ある時に、ある体験や経験をして、
その体験や経験から
何らかの学びをして、
その学びが重要なものと判断したものを、
その時の感情や感覚と共に
記憶に焼き付けます。
そして、
同じような状況や出来事に対して
脊髄反射のように
心と身体が反応を示すようになります。
大抵の人は、突然、自分の近くで
ドッカーン!と轟音が鳴り響いたら
身体がビクと反応したり、
身体をかがめたり、
頭を抱えたりするとは思うのですが、
心の問題や悩みの状態の時の
自分の身体の反応や心の反応を
この身体の反応や感覚と
同じようなものであって
轟音(出来事)と身体の反応や心の反応の間には
何もないと考えると
人に怒鳴られた(出来事)への
身体と心の反応を
解消したり、軽減するために
誰かに意識して同じような状況を
意図して何度も起こしてもらうことで
怒鳴り声に慣れていくと言った方法を
取ることになるかもしれませんし、
そうとは考えずに
一見、脊髄反射のように思えることにも
瞬間的に何らかの解釈や思考が
働いていると考えると
例えば、人に怒鳴られる(出来事)と
過剰な身体と心の反応の間には、
「自分が酷く悪いことをした。」
「酷い目にあわされる。」
「相手にされなくなる。」
と言ったような何らかの解釈や思考があり
その解釈、思考を変えることで
身体の反応や心の反応を変える方法を
取ることが出来るでしょうし、
何らかの出来事や状況に対する
自分の反応は、脊髄反射だとしても
その脊髄反射が作られた場面には
何らかの解釈や思考があると考えて
その身体や心の反応と深く関わる
過去の場面の何らかの解釈や思考を
変えることで
現在の身体や心の反応を変える方法を
取ることが出来るでしょうし、
脊髄反射が作られた過去の場面と
似たような場面に接近した時に
過去の場面を心の中で再体験していると考えると
心で再体験している過去の記憶(イメージ)を
改善、修正、克服すると言った方法を
取ることもできます。
それらに催眠トランスを活用することもできますし、
催眠トランスでの暗示やイメージングも
活用することもできますし、
その他にもネーミングの付いた方法がありますが
微妙に観点ややり方が違うだけで
基本は、
思考を取り扱うか、行動を取り扱うか、
身体の動作や感覚を取り扱うか、
イメージを取り扱うことによって
最終目的の
感覚や感情を変えることを目的にしています。
それぞれのやり方を単独で行うことも
組み合わせて行う方法を取ることもできます。
どの方法が正しいのか、
どの方法が最先端なのか、
は、あまり意味が無く、
どの方法を、どのように行う事で
その人にとってより効果があるかです。
その見極めや、その方法の使いこなし方が
抜群にやることが出来れば、
最短で最大の効果となるのですが、
そこが、なかなか難しいところです。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計