうか真実は分からないけれども、
どうしても心配してしまうの、私に安心をプレゼントして。」
何て言われると、それもまたピタッと止めれたりします。
催眠は、堤防を完全に決壊させる最後の一注ぎの力はあります。
しかし、全ての水を注ぎ込むだけの力はありません。
このことは、催眠療法で世界的に有名なミルトン・エリクソンも
「心の問題を解決するにおいて、催眠だけでそれをやることは困難を伴う。」
と言っています。
さて、長くなりましたが、最後に本気で禁煙を始めようと思われる方へ。
禁煙を始めると、身体が求める欲求に負けて断念する方が多くいますが、
どうか最初の3日間がんばりましょう。
身体が強く求めてくるのはいつまでも続きません。
3日、それを乗り越えれば嘘のようにそれは弱くなります。
3日、3日だけなのです。
催眠は、その3日間を少し楽にすることを担当することは出来ます。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計
主催者の仲山和輝氏がTV局からの出演依頼が
数多くあったこともあり随分多くの相談者が訪れ、
そのおかげで私も数多くの経験を積ませて頂くことが出来ました。
数多くの相談者の中には催眠に多大な期待を
寄せられている方もおられました。
「催眠で自分を大物になれるようにしてほしい。」
「私を好きになるようにある女性に催眠をかけて欲しい。」
「自分の妻が浮気をしているかどうか催眠をかけて白状させて欲しい。」
このような相談は、ちょっと困った相談なのですが、
これらの相談が何故、そうであるのかの説明は省かせて頂きますが、
「催眠でタバコを止めさせてほしい。」
これも、相談に訪れた方が持つ多大な催眠のイメージが
伺えるチョッと困った相談の一つです。
催眠は、誘導者によって何でもかんでも人を思い通り出来るものではなく、
その人の心が納得するものを引き出すことが出来ますが、
そうでないものは、どうにも出来ません。
こう言うと、その方のタバコを止めたいという気持ちは嘘だと言うのか、
そう言う人もいると思います。
嘘ではなく本当の気持ちなのですが、
相談内容で話されているタバコを止めたいという気持ちと、
そこでは語られていない、タバコを止めたくないという気持ちの、
バランスの問題なのです。
「止めたい。」と「止めたくない。」の二つの気持ちの総量が
10だとすると相談に訪れた方のその時のバランスは、
止めたいが4~1で、止めたくないが、6~9となっているから、
タバコを吸っている訳です。
催眠でアプローチをすれば、小さい方の本当の気持ち「止めたい。」を
引き出すことは簡単ですが、この二つの気持ちの差が大きいと
持続が期待できなくなるのです。
もしかすると、3時間?一日?2日?持続するかもしれませんが、
多くのことを期待できなくなります。
これは、催眠で自分の名前を忘れるといった反応と同じです。
これも催眠を解かなくとも、自然と元に戻ります。
本人の心にとって、その状態が不自然だからです。
不自然な状態は、自然な状態へ戻ろうとする力が働き、
元の状態へと戻ります。
だからってその都度毎日催眠をかける訳には行かないでしょう。
可能性は上がりますが、上がるだけです。
それに、そこまで時間と費用をかけるのもどうかと。
このような相談の場合、禁煙に成功する方は、
催眠での援助を求める前に、しっかりとした意思を持っている方です。
「今日からタバコを止めようと決意しているのですが、
催眠によって少しでも負担が減ればと思っています。」
こんな感じの方は、上手くいく可能性が非常にアップします。
この違い分かって頂けると思います。
最近の傾向として愛煙家の方は肩身が狭くなってきています。
そして、健康という名目でかけられる税金が上がろうとしています。
これからも禁煙者が増加すると思いますが、
タバコを止めること自体は、本気で決意すれば止めれるものです。
どんな愛煙家も、仮に、あと一本でも吸えば命を無くすことが、
確実であるならば、ピタッと止めるからです。
命までも行かなくとも、大好きな人から、
「タバコが健康に悪いかどうか真実は分からないけれども、
どうしても心配してしまうの、私に安心をプレゼントして。」
何て言われると、それもまたピタッと止めれたりします。
催眠は、堤防を完全に決壊させる最後の一注ぎの力はあります。
しかし、全ての水を注ぎ込むだけの力はありません。
このことは、催眠療法で世界的に有名なミルトン・エリクソンも
「心の問題を解決するにおいて、催眠だけでそれをやることは困難を伴う。」
と言っています。
さて、長くなりましたが、最後に本気で禁煙を始めようと思われる方へ。
禁煙を始めると、身体が求める欲求に負けて断念する方が多くいますが、
どうか最初の3日間がんばりましょう。
身体が強く求めてくるのはいつまでも続きません。
3日、それを乗り越えれば嘘のようにそれは弱くなります。
3日、3日だけなのです。
催眠は、その3日間を少し楽にすることを担当することは出来ます。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計